近畿日本鉄道 東京都区内ゆき乗車券

昭和51年1月に発行された、近鉄天理駅発行の東京都区内ゆき乗車券です。

    (表)

    (裏)

近鉄天理駅から京都駅を経由して東京まで乗車する距離は、実乗距離にして562.6㎞になり、現行の運賃では、近鉄区間が730円、JR区間が7,980円で、合計8,710円になります。
(現在は天理駅から京都経由で東京都区内までの連絡乗車券は購入できません。)

このような長距離用の常備硬券の場合、戦後の物資が欠乏していた時期を除いて、一般的にはA型硬券で発券されることが多いようですが、近鉄の場合、このような乗車券の場合でも頑なにB型硬券として発券されていました。

この券の場合、たまたま上の片にパンチが入れられていますので問題ありませんが、下の片にパンチがいれられてしまいますと、「発売日共4日間有効 2880円」の記載が切れてわからなくなってしまいます。

ここまでして、B型に固執した、近鉄側の理由はなんだったんでしょうか?

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