JR東日本 新幹線精算口乗車票

平成19年10月に上野駅新幹線乗換精算口で発行された乗車票です。


   


東京山手線内各駅ゆきのもので、千切り式の同社常備軟券と同じ体裁になっています。
JR東海のものと違う点として、こちらにはJR東日本発行である「□東」の記号がありません。


   


裏面です。

裏面には注意書きと券番が印刷されています。
これらの注意書きは硬券時代と常備軟券初期の券にはありませんでしたが、最近の券には印刷されているようです。JR東海の印発機券も、払戻しが出来ない旨の注意書きは券面に謳われています。


   


やはり東京都区内各駅ゆきのものもあります。


これら常備軟券タイプの乗車票がJR東日本側の東京駅にもあるのかどうか確認いたしておりませんが、私は見たことがありません。

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JR東海東京駅発行 乗車票

JR東海の東海道新幹線精算口で発行された、東京都区内各駅ゆきの乗車票です。


   


JRC地紋の券売機用券紙に印字されたA型券となっています。

この乗車票は、東京駅までの乗車券を所持していない旅客が東京駅の新幹線改札口にある精算窓口で精算(区間変更)をした際に原券と交換で発行されるもので、東京都区内各駅まで乗車することができます。


   


裏面を見ると注意事項が印刷されており、JR東海の券売機用紙を使用していることがわかります。
同社の券売機用紙には裏面に注意事項が印刷されており、他社のものとは趣が異なります。


この乗車票は国鉄時代から継承されている様式で、以前は硬券によるものでした。


   


平成8年1月に発行された、硬券時代の乗車票です。

JRC地紋のB型硬券で、名古屋印刷場調製のものとなっています。
国鉄時代は東京印刷場調製のものが使用されていましたが、JR化後の同精算口はJR東海の管轄になりましたため、名古屋印刷場のものに替わっています。


   


東京都区内各駅ゆきの他に東京山手線内各駅ゆきのものもあります。これらは原券発駅が201km以上かどうかによって振り分けられています。


東京都区内ゆきの券を手にした平成8年以降、新幹線は指定席に乗車することのほうが多かったために東京駅で乗車券を精算する機会が全くありませんでしたが、約15年ぶりにしてみたところ、乗車票そのものは制度として残されていましたが、さすがに様式は硬券から印発券に変わっていたわけで、いつごろから切り替えられていたのか気になるところです。

 

この記事は菅沼天虎様のブログ、「菅沼天虎の紙屑談義」2012年1月2日エントリーの「JR東海東京駅発行 乗車票 常備軟券」にトラックバックさせていただきました。

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東中野駅発行 乗車票

10月31日限りでみどりの窓口が閉鎖された、東中野駅で発行された乗車票です。


   


周遊券サイズの白色の厚手の用紙に印刷されたものです。


同駅はみどりの窓口が閉鎖され、指定券の発売については指定券発売機にて対応することになっていますが、指定券発売機では対応できず、みどりの窓口のある駅に行かねばならない旅客に対し、改札口でこの乗車票を発行し、隣接するみどりの窓口のある駅まで行くように案内されます。

隣接するみどりの窓口設置駅は中野駅および新宿駅となっており、この券でいずれかの1駅までの往復を乗車することができます。そのため、「東中野⇒新宿/中野⇒東中野」という区間表記になっていますが、これ以外の駅に行くためのものでしょうか、中野の下に( )カッコがあり、他の駅名を記入することができるようになっています。


実際に中野駅のみどりの窓口へ行く所用で使用しました。
往路、中野駅で下車する際は改札口で見せるだけで通れますが、復路で乗車する際には改札スタンパーが捺され、発駅である東中野駅の改札口で回収されます。


本来であれば復路もこの乗車票を使用して無料乗車をしたいところでありましたが、使用済券を回収される恐れがあったので、敢えて別途乗車券を購入の上乗車しております。

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中央線高架工事に伴う、振替乗車票

中央線東小金井駅発行の振替乗車票です。

   

これは、平成15年9月27日土曜日の夜から翌28日未明にかけて、三鷹~立川間の高架化工事で列車が運休した際に発行されたものです。当日は工事が計画されていた以上に難航し、28日の始発電車が昼過ぎまで運休するといったトラブルが生じて大きな問題になったことを記憶されておられる方も多いと思います。


様式としては一世代前のJR東日本で発行された標準的な振替乗車票ですが、大量に発行するためか、予め発行日が印刷されています。

手元にはこの一枚しかなく、当日、東小金井駅をはじめとして、ほかに三鷹駅・武蔵境駅・武蔵小金井駅・国分寺駅・西国分寺駅・国立駅・立川駅の各駅でも同じような様式の券が発行されていたかどうか、定かではありません。
また、翌28日にも日付が予め印刷された券が発行されたかも定かではありません。

