TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

そんな訳でLEVEL 42

2005-06-28 00:39:48 | TOTO&FUSION
そんな訳でLEVEL42、木村カエラではありませぬ。
MARK KING(b.vo)MIKE LINDUP(keys.vo)PHIL GOULD(ds)BOON GOULD(g)の4人がオリジナルメンバーでかつ最高のメンバーでした。
ジャンルでよく言われるのがBRITISH JAZZ FUNK。何がすごいかってぇと、今までにないスタイルとでも言いましょうか、インストと歌モノが半々で同居しているというバンドってめずらしいですよね。歌モノバンドがアクセントでインストをやったりとか、フュージョンバンドがゲストボーカリストを連れてきてボーカル曲を入れるとかは普通にありますが、当時のLEVEL42はどっちもが主軸だったわけです。その新鮮さが売りでもあり、逆にフュージョンでもなくロックでもない、もちろんジャズでもない、その中途半端さがセールスに結びつかなかった面もあるんでしょう。そんな経緯から、80年代後半は普通の歌モノバンドに成り下がってしまいつつもセールスを確保していったんだと思います。でもやっぱり、LEVEL42がLEVEL42であったのは80年代前半、ライブアルバム「PHYSICAL PRESENCE」の頃までだと今でも思ってます。だからライブアルバムで83年録音と聞いたとたんに「THE RIVER SESSIONS」も即買いに走ってしまったわけですが。

このバンドの最大の売りはMARK KINGの超絶バカテクベース。右手の親指を石膏かなんかで固めて、ひたすら高速で弾きまくるスーパーチョッパーベースには右に出るものはいないでしょう。それが如実に味わえるのはやはりライブです。スタジオレコーディングではどうも音がカスカスというのか、こもっているというのか、ノリが悪いというのか、イマイチチョッパーが引き立ちません。やはりただでさえ悶絶する高速ベースを弾きながら歌うMARK KINGの野太いボーカルとMIKE LINDUPの美しいファルセットが絡み、スーパーチョッパーを引き立てる軽いノリのPHIL GOULDのドラム、そして...とりあえず普通のBOONのギターのアンサンブルは素晴らしいの一言です。ということでLEVEL42はライブでこそその真価を発揮するバンドなんです!
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