TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

THIS IS THE BLUES POWER

2007-06-17 00:50:46 | Weblog
ここまでベタベタでヘヴィなブルースとは思っていなかった、というのが正直な感想です。J&Bはちょっとファンクが入ったライトなブルース(フュージョン)ミュージックでしたから、その延長のようなイメージがあったからでしょうか。
そして沼澤尚のドラミングも、ブルースドラマーに徹していて「らしさ」があまり感じられない、こういっちゃ何ですがあまりテク的には面白みのない、小生的にはあまりヒットしないアルバムです…。

だけど、何度か聴いているうちになぜか耳から離れなくなる、あのフレーズ、このフレーズ。まるで中毒になったように、頭の中で繰り返されている。今までの小生の「いい」曲という判断基準とは異なります。だけど「いい」んです、これが。

テクニックだとか、ノリとか、ファンキーとかとは別の次元で魂を揺さぶってくるンです。そう、魂です。まさにこれがBLUES。そこには小技の効いたテクニックなんて不要です、むしろ邪魔。ストレートに魂に訴える音楽なんです。小生がもちっと若かったら聞き流してしまっているかもしれません。やっぱりある程度の人生を積まないとわからない音楽なのかな。ってことは少しは小生も大人になってきたのかな、なんて。

浅野祥之さんの急逝によりTHE BLUES POWERとしては最初で最後のアルバムとなってしまったということがどこかにひっかかっているからというのもあったのかもしれない。だけど、全く時代に流されない、いわば人間サマの普遍な本能に訴えかける1曲1曲、それぞれの個性あるBLUESは一生モノになりそうな予感がします。

…BLUESといえばJOHN LEE HOOKER。氏の作品であるアルバム「CHILL OUT」のCDを持ってますが、(理由は簡単、SANTANA、KARL PERAZZOとかが参加しているから、ということだけなんですけどね…)実のところアルバム通して聴いたことはないような気がします。THE BLUES POWERを聴いてからというもの、深夜にバーボンを傾けながらゆったりと聴いてみたいと思っています。
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結成30周年ライブとはいうものの…

2007-06-15 23:50:31 | TOTO&FUSION
TOTOのライブアルバム&DVDが秋にリリースされるようですね。

で、そのタイトルが「LIVE IN PARI 結成30周年ライブ」ということで…。まあ、日本盤だからこんなサブタイトルついてるのかもしれないし、もしかしたら日本向け?なのかもしれないけど、このライブの収録は2007年3月。当然のことながらDAVID PAICHは不参加、MIKE PORCAROもLELAND SKLARが代役をつとめているような状態。ちょっと結成30周年ライブと銘打つのはちとどうかな~…。GREG PHILLINGANESが参加してからの公式ライブ盤ということもあり、またLELAND SKLARが参加してのライブというのもそれはそれで聴いてみたいですから、このライブ盤のリリースについては異存ないんですけどね。とはいえまさかとは思いますが、結成30周年記念がこのライブアルバム&DVDだけ、ということになってしまったら、それはいただけません。

やっぱりこだわるようですが、DAVID PAICHも参加して、更に歴代ボーカリスト(特にJOSEPH!)が参加してのツアー、それが無理ならワンステージだけでもいいからその音源のリリース、というのが最も望まれていることじゃないですかね…。
リリースはうれしいんだけど、ちょっと複雑な心境…。
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くるっと・まわって・いっかいてん

2007-06-14 01:04:12 | Weblog
HMVのポイントカードが新しくなって、オンラインのポイントと統合できるようになりました。
こいつはありがたい、ここ最近はオンラインの方が間違いなく安いし、品揃えはあるし、しかも店でお目当てを探す手間もかからないもんだから、店で買うのがすっかりばかばかしくなってしまってめっきり店で買うことがなくなっちゃったんだけど、かなりのポイントがたまっていたのをどうしようかな~と思案していたところだったもので渡りに船。
とにかく6月以降に店舗で買い物したら新しいカードが発行されて、それを登録すればポイントが統合できるということで、先日も書いたNICOLETTE LARSONのアルバムでも買おうと思ってHMVに。

…まあ、やはりというべきか、NICOLETTEのアルバムなぞ置いてません。だけど何か買わなきゃ新しいカードもらえんし…でもウィッシュリストに入れてるようなものは店にないのが既にデフォルト。渡辺香津美の「KYLYN」やらCRUSADERSの「STREET LIFE」やら、いろいろと手には取ってみるもののどうも決定打にならず店内を彷徨う。

