土佐電鉄 2片連結式乗車券

拙ブログ6月14日エントリーの「戦後資材不足時の1/2硬券」におきまして、関西さまよりコメントのありました、土佐電鉄安芸線の2片連結式乗車券の廃札券が手元にありましたのでご紹介いたします。


   


一見すると往復乗車券のようですが、良く見ると左右の券片の内容が同一となっています。
土佐電鉄では、昭和40年代にこのようなA型硬券を1/2に分割した2片連結式乗車券が発行されていました。

当然ながら、昭和40年代ともなればもはや資材不足という時代ではなく、関西さまが仰せのように「習慣」だったのか、そのような様式が規則として存在していたのかわかりませんが、奇跡的にこのような形の硬券が残されていました。


手元には他に「2等」という等級が印刷されている時代のものもあり、また、それと運賃額が著しく違うことから、この券はモノクラス化された昭和44年以降に印刷された可能性があります。


   


裏面です。
「イ」と「ロ」という符号がついていて、2つの券片を区別しています。左側の券番が3222イ番、右側の券番が3222ロ番とでも言うのでしょうか?


土佐電鉄安芸線は1974(昭和49)年4月に廃止されてしまっていますが、2片連結式乗車券は廃止時まで発売されていたのでしょうか?
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