TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

JEFF PORCARO SESSION WORKS 1

2008-09-04 23:10:12 | TOTO&FUSION
自分でもJEFFのベスト盤を作りたいと思っている小生、参考にすべきこのアルバムを何回か聴いているうちに、選曲に対していろいろと思うところが出てきたんで、ちょこっと書いてみます。もちろんソニーの音源という制約がある中での選曲ですし、選曲者である中田師匠の、テクニカルなプレイばかりを選ぶのをJEFFは望まないであろう、という意見は尤もなんですけど、やっぱりこういうCDを買うのはやっぱりJEFFマニアに限定されるのは間違いない。やっぱり純粋にJEFFらしさ溢れるドラムを楽しみたいと思うのが正直なところです。そんな意味での物足りなさもあって、それぞれの選曲について小生的な勝手評価をしてみます。

1. MOODIDO / TOTO
「SESSION WORKS」というタイトルにTOTOの曲が3曲も収録されるのはそもそも反則でしょう、と思いつつもこの選曲はナイスです。TOTOのインストの中でも秀逸ですし、音源としてもレアですから。このグルーヴ感は最高です。
2. LOWDOWN / BOZ SCAGGS
TOTO/BOZ競演記念のアルバムですから、この曲を外せないのは理解するところ。でも当たり前すぎるのと、そもそもハイハットのダビングという行為についてJEFFが良しとしていたのだろうか…?という点もそのまま受け入れ難いものがあります。決してJEFFらしくないドラミングということではないですし、JEFFの代表曲ともいえる曲ですから、企画の趣旨からすれば入って当然の曲なんですけどね。
3. I DON’T WANT YOU ANYMORE / BILL CHAMPLIN
BILL CHAMPLINのアルバム「SINGLE」には曲ごとのクレジットがないんですけど、この曲は明らかにJEFF のドラムであることは間違いない。ライナーにも沼澤尚さんが断言していると書いてありますし、小生ですら、あのアルバムの中で最もJEFFの可能性が高いのはこの曲と思ってましたし。それだけにJEFFらしさが前面に出ている曲だと思います。ハイハットワークなんてまさにJEFFそのものですよね。ということでこの選曲は○だと思います。
4. WAIT / THE JACKSONS
どうなんでしょう、これ。バックはTOTOそのもののメンバーとはいえ、このドラムの音がね~。いやいやJEFFもSIMMONSを叩いてたんだよ、的な意味合いなのかもしれないけど、JEFFらしさというのが全く感じられないあまりに機械的すぎるドラミングです。というか基本ドラムマシーンでたまに出てくるSIMMONSのおかずだけがJEFFなんじゃないのかな?この選曲はちょっと違うような気がする。
5. DRIVE A CROOKED ROAD / STEVE LUKATHER
これもTOTOのナンバーと同じでLUKATHERの曲を選ぶかな~という気もしますが、ドラムのバランスがかなり前面に出ていて、ライブ感たっぷり。目の前でJEFFが叩いているような幻に包まれます。この選曲、最初はちょっとどうかなと思いましたけど、聴けば聴くほど案外ナイスなセレクトなのかも。
6. HUMAN TOUCH / BRUCE SPRINGSTEEN
決してJEFFらしさが前面に出てるかというとそうでもないような気がするんですけど、スネアのクローズドリムショットからオープンショットになる展開のドラマチックさがカッコイイ。でもBRUCEとJEFFってなんとなく意外な組み合わせですね。
7. PARADISE / HERBIE HANCOCK
こういうゆったりとしたクールなグルーヴに独特のノリとメリハリをプラスできるのはJEFFならなんじゃないですかね。小生的にはJEFFのドラミングの中でも名演に数えられる1曲です。音源のレアさもあって、この選曲はナイスですね。いいとこに目を付けましたね~って感じです。
8. AFRICA / TOTO
「SESSION WORKS」というタイトルにTOTOの曲が3曲も…?。
作曲者としてJEFFがクレジットされていることもあっての選曲なのかもしれませんが、同じTOTOから選ぶならベタベタを承知で言えばここは「ROSANNA」じゃないですかね。やはりJEFFのドラミングを語る上では欠かすことのできない1曲なんですから…。あくまでも「AFRICA」を収録するんだったら、という前提ですけど。