その後何度か列車を運休させての効果化工事が行われていますが、このような振替乗車票は発行されていないようです。

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路線バス振替乗車票

今月5日の土曜日、JR中央線の電車は信号トラブルにより半日以上の運休が発生し、ダイヤが終日乱れました。

このような時には振替輸送が実施されますが、振替輸送の範囲は振替乗車そのものが連絡運輸の一部として定められている関係で、振替輸送の起点駅にバス路線など代用可能な交通機関があっても、その事業者との間に連絡運輸の契約がない場合、振替輸送の対象とはならないようです。そのため、振替乗車票では連絡運輸契約のある他社局路線への振替に限られ、連絡運輸契約の無い路線バスは対象外となります。
しかし、振替輸送対象路線との接続の無い駅の場合、混乱を避けるために路線バスへの振替輸送が実施されることがあり、そのような旅客に対しては「路線バス振替乗車票」が配布されます。

  images (路線バス振替乗車票)

これは三鷹駅で配布されたもので、北口からの関東バスと西武バス、南口からの小田急バスと京王バスにそれぞれ振替輸送が行われました。
用紙はA型券よりも大きなもので、どこにも券番はなく、市販のメモ用紙のように糊付けされて束になっています。
他駅で発行されたものも見たことがありますが、発行駅名は補充式で、常備券は未見です。また、いちばん下にはパンチで発行日に印を付けるようになっていますが、パンチが廃止された現在では省略されているようです。

このようなものは国鉄時代から存在していましたが、振替乗車票が硬券の時代には赤字印刷の「連絡乗車票」として配布されていました。

  images (表) images (裏)

これは宇都宮駅で発行された連絡乗車票です。裏面を見ると「◎この票は、降車の際にお渡しください。」とあり、バスを降りる時(都市部の均一区間では乗車する時ですが…)に運転手さんに渡すことを前提とした注意書きが印刷されています。

この券の表題はあくまでも「連絡乗車票」であり、「振替輸送」という言葉はどこにも書かれていません。その理由は旅客営業規則の定めに拠るもののようです。

JR(国鉄)では、JR(国鉄)線の不通区間を他のJR(国鉄)線を使って迂回する扱いを旅客営業規則第7章 「乗車変更等の取扱い」の中で「他経路乗車船」として定めています。
一方、他社局との連絡運輸の取扱いを定めた「旅客連絡運輸規則」ではこの定めを準用しており、これが振替乗車の根拠となっているようです。
「振替輸送」とは連絡運輸の実際の取扱いについて規定する「旅客連絡運輸取扱細則」の中で「連絡会社線に関係する他経路乗車船の取扱い方法」として「振替乗車票を発行して…」と明記され、取扱い範囲を事前に協議して定めることや、振替乗車票の様式・発行方法などの扱いについて定められているようです。

この取扱細則に拠りますと、路線バスへの振替(迂回)乗車は振替乗車として定められているものではなく、むしろ「代行輸送」の部類に当たるようであり、敢えて「振替乗車票」という言葉が使用されていないものと思われます。
しかし、JRとなってから、「連絡乗車票」では旅客に対してあまりに不案内であるためか、敢えて「路線バス振替乗車票」という名前が付けらています。

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上野駅新幹線乗換改札口の乗車票

上野駅の新幹線乗換改札口にある東京山手線内ゆきおよび東京都区内ゆきの乗車票です。

 images(東京山手線内ゆき…表)  images(東京山手線内ゆき…裏)

 images(東京都区内ゆき…表)        images(東京都区内ゆき…裏)

これらはJR東日本が一般的に採用しているA型の常備軟券で、乗越精算した際に発行されます。

形式的には双方とも同一ですが、なぜか、山手線内の裏面は券番のみですが、都区内の裏面には券番のほかに注意書きが印刷されています。

 images(JR東海発行の東京都区内ゆき)

あいにく、JR東日本発行の硬券式のものは持ち合わせておりませんが、JR東海が発行した硬券式の都区内ゆき乗車票が手元にありますので、あわせて御紹介いたします。

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YAMAHAグループ乗車票

images(表) images(裏)

これは、浜松にある楽器やバイクでお馴染みの、YAMAHAグループ社員専用の団体扱いの乗車票です。
私はYAMAHA関係者ではありませんので使用する機会が与えられず詳細はわかりませんが、出張等の業務連絡時に使用されるものと思われます。

新幹線自由席特急券付の乗車券として発行されているようで指定欄には予め斜線が印刷されていますが、「指定1」の欄には列車名として「ひかり、こだま号」の表記があったり、「種別」欄に在来線の自由席特急券や急行券、グリーン券の記載があったりします。また、裏面を見ますと、「指定列車の2時間前までに…」という指定席への変更ができるような記載があり、何だかわかりづらい様式です。

