INITIAL / MARLENE

まさにメンツ買いの一枚です。
日本のフュージョン黄金期を支えた?てか支えている人たちによって制作された、フュージョン黄金期の曲をリメイクしたアルバム。もう「IT’S MAGIC」、「WHAT CAN’T SPEAK CAN’T LIE」なんてタイトル聞くだけでおわかりでしょう。参加メンバーが安藤正容に野呂一生、増崎孝司とか聞くだけでもうおわかりでしょう。もう我々世代には懐かしの曲のアレンジがアップデートして収録されてるんですから。特に「IT’S MAGIC」のアレンジなんて…あのギターリフが全然入って無くて意外な雰囲気だし、則竹さんのドラミングもいかにも則竹則竹してるしね～。そして…音が異常なほどいいんですよね、このアルバム。むしろあまりにボーカルのハスキーさがリアルすぎてちょいと気色悪いくらいかもね。ドラムの音なんて、いろんな響きや雑音の入ったリアルな音から、本来のドラムサウンドのエッセンス～「鳴り」だけを抽出したような...。リアルだけどきれいな音なんです。熟成された楽曲と最新のデジタルテクノロジーでマリーンの復活を表現するこの「INITIAL」。とにかく40代半ばのフュージョンファンの方にはたまらんアルバム…だよね。

ちなみに?というか全然関係ないけど、こないだくるくるライブで見たばかりの坂東慧クン、現在マリーンのツアーに参加中。
実はこの人も鉄チャンだったんですな。

INITIAL / MARLENE
MARLENE(vo)MASAHIRO ANDO/ISSEI NORO/TAKASHI MASUZAKI(g)TEPPEI KAWASAKI/MITSURU SUTO(b)HIROYUKI NORITAKE(ds)JUN ABE/HIROTAKA IZUMI(keys)TAKAHIRO MIYAZAKI/OSAMU YOSHIDA(sax)LUIS VALLE/ISAO SAKUMA(tp)MAKOTO IGARASHI(tb)