そこでふと目に入ったのがキグルミのシングル「くるっと・まわって・いっかいてん」。ケロロ軍曹のエンディングテーマですから、無理して何か買うより子供が喜ぶようなものを買って行ったほうが何かと平和。もちろん実は小生この曲結構好きなもので。ちなみにもう1曲はNOLANSの「ダンシング・シスター」のカバーだし~(って関係ないか)。何とかこれで新カードをゲット。WEBで登録したら早速2,500円分使えるようになりましたわ。

いや~、ホントところケロロのエンディング見ながら、この曲で踊るチビケロたちにあわせてテレビの前で踊るウチの娘が…かわいいんだもん。実はそれが見たくてね…。

そういやHMVが撤退するとかしないとかいってましたけど、どうなったんでしょうね。店の品揃えの悪さはひどくなる一方ですから、この施策、AMAZONみたいに通販に特化するための準備段階に入ったということなんでしょうか。
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東京JAZZ2007

2007-06-13 00:40:39 | Weblog
今年もちゃんとやってくれるようで安心しました。
しかも今回は4日間に亘って開催ということで更にスケールアップ!
更に更に、これまた出場者が豪華絢爛。
従来はHERBIE HANCOCKがホストを務めてましたが、昨年はCHICK COREAにHANK JONESがそのポジションにきてました。で、今年はそのポジションにきそうなアーティストだけでもBOB JAMESにLEE RITENOUR、MIKE STERNに小曽根真ですからね、これだけのビッグネームが名を連ねるというのも世界的にみてもすんごいことじゃないすかね。
しかも日本のフュージョンファンが感涙モノともいえるDIMENSIONとT-SQUAREの登場!もちろんセッションもあるんでしょうね。CASIOPEAがいないのが残念ですが…ついでにオープニングアクトでもいいからTRIXにも出てもらえれば完璧ですかね。

個人的な興味はやっぱりLEE RITENOUR。BRIAN BROMBERGも出ますしね。というか、東京JAZZもいいけど、BLUNOTE公演も決まってますから、そっちを見たいという気もしますけど。MIKE STERNバンドもいいですね。もちろんDIMENSIONも。
実際に行くかどうかはこれから考えるとして、またテレビでも見られるでしょうからそれだけでも大変ありがたいものです。DIMENSIONのライブ映像がまた録画できるし~…今回もナルチョなのかな、だったらもっといいな。

この手のイベントは段々尻すぼみになりがちなんですけど、益々スケールアップということで嬉しい限りです。

http://www.tokyo-jazz.com/
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BILLBOARD LIVE

2007-06-11 22:58:55 | Weblog
8月に東京、大阪、福岡でオープンするというBILLBOARD LIVE
凄いッスね。いきなりSTEELY DANときましたか。それこそさいたまスーパーアリーナとかでライブやってもおかしくないようなSTEELY DANを、ライブハウスの至近距離で見られるっていうんですから、チケット代23,000円ナリも考えようによっちゃ安いのかもしれません…とはいえ本当にセレブな「オトナ」だけが楽しめるスペースになりそうですね。かく言う小生はどうあがいても10,000円以内じゃなきゃ無理ッス。例えばTOTOとかJOSEPH WILLIAMSとかBILL CHAMPLINあたりが来るんだったらきっと悩むでしょうけど…。

大阪はBLUENOTEを改装してオープンするんだそうな。過去には何回か足を運んでいた大阪BLUENOTE(当時とは場所も変わってますけど)がなくなってしまうのはちと寂しいですが。
なんでも経営しているのが阪神コンテンツリンクなる、阪神電鉄系の会社。そこがBILLBOARDのライセンスを取得して、今まで経営してきた大阪BLUENOTEと福岡SOULBIRD(旧BLUENOTE)を改装してBILLBOARD LIVEを展開するということ。そういや同じBLUENOTEでも東京と大阪ではブッキングのポリシーが結構異なっていた(特に最近の大阪はSTBっぽかったりして)のは、やっぱり経営が違ったのねということで納得。

こうなると新規進出となる東京では、似たような存在になるBLUENOTEとBILLBOARD LIVEとの競争が面白くなりそうです。でも大物の招聘合戦になっちゃうとチケット代もバブリーになってくるから、国内にも目を向けることによってどっちか言うとSTBあたりもその影響を受けるのかもね。
とりあえずチケット代があんまり高くならなければ、選択の幅が広がるのはいいことです。

しかし、凝りに凝りすぎたBILLBOARD LIVE サイトの重さ、わかりにくさ、鬱陶しさはどうにかならんだろうか。
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NICOLETTE LARSON

2007-06-10 01:03:20 | AORとか
先日書いたMICHAEL McDONALDのYOUTUBEネタで、akiraさんがその出どころを教えてくれました。
MICHAEL McDONALDをトリビュートするアーティスト達がこぞって参加したライブを収録したビデオ「GATHERING OF FRIENDS」だそうで、早速チェックさせてもらいました!

