毒を放出!

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GWの山行き 後編

2017-05-06 21:27:40 | お山歩き
昨晩と言うか昨夕、日が沈む前に飯食ってシュラフに入って翌朝まで一回も外に出ることなく5時起床。
夜空でも見ようという気が少しあったが、絶え間なく風が吹いていたような気がするので外を見ることもなかった。
なので持ってきたヘッドランプも一回も使うことなく朝になってしまった。


(左)外を覗くと予報どおり快晴。
向こうに見えるは笠ヶ岳。
そして朝飯の準備にとりかかる、この日の朝飯はアルファ米のドライカレー。
そういえば今回の山行き、補給食や行動食の確認を忘れていて入れているつもりのものがなかったりして少々不安であった。
というのもいつも入れっぱなしにしていたものを賞味期限の問題で家で食って消費していたのを忘れていたのだ。
(右)いよいよ行動開始。
テントや大型ザックはデポしてアタックザックに必要なものを入れて出発する。
ちなみに我々が起きた時間既に飛騨沢を登っている人達がいた。


踏み抜きを警戒してスノーシューを履いた私が先行する。
新雪が積もったところもあったのでスノーシューの有効性を実感することはあったがなくても何とかなるレベルであったと思う。
写真中央より下にテントが見える。
冬季の通常ルートの飛騨沢は左の谷の更に左で我々は誰も入ってないルートを行く(ぼんさんのチョイス)。
左上に見える大きな白い山が乗鞍。
そして適度なところまで上がってきたらスノーシューをデポしクランポンに替える。


かっちょええな~


こちらは双六岳方面(双六岳は右奥)。
前に行ったのは3年前のこの時期だったかな?


さて、これからが本番!


アックス片手に目標物を決め斜面を上がっていく。


振り返る。
朝日を浴びた笠ヶ岳が美しい。


ちょうど槍ヶ岳山頂付近より朝日が差してくる!
トラバースばかりしているのは辛いので斜面を斜めに上がっていくが斜度がきつくなってくる。
そして谷から雪を巻き上げながら吹き上がってくる風が強烈!


下を見ると怖い。
登れるのは登れる。
しかし下り下山のことを考えるとかなり危ない気がする。
下を向いては降りれない、登る格好で下るしかないという感じ。
そしてやっぱり風が強烈・・・危ない。
相談の結果、

撤退

私的にはここまで来ただけでもう満足、お腹いっぱい。
陽が上がって緩んだ斜面の下りを考えたりすると納得。


さあ下りましょう。


相変わらず強風が吹いて雪煙が舞っている。


飛騨沢のトレースが見える。
その途中に人がいる。


この画もかっちょええ。


これまたかっちょええ。


とにかく素晴らしい景色だ。
残念でもあり名残惜しい気もあるが「ムリだ」と思ったので納得してその景色を楽しむ。


(左)槍の先っちょが見える。
まだまだ遠いな。
(右)セルフで記念撮影。


(左)ゲイターは極力つけない派だが、流石にここを行くのにはつけた。
(右)歩いてきた谷を稜線から望む。

そしてテン場着。

テント撤収前に記念撮影をもう一度。


(左)後片付けをしたら稜線から谷へ下りる。
一気に下がる感じがもったいなくって何度も上を見返した。
(右)あとはひたすら下りましょう。
高度が下がると一気に暑さを感じだすのでビーニーからハットに替えた。
すると一気に「春山登ってます」感が増すところがおもしろい。



それにしても下り道も長かった。
歩けど歩けどまだ着かないし、林道歩きもホントに長い。
久しぶりに背負ったザックは金属類満載で肩に食い込み痛かった。
食料と水を消費して軽くなっている筈なのに。



そんなGWの山行き。
山頂まで行けなかったのは残念だが、行程はおもしろかったし満足度も高いので私には十分。
もうちょっと山に行く頻度が高ければ慣れやそれによるスキルアップでまだ進めただろうけど、私はこんなもんだろうというところ。
十分非日常を楽しめたし良しだ。
そして今回もぼんさんのプランニングがあってこその山行き。
ありがとう!
コメント (10)
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