戦後資材不足時の1/2硬券 (~その2)

前回エントリーさせていただきました、「戦後資材不足時の1/2硬券」におきまして、菅沼天虎さまと関西さまよりコメントを頂きました。

菅沼天虎さまのコメントでは、1/2硬券にある、「い」「ろ」の符号が在るか無いかということでした。答えはわかりません。

    

裏面を見ますと、2905という券番は確認できますが、符号は見当たりません。
このような符号は大抵真ん中もしくは若干真ん中より下に印刷されているのが普通であり、パンチで切れてしまうような場所にはないでしょう。

    

若干拡大して表面を改めて見てみましても、符号は見当たりません。

菅沼天虎さまが仰せのように、小児断線の「大村」と「小」の文字の間にあったものが切り落とされてしまった可能性が否定できません。しかし、発行箇所名の印刷もありませんし、そのようなものは省略されていた(或いは当初から無かった)可能性もあります。


ちなみに、JTB発行の「国鉄乗車券類大事典」によりますと、このような硬券の正式な名称は「2片連結式乗車券」というようです。


この記事は、菅沼天虎さまのブログ「菅沼天虎の紙屑談義」6月16日エントリーの「1/2常備片道乗車券の券番」にトラックバックさせていただきました。
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