京急 さようなら1000形 記念乗車券

今月いっぱいで、京浜急行電鉄旧1000形電車が約50年の営業運転を退くことになりました。


   


旧1000形電車は昭和34(1959)年に登場した電車で、356両作られた京急の主力電車でした。京急全線をはじめ、都営地下鉄浅草線や京成線・北総線など幅広いエリアで活躍していましたが、今や6連・4連・2連の12両が残るのみとなり、とうとう今月いっぱいでその姿を消します。

京浜急行電鉄では本日さようなら記念乗車券を発売し、明日には「1000形ありがとう運転」が実施されます。


    (← 再度クリックすると、大きく表示されます。)

こちらは、さようなら1000形記念乗車券のケースの表面です。

快特品川ゆきの方向幕と種別幕を表示させた旧1000形の勇敢な写真で飾られています。やはり、快特表示は個人的に好きです。


    (← 再度クリックすると、大きく表示されます。)

ケースの裏面です。
旧1000形電車の概要が表になって印刷されています。


    (← 再度クリックすると、大きく表示されます。)

ケースを開けると、電車の寸法図が出てきます。
ただそれだけで、電車の説明などの類は一切ありません。近頃はネットで充分調べられますからそれでいいのでしょうか?


    (← 再度クリックすると、大きