なるほど確かに

北海道新幹線開業の陰で・・・その乗車率の低さが話題にはなってますが・・・。
それを検証するこんな記事が。

http://toyokeizai.net/articles/-/113414

確かにその通りですね。
定期列車で数えてみたらダイヤ改正前の新青森行の列車の本数に比べて区間列車が1本増えているだけで、結局現状の北海道新幹線は基本的に今までの列車の一部を延長しているに過ぎないのです。
当然のことながら北海道に行く人がそんなに増えてしまうと、そりゃ盛岡、青森に行く人があぶれてしまいますわな・・・。そう考えると、やはり所詮は延長区間であるが故、満席にはならないし、満席になってしまうと逆に困ってしまうという現象につながるのです。
確かに一昨年、新幹線で青森まで行ってから北海道に渡ったとき、青森までの乗客の数に比べて北海道に渡る乗客の数ってえらい少ないな、と思ったこともありました。

で、指摘されているような本数増発の限界問題。北陸新幹線もあって、もう本数的に増発の余地がないぐらいのカツカツ状態があるのです。そう思うとむしろこれ以上乗客が増えると・・・パンクしかねない。非常に的確な指摘と思います。

そうなると、じゃこの新幹線ってJR北海道、更には北海道の住民にメリットがあったのか、ということにもなりかねませんね。こういっちゃなんですが、新幹線にコストを奪われてしまい投資が回らずにローカル線が犠牲になっているのは事実なんですから。しかもそれは織り込み済みであったと。
なんとも複雑な構図です。エゴが独り歩きしているような・・・。

なんやらどっちに転んでも前途多難な新幹線であることは間違いなさそう。

今日の通勤音楽
DOLLS APARTMENT / DOLL$BOXX
SAMURAI GOLD / 白鶴山