BUSじゃなく、BAS !?

十勝バス帯広駅発行の、帯広空港ゆき硬券乗車券です。

    (表面)

路線バスの乗車券を硬券で発売しているのは、北海道内の十勝バスや釧路バス等数社を残すのみとなり、今や大変貴重な存在となっています。

    (裏面)

裏面です。
料金箱に入れたとき、裏がえしになっても運転士が判別できるよう、裏面にも運賃が印刷されています。


この券、少々不思議な券で、小児断線のある大人・小児用券ではありますが、裏面を見ると券番は片側しか印刷されておらず、小児用として実際に小児断線を切断して発売されたら、小児断片には券番がありますが、実使用の券には券番が無いため、後々券番がわからなくなってしまいます。

小児用として発売する場合、いちいち発売する券に券番を記入するのか、疑問です。


   

この券十勝バスの自社地紋が使用されていますが、この地紋もこれまた不思議です。

「TOKACHI BAS」とローマ字を配したデザインの地紋ですが、普通、バスを英語表記すると「BUS」となり、「BAS」はヘボン式ローマ字です。
大抵の場合、このようなところでヘボン式ローマ字の「BAS」が使用されることはなく、他社の券でもこのような例は未見です。

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