TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

WHICH ONE OF US IS ME / JAY GRUSKA

2011-06-26 22:10:48 | TOTO&FUSION
JOSEPH WILLIAMS絡みでの1枚。
最近リイシューされたJAY GRUSKAの1984年のアルバム、「WHICH ONE OF US IS ME」。
ある意味かなり日本向け?なAORです。

1曲目からして80年代前半のJ-POP路線を彷彿とさせるシモンズドラムと無機質なシンセによるバッキングに載せた哀愁漂うボーカル。えぇ~何コレェ、と思わせつつも、2曲目はこれぞAOR!というような落差。続く3曲目は思いっきり打ち込みドラムとシンセベースによるエレクトリックな作品。4曲目と言えば、YMO的なテクノサウンドにSTEVE LUKATHERの重厚なギターが載るという絶妙なミスマッチ感覚。…まま、てな具合で聴いてるとなんか河合奈保子の一連のL.A.シリーズを思い出します。当時のL.A.サウンドを日本的に解釈するとこんなんなるのかな、という若干実験も入ってるのかもしれない1枚なのです。

で、もちろんCHICAGO16の1曲目「WHAT YOU'RE MISSING」の共作メンバーであるJAYとJOSEPH WILLIAMS、なんでも当時は義兄弟だったとかで、当然のことながらJOSEPHが全面バックアップ…と思いながら聴いてるんだけど、これぞというようなJOSEPHの声が全然聴こえてこないのがちと残念。JOSEPHのBGVっていつも結構主張するからよく聴こえてくるもんなんだけどね。JOSEPHの歌声を期待する人には物足りないところ。とはいえ、STEVE LUKATHERとMICHAEL LANDAUの悪童コンビがフィーチャーされた曲も数曲あるし、MIKE PORCAROにNATHAN EASTも数曲に参加と、とどのつまりはやっぱりTOTO系のまさに商業ロック・AORなアルバムなわけで、突出した素晴らしさは感じないけど、及第点以上の聴き応えはあるのです。

WHICH ONE OF US IS ME / JAY GRUSKA
JAY GRUSKA(vo,keys)JOHN ROBINSON/CARLOS VEGA/CHAZ LOVE/VINNIE COLAIUTA/DOANE PERRY(ds)NATHAN EAST/MIKE PORCARO/ABRAHAM LABORIEL/NEAL STUBENHAUS/JOHN PIERCE(b)MICHAEL LANDAU/TONY BERG/STEVE LUKATHER(g)GARY CHANG/MICAHEL OMARTIAN/RANDY KERBER/CRAIG SEIGEL/JOHN GILSTON/SCHTEINMAN/STEVE WILLIAMS(keys)MICHAEL FISHER(perc)JERMAINE JACKSON/BROCK WALSH/JOSEPH WILLIAMS/NICK UHRIG/PAUL GORDON/MICHELE GRUSKA/DEBBIE SHAPIRO/JENNIE GRUSKA/BILL MUMY/JANIT BALDWIN/TANYA WOLF/BARBARA GRUSKA (vo)
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