そこで気が付きました。これだけのアーティストが参加しているのに、NICOLETTE LARSONがいない。彼女はDOOBIE BROTHERSの妹分みたいな存在で、CHRISTOPEHR CROSSのアルバムにも参加してました。それになんといっても「LET ME GO,LOVE」というヒット曲はMICHAEL McDONALDとのデュエットナンバーでした。小生MICHAEL McDONALDを知るよりも前にこの曲を聴いていましたし、彼女の代表曲「LOTTA LOVE」とともに思い入れのある曲でした。それだけに当然彼女も参加して、この曲が披露されてもおかしくないのに…と思ったわけですが…。

残念なことに彼女は既にお亡くなりだったんですね。1997年12月、まだ幼い娘さんを遺して…まだ45歳だったということです。もう10年になりますか。
本当にこの「LET ME~」と「LOTTA LOVE」は当時小生は中学生ではありましたが、好きでした。繰り返し何度もよ~く聴いてました。確かにその後ほとんど聴くこともなくなり、完全に忘れ去ってしまっていたのが正直なところですが、今日はその記憶が呼び起こされ、今更ながらHMVの試聴を繰り返し聴いて、「あのころ」に戻って浸っております。

…早速MICHAELのDVDとともにNICOLETTEのアルバムも注文せねば…。

NICOLETTE LARSONについてはこちらを参照させていただきました。
http://www.asahi-net.or.jp/~hh5y-szk/nico/nico.htm
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YOUTUBE ネタ~安達久美

2007-06-09 01:28:08 | J-FUSION
前回に続いて最近見つけたYOUTUBEネタ。
安達久美CLUB PANGAEAのライブ映像がいろいろ出てきました。
いやいや正直こんなマイナーなフュージョンライブなのに映像が出ているンですね。見る方としてはありがたい限りです。
一度ライブには行きたいと思っておりますが、次は7/10のBLUESALLEY。TRIXとかぶってるんで今回も行けまへん。
YOUTUBE見てしばらく我慢しとこ~っと。
にしてもTRIXは映像流出してないですね~。

今日はこんだけ。
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MICHAEL McDONALD @ YOUTUBE

2007-06-07 00:10:00 | AORとか
さて、前回書きましたように、MICHAEL McDONALDの「I KEEP FORGETTIN’」をYOUTUBEで漁ってみました。

残念ながら…お目当てのモノは見つかりませんでしたが、い~っぱいいろんなもんがありましたわ。DOOBIE BROTHERSのライブとか、K-1の試合とか?果てはなんちゃってMICHAEL McDONALDのインタビューとか???

そこで掘り出し物だったのがまずはこれ。

http://www.youtube.com/watch?v=BT-8SLuvMvE

CHRISTOPHER CROSSの「RIDE LIKE THE WIND」のライブ映像。なんと、MICHAEL本人がコーラスで登場します。MICHAELが原型をとどめないほどやせているところをみると、結構最近の映像なんでしょうね。この曲が出た当時はお互いスーパースターでしたから、実際ライブでの競演って最近だからできたことなんでしょう。そういや一時期CHRISTOPHER CROSSと一緒に来日してBLUENOTEで何回かやってたな~。最近はそんな話も聞かないけど…。ちなみにこのライブ、ドラマーはSTEVE GADD、そしてシンセは…STEVE PORCAROか?

そしてもう一つ。

http://www.youtube.com/watch?v=pkDkMT4YTUU

今度は環境問題だか何だかのライブイベントでMICHAELが「WHAT A FOOL BELIEVES」を演ってます。しかも…ギターがLEE RITENOUR!どうもRITENOURの主催するイベントでのゲスト出演のようです。それにしてもやっぱ同じ「WHAT A FOOL BELIEVES」でもRITENOURのギターだと違うな~。そもそも小生的にはこの組み合わせってものすごい意外ですしね。ところで画面に日本語の字幕がついているところを見ると、日本で放送されたテレビ番組が元ネタのようです。う~ん見逃したのがとても惜しいです。
コーラス隊にはPHIL PERRYの姿もありますし、ベースはもちろんABRAHAM LABORIEL。ドラマーは…誰だろ?
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I KEEP FORGETTIN’ のPV?

