TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

今週のマッサン

2014-12-27 23:32:32 | Weblog
なんやいきなり今度は4年も飛ぶんかい、赤ちゃんがなんだか鼻持ちならんガキんちょになっているし、というツッコミから入らざるをえなかった今週初め。何べんも言うように、無職のグダグダは一ヵ月かけても、本筋であるウイスキーをようやく作ることができるようになってから一生懸命に働く姿はとにかく飛ばし飛ばしでおんなじ一ヵ月にまとめちゃうのね、この脚本は。まあ確かに日本酒の製造工程の紹介はまだまだ昔ながらの酒蔵は残っているからロケでできるんだけど、ウイスキー、しかも山崎の蒸溜所は近代化されてるから無理なんでしょうね。余市なら多少はできるのかな?それまで取っておいてあるんですかね。
とはいえ、一応本格的なウイスキーのブレンド作業は今回しっかり描かれていたから、これよ、これを見たかったのよ、という点はようやく待った甲斐があったというもの。

しかしなんですな、鴨居の酒はイミテーションばっか、みたいな指摘は史実とはいえ、モデルが今や大企業であるサントリーだということが周知の事実であるだけに、よくやりましたね、あれ。一応サントリーにも結構気を使ってドラマ作っているように思えたんで、あくまでも日本人好みがそうでないか、というところでもめる、(最終的にはそれで鴨居と決裂はしてたけれども)というあたりにとどめとくかと思いきや・・・あそこまではっきりとサントリーの黒歴史を暴くようなセリフを入れてくるとはね。フィクションだと言いながらこういう史実をああいう言い方で入れてくるのはなんか悪意すら感じる。更には鴨居ウイスキーの宣伝文句。サントリー白札発売時のコピーほぼ丸パクリじゃないすか。これでフィクションだとのたまう。とにかく脚本家にとっての都合がいいようにフィクションだと言っているようにしか思えない。こりゃサントリーとしてはこのドラマには距離を置くのもわからんでもない。

ということで怒涛の12月、ドラマの本来のコンセプトであったまさに日本で初めてのウイスキー作りであった山崎編は新幹線のようなすっ飛ばし方で終わり、来月からは余市編。とはいえ、年末だというのにあの終わり方はまたないよな~。もうちっとほっこりと新年迎えられるような終わり方にしてもらわんと・・・。ま、とにもかくにも暖かい目で今まで見てきましたが、さすがにこの脚本はついては、もう擁護するつもりはありません。視聴者がどう思うか、よりも自身の脚本がおかしかろうがなんだろうがフィクションだから、ということでそらとぼけるご都合主義のやっつけ仕事の脚本家には、正直もうがっかりなのです。

そんな中、つい先日のことですが竹鶴氏の長男であり後継者であった竹鶴威氏がお亡くなりになったそうです。この方は竹鶴政孝氏の甥であり、後に養子となった経緯があり実子ではないことは知られています。ドラマではどのように出てくるのかはわかりませんが、マッサンが広島に帰った時に姉が産んだ子供が後の威氏の役回りになるのではと踏んでいるんですけどどうですかね。そうなればあのくだりも活きてくるのですが。
コメント
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