徒然なるままに…建築家のボヤキ。。。

I・N設計スタジオ ブログ

2勝2敗のタイに。

2008-11-06 11:24:21 | 愛しき野球おバカ達
 昨日の岸の投球は圧巻でした。何がいいってもう私はあのカーブにゾッコンです!!昨日は巨人の西村のシュートの話をしましたが、今日は岸のカーブ。最近のピッチャーはレッドソックスの松坂の影響なのか昨日も書いたようにスライダー、フォークが全盛です。しかし私は岸のようなカーブ信者です。大きく縦に鋭く割れるカーブを投げてたのは最近では誰だろう?調子のいい時の桑田のカーブかな?往年の江川?堀内?堀内の頃はドロップって言ってたとうちの親父が申してました。
 一瞬浮き上がる感じに見え、そこからギュッと縦に曲がり落ちる。バッターは浮き上がるように見えるからボールかなと錯覚してしまう。ストレートとの緩急もあり、リードするキャッチャーはかなり楽になる。ピッチャーやキャッチャーはとにかくバッターのタイミングを崩したいので、あれやこれやの手段を使ってタイミングを崩しにかかるが、このカーブの残像を残すだけでバッターはタイミングを取りづらくなる。このボールでバッターの目線を上げたら、今度はチェンジアップ、フォークなどの落ちるボールが有効に使える。まさしく昨日の岸はそうやって攻めてた。李なんかもう赤子をひねるようにやられてました…。やっぱ緩い球を有効に使えるピッチャーはいいですね、特にこんなカーブを投げれるピッチャーは大好きです!!
 西武の岸は仙台出身ですから、同じ東北出身ということだけで応援したくなります。東北福祉大学ではなく東北学院大学というところもいい。学生の時は彼一人で甲子園経験者ばかりの福祉大に立ち向かっていた。頑張れ、岸!でももう巨人相手に完封はしないでね…
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いいね、脇役の活躍

2008-11-05 08:42:05 | 愛しき野球おバカ達
 巨人が西武に勝ってこれで2勝1敗とした。ここでピックアップしたいのは、小笠原でもなく、ラミレスでもない。中継ぎ陣の西村、越智、俊足1番の鈴木、そしてキャッチャーの鶴岡です。主役が仕事するのは当たり前で、その主役の仕事を支える脇役が頑張っている。
 まずは中継ぎ陣。西村は昨日、おかわり君にホームランを打たれたけどこれは責められない。しかしあのえげつないシュートはいい!!往年の平松、東尾、西本にも勝るとも劣らないシュートです。バッターが分かっていても打てない。最近はスライダーやカットボール、フォークが主流でシュートを投げるピッチャーが少ない。肘を壊し易いとかでみんな敬遠しがち。でも人と違う武器を持っているのは強みです。越智も頑張っている。マウンドでの表情、態度が気持ちいい。打てるものなら打ってみろという雰囲気が非常に伝わってくる。だから多少甘いボールもバッターが空振り、打ち損じしてくれるんです。昨日は甘いボールが結構あってちょっと見ていて危なかったけど、でも頑張っているタフネスですね
 鈴木の昨日の活躍は大したもんです。まさかホームランなんて期待してなかったけど…。センターの守備は無論、説明する必要なし。足が速いって武器ですね。それだけでプレッシャーかけられますもの。打球がセンターに飛ぶと安心してられます。ヒットをアウトにする守備にはピッチャーならずとも助けられます。守備力大事です。
 阿部の代役の鶴岡、よくやってるじゃありませんか。このバッターはここが弱い、このボールが通じると思ったらどんどんそのコースを、その球種で攻める。西武打線の見逃し三振の数がそれを物語っています。昨日なんて点取られた回以外はろくにバット振らせてません。インコース主体に組み立て、西武打線に考えさせて悩ませています。打席の中でああでもない、こうでもないと考え始めると打てなくなるもの。西武は阿部の配球は色々と偵察なりで研究してたと思いますが、鶴岡まではね…。だって公式戦あまり出てないですもの。
 このまま脇役の頑張りで日本一だ!!頑張れぇ
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悔しい…落選。。。

2008-11-04 17:29:01 | 建築つれづれ…
 先日このブログで話題にしたコンペの結果が発表になった。残念ながら我々の案は受け入れてもらえなかった。今日はこの場で言わせてもらいたい…。ちょっと辛辣な意見になるのをご了承下さい…。負け犬の遠吠えと思って読んでもらっても構いません。
 コンペの難しさは先日書いた通り。審査員の思惑からそんなにも我々の案が外れていたのだろうか?いやそうではない、敗因は分かっている、ただひとつ工事費だ。それが予算よりかなりオーバーしていることだけで、案の内容云々より最初からはじかれた感じ…。工事費だけで案を選ぶのであればコンペという手法は取らなくてもいいはずである。そもそもコンペというのは案を選ぶはずの手法。専門的な提案内容があって、提案内容が優れている案が当選となるはずべきもの。それが工事費ありきでポイでは提案にならない。いい案を実現するためにはそれなりにイニシャルコスト(工事費)はかかってしまう。そのせめぎあいの中で案を考えていくのであるけども、最初からかなり無謀とも思える予算を押し付けられ、あれもこれもほしいと要望は天井知らずで、いい提案をお願いしますではそれは無茶というもの。予算がないからとハナから1億減らしたり、数10年前の唯一のほったて小屋同然の類似施設を例にとって予算を決めるというような手法は、明らかに乱暴なやり方である。市場調査をやり、綿密に予算を組み立てられるべきで、予算の組み立ては論理的に行ってほしいものであると痛感した。
 丸々2ヶ月間没頭して案を作成した。その労力は計り知れない。参加報酬も貰えないことが多々ある。経営という観点から見れば、落選すれば真っ赤っかのコンペはリスクが多い。でもやらなければ力もつかない。田舎の一設計事務所ではそのジレンマといつも闘うはめになり、コンペ・プロポーザルになった瞬間に辞退する設計事務所も多数あるのが実情である。建築家(設計者)が施主を教育し、施主が設計者を育てる。そんな持ちつ持たれつの関係が理想で、その関係がうまくいけば、安けりゃいいという風潮もなくなると思うのだが…。
 いい建築を実現したいと思っているのは、建築家と言われる人たちが常に抱えている大命題である。そしてその情熱からできたいい建築は文化そのもので、夢の実現でもある。夢を語れず、文化的創造もできない環境では「建築家」は育たない。「ただの図面書き」がゴロゴロ増えるだけ。嘆かわしい現実である。我々は信念を貫き、高い工事費で提案し落選した。残ったのは建築家としての「誇り」だけである。
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