長くなりましたので続きは次回に。
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JOSEPHの新作

2008-09-03 00:01:02 | TOTO&FUSION
どうも今のところ11月にリリース予定ということのようです。(WHDから!)
レコーディングは順調なんでしょうね。JOSEPHのHPにはBOBBY KIMBALLとの2ショット写真も。参加メンバーの詳細はまだまだ不明ですけど、BOBBYその他TOTOメンバーが参加しているのであれば、ある意味TOTOの新作みたいな雰囲気になってたりして。もっと詳細情報が欲しいところです。
ちなみにBILL CHAMPLINの新作もリリースは11月に延期になってしまったようで。11月リリースのこの2作、今から楽しみです。
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K2C SUNSHINE BAND 2

2008-09-02 00:52:31 | AORとか
MOTION BLUEのK2C SUNSHINE BANDの続き。

どんな曲をやったか、ということですけど既にIMIXでリストが公開されてたりしてるんですけどね。それにミトカツユキさんのブログでもね。タイトルわかんなかった曲が数曲あったんだけど、それを参考に。

今回はBLUE-EYED SOULがテーマ、ということで7~80年代のヒット曲が中心でした。
オープニングは金子さんとマリさんだけが登場。金子さんのニューオリンズっぽいピアノに合わせてマリさんがタンバリンをシャカシャカと16で振ります。さすがパーカッショニストの面目躍如。
MICK’S BLESSINGS ~STYLE COUNCILの曲だそうです。
そしてメンバーが揃ったところで
BLUES BROTHERS でも有名なKNOCK ON WOOD。
そしてRAY CHARLESの曲でBEATLESもカバーしていたという、
HALLELUJAH I LOVE YOU SO。
この2曲は金子さんのボーカル。

ここでゲストボーカルで吉川智子さん登場、歌うは
THE LOOK OF LOVE ~DUSTY SPRINGFIELD…この曲は聴いたことなかったな~。
続いて斉藤久美さん登場。
BREAKOUT ~SWING OUT SISTER。
更に最終兵器、ミトカツユキさん登場で
PICK UP THE PIECES~AVERAGE WHITE BANDが元ネタなんでしょうけど、小生的にはCANDY DULFERか高中正義のイメージ。ラッパの織田浩司さん&佐々木史郎さん大フィーチャーです。
ミトカツユキさんってもちろん今回初めて聴くんですけど、めちゃくちゃソウルフルで変幻自在なボーカルが凄いんです。この人のボーカルが聴けたのも大収穫でした。
ここからはミトさんがメインになって
WHAT YOU WON’T DO FOR LOVE~BOBBY CALDWELL
そして…
WHAT A FOOL BELIEVES~DOOBIE BROTHERS
ときます。このあたりの選曲はたまんないっす。涙ちょちょぎれです。
ギターの林部さんとボーカル3人だけが残って他の楽器隊の皆さんは…いつの間にやら客席でお客さんになってました。
MORE THAN WORDS~EXTREME

終盤はノリノリのメドレー。
PRIVATE EYES~HALL & OATES
I SAW THE LIGHT~TODD RUNDGREN
DA YA THINK I’M SEXY~ROD STEWART 坂口さんがボーカル!
WE’RE ALL ALONE~BOZ SCAGGS
JOLIE~AL KOOPER
CAN’T TAKE MY EYES OFF YOU~君の瞳に恋してるって奴ですね。MOTIONBLUEはちょっとしたディスコ状態。
そしてアンコールが
LISTEN TO THE MUSIC~DOOBIEの曲を更に黒人の何やらゆうグループがアレンジし直したというメチャクチャファンキーなドゥービーでした。

こんな感じの選曲です。やっぱり我々世代じゃなきゃわからないし、我々世代だからこそ感涙モノなんですな、これが。オリジナルではない、こういったカバーばっかりのライブ(しかも米米のメンバーですからね!)ってのもたまにはいいものです。
次回はクリスマスあたりを予定しているそうで、ツアーも計画中とか。
MOTIONBLUEは平日は無理なんで次も土日にやって欲しいものです。男の人ももっと行きましょうよ~。

K2C SUNSHINE BAND
TAKAHIRO KANEKO(keys,vo)KENSAKU OKUBO(b,vo)RYOJI SAKAGUCHI(ds,vo)NAOKI HAYASHIBE(g)RITSURO TOKUNO(g,vo)MARI AMAGAYA(perc)SHIRO SASAKI(tp)KOJI ORITA(sax,fl)KATSUYUKI MITO/KUMI SAITO/TOMOKO YOSHIKAWA(vo)
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