発行箇所はJR東海ツアーズの浜松支店で、発行時に捺印されたと思われる発行日付印や小印、○印が紫色のスタンプインクで捺されているのに対し、使用開始日の日付印が青色スタンプで捺されていることから推測するに、実際に使用する人に交付する際にYAMAHAの管理者が使用開始日の記入をしたものと思われます。

wota様のブログ「続・吾輩はヲタである」で紹介されております、天理教の「おぢばがえり団参乗車票」や金光教の「金光教参拝券」なんかと雰囲気が似ており、どれも料補を彷彿させるデザインです。
また、理由は定かではありませんが、この種の乗車票はいずれも有効期間が「7日間有効」となっています。

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吉祥寺駅の振替乗車票

先日、通勤途上で列車運行障害に遭遇し、吉祥寺駅で振替乗車票を貰いました。単なる自宅最寄駅ですので貰う必要は全くなかったのですが、どうも「きっぷキチガイ」の血が騒ぐのか、配っているものは並んででも貰いに行ってしまいます

images(表) images(裏)

一見、何の変哲もないJR東日本の振替乗車票ですが、実は今回、初めて吉祥寺駅の「普通の様式」の振替乗車票というものを手にしたのです。

images

拙ブログ12月19日エントリーの「□東の振替乗車票に変化が!」にて投稿いたしましたようにJR東日本の振替乗車票には新券が出ておりますが、吉祥寺駅のものは旧券でしたが、私にとっては「新券」であったのでした。

images(表) images(裏)

これは今まで吉祥寺駅で配られていた振替乗車票です。表の文言は「普通の様式」のものと全く同一ですが、発行駅名がやたら端っこに寄っていて、活字のフォントも明らかに違います。また、裏面には券番が無く、紙質も裏からスケスケに見えるくらい、粗末で薄いものでした。

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同じ様式のものは拝島駅でも配られていたようですが、他にも例があったかもしれません。拝島のものも券番はありませんでした。
もっとも、振替乗車票は発売金額の集計をする必要がないし、混乱時には必ずしも券番通りに配るものでもないので、券番はあっても無くても問題ないといえばそうですが、券番のない乗車票はなんとなく物足りない気がします。

images(表) images(裏)

これは、まだ硬券の時代であったときの昭和62年頃に吉祥寺駅で貰った振替乗車票です。

images(表) images(裏)

同時期の東京駅発行の振替乗車票と比べますと、「普通の様式」である東京駅のものは表面に「当日限り有効」という文言がありますが、吉祥寺駅のものは「通用当日限り」となっています。裏面については印刷位置がずれておりますが、特に変化はないようです。
吉祥寺駅のものは東京駅のものより以前の様式なのかもしれませんが、国鉄時代の乗車券を見ても、「通用~」という表現はモノクラス化後以降の様式では見られませんので、もしかすると、モノクラス化以前のものが残っていた可能性があります。

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□東の振替乗車票に変化が!

昨晩(12月18日)、またしても会社帰りに、中央線が四ツ谷=新宿間での車両点検のために運転見合わせとなり、会社線への振替輸送が実施されました

普通の人であれば「またかよっ!!」って怒りたくなりますが、きっぷコレクターは変わった人種でして、ちょっと得した気分になります。情報を掴むや否や、一目散に精算所めがけて蒐集活動の開始です!!

今日は東京駅で足止めを喰らい、既に蒐集済みではありましたが、一応振替乗車票を戴いてきました。
最初は何の気なしに東京メトロ東西線に乗車したのですが、車内で振替乗車票を眺めていたら、なんだかいつもと様子が違います。

images(今日貰った振替乗車票)

よくよく見ると、注意書きがなんだかしつこく書かれています。

images(今までの振替乗車票)

今までは「当日限り有効 途中下車前途無効 着駅でお渡しください。」という注意書きだけでしたが、今日貰ったのは、「当日限り有効、途中下車できません。 着駅でお渡しください。自動改札機はご利用になれません。」となっています。
また、活字も微妙に違います。

images(今日貰った振替乗車票の裏面)

いったいいつから変更になったのかわかりませんが、裏を見てみると券番はかなり進んでいます。
(振替乗車票は無料にて片っ端から配ってしまうので、これほど券番のいい加減なものはないですが…)

images(表) images(裏)

国鉄からJRに引き継がれたころ、振替乗車票は硬券のままでしたが、硬券が廃止された後の平成3年くらいから軟券化されていきました。しかし、軟券化されてレイアウトが変わったものの、注意書きについての変更は一切ありませんでした。

ここにきて、またひとつ、国鉄時代の名残りが消えていってしまうようです。

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