2007-06-06 00:38:28 | TOTO&FUSION
前回に続いてPVについて思い出したこと。
今回はMICHAEL McDONALDの「I KEEP FORGETTIN’」のPVについてです。
この曲はMICHAEL McDONALDのソロとしての初シングルだったかな。
PV、というか、このシングルがリリースされた1982年当時は今のようなPVみたいなものじゃなくて、テレビの歌番組みたいなステージでライブ?をやってるのを流してただけです。もちろん他のアーティストもほとんど同じようなスタイルでしたが、そんな映像を見られたのはご存知テレビ朝日の「ベストヒットUSA」。当時の小生の土曜日深夜のお楽しみはなんといってもこれでしたね。
…話がそれましたが、MICHAEL McDONALDのこのPV、もちろん歌番組みたいなステージ映像なんですが、今でも鮮烈な印象として残っているのが、JEFF PORCARO。他にもTOTOの面々が出ていたのかもしれませんが、今となっては全くわかりません。しかし、JEFF PORCAROがドラマーとしてMICHAELのバックで叩いていたのだけは強烈に覚えています。というか、これまでバックのミュージシャンはいわば風景の一部でしかなかったわけですが、初めてバックのミュージシャンが誰なのかがわかった、という小生にとって驚きの瞬間だったからなのかもしれません。その後小生がバックのミュージシャンにこだわるようになったのも、案外これがスタート地点だったのかもしれない。
とにかく、願わくばもう一度見てみたい貴重な映像なんです。
YOUTUBEを漁ったら出てくるかな~。
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FIRECRACKER / SING LIKE TALKING

2007-06-05 01:00:27 | AORとか
先日も書きましたがS.L.T.メタボリック竹善もとい(しつこいって)METABOLISMツアーライブビデオのDVD化作業にまつわるネタ。

生中継ライブでしたから、放送時間が余ってしまってたんですね。そこで余った時間にS.L.T.のPVを流してたわけですが、この「FIRECRACKER」のPV、よくよく見ると出演者の豪華なこと!S.L.T.の三人以外にもバンドメンバーがたくさん出演してましたが、ドラマーがなんと村石雅行、パーカッションがカルロス菅野、キーボード(シンセベース?)が塩谷哲という面々でした。ラッパ隊も出演していて、あまりよく映ってなかったんで自信はないですが、トランペットは小林正弘&太の小林兄弟に見えます。加えてトロンボーンは河合わかば。サックスだけ誰だかわかりませんでしたけど、よくまあPVにこれだけ揃えたものです。ところで原曲はといえば、ドラムは沼澤尚、パーカッションは大儀見元、そしてシンセベースはCAT GRAYということで、PVのプレーヤーとはほとんど違う人。いわば他人の音に合わせて当て振りさせるために集められたんですね。当て振りするほうもされるほうもなんか複雑な思いがありあそうです。実際どんなもんなんでしょう。
ただ、この曲(シングル)を最後にS.L.T.と13CATSとの関係が終わったという経緯もありますから、張本人達が出演できなくなってしまってやむなくの措置だったんでしょうか。

それにしても当て振りするだけだったらスタジオミュージシャンの新人若手でも何とかなりそうなものですが、実際のプレーヤーでないにしても出演者にもこだわった贅沢なPVですね。

S.L.T.のテレビ出演の時には石川雅春さんとか友成好宏さんとかが出てたりしたこともあるように、テレビやPVでは普段一緒にライブをやっていないような人が出演することもありますが、いったいどうやって集めてくるんでしょうか。S.L.T.が集めた?それともプロデューサーの人脈??小生にとってこの業界の謎の一つでもあります。

ちなみに原曲のプレーヤーは以下のとおり。
CHIKUZEN SATO(vo,keys)CHIAKI FUJITA(synth)TOMOHIKO NISHIMURA(g)
TAKASHI NUMAZAWA(ds)CAT GRAY(b)GEN OGIMI(perc)
MASAHIRO KOBAYASHI/MASAHIKO SUGASAKA/TATSUYA SHIMOGAMI(tp)
SHINYA(WAKABA)KAWAI(tb)HISASHI YOSHINAGA/MASATO HONDA(!?)(sax)
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