スノーボーダーが滑降していった後はいよいよ一人。
このスンバラシイ360度の大パノラマを独り占め!
山頂にはゆっくり来たつもりだったけど、天候も最高でルートに迷うこともなく、雪も締まって歩きやすかったお陰で1時間10分程で到着。
予想以上に早く着いてしまった。
その時の時間はまだ10時50分ぐらい。
この超贅沢な景色と時間をいかにして使うか・・・。
景色を心ゆくまで堪能することしか思いつかない。
やはりそれに尽きるだろう。
とりあえずザックを置いてその360度の大パノラマをグルグル何度も見渡し、そして周辺をウロウロ歩く。
こんな景色はそうそう見れるもんではない、しかもこんな天気だから尚更。
私は運がイイ。
そんなことで何もしてないのに時間は過ぎ、11時半頃になったので飯を食うとする。
景色に見とれて過ぎる時間も早い。
昼飯はお約束のラーメン。
数日前に来た人が作ったと思われる雪のテーブルとイスを利用してその準備。
無風状態だったけど、一応風除けのため穴の中にコンロを入れて使う。
キャンピングガスのコンロは高所で低温にもかかわらず一発着火! 調子イイ♪
(写真左)メニュー第一弾、餅入りチキンラーメン。
(写真右)メニュー第二弾、ラーメンの残り汁におにぎりを崩して入れて雑炊風。 食い過ぎだ(笑)
(写真左)点々と続く動物の足跡。 キツネかな?
(写真右)auはここでも圏外になることなく通話可能。
防水携帯はこういうふうに雪の上に置いてもへっちゃら、最早私には手放せない機種でございます。
何度も何度も見渡しても飽きることないこの景色。
2時間程があっという間に過ぎ、名残惜しいですがそろそろ下山することにします。
結局私がココにいる間、新たな客は誰も来なくて、一度滑降していったボーダーが再びハイクアップしてきたのを見ただけでした。
この景色を一人貸し切りでホンマ贅沢な気分。
(写真左)降りてきた道を何度も振り返りながら下山します。
(写真右)下に見える景色も迫力あります。
下り斜面では何度となく尻セードで滑ってやろうと思いましたが、尻が冷たくなったり、止まらなくなったりしたらイヤなので(笑)最後までしませんでした。
雪庇のアップの写真。 ああいうところの上に立つと崩れてしまうのが分かります。
逆光で見る雪景色も素敵。
(写真左)随分下まで降りてきたとき、年の頃は60前後と思われる夫婦の山スキーヤーに会った。
ご挨拶して、少しばかりお話しをする。
当日、ゲレンデ以外では2組目に会う人達である。
このおっちゃん、アークテリクスのジャケット着込み相当スキーが好きなような雰囲気を醸し出していた。 カッコええじゃないか。
私も出来ることならそういうおっちゃんになりたい。
(写真右)時にはトレースを外れながら、自分の足跡を刻みつつゴンドラ乗り場付近まで下りてくる。
後々気付いたが、この日に随分日焼けした。
雪面からの照り返しも強く、サングラス無しでは目を開けてられない眩しさだった。
最後は、山で遊ばせてもらったことにお礼をしつつゴンドラ乗り場へ。
そしてゴンドラ乗り場に着いたのは13時45分。
これまたゆっくり下りてきたつもりだったが、意外に早く着いてしまい「もっと上で遊んどけばよかったかな・・・もったいない」と思いつつ、時間もあることだしスノーシューでゲレンデを下りていこうかと考える。
しかし、係員に聞くとやはり「ダメ」と言われてしまったので大人しくゴンドラに乗って下り、インフォセンターで下山の申告をしてから駐車場にてゆっくり片付けしてスキー場を後にした。
(写真左)そしてお約束の温泉へ立ち寄る。 この日は池ノ平温泉をチョイス。
大きい施設ではないが、そのこじんまりしたところが好き。 温めの露天風呂はサイコー!
足のマッサージをしながら1時間ぐらい浸かる。
(写真右)温泉を出た後、ETCの時間帯割引の加減もあって一般道を走り白鳥付近まで行く。
そして、そこで長良川に下りてアマゴ釣りをしてみる(注・私はクルマの中に常時渓流ルアー釣りセットを忍ばせている)。
2月に解禁になったばかりだから比較的簡単に釣れるかと期待したが、そうは甘くない。
ポイントを外しているのかチェイサーの陰も見られず敗退。
久しぶりに腰を据えて一日渓流釣りもしたいなァ。
そんなこんなで、天候にも恵まれこれ以上は無いというくらいの素晴らしき雪山を堪能できた一日。
実にイイ日に巡り逢った。
感謝だ。
でも、今度は新雪の中をラッセルしながら歩くような雪山歩きに興味が湧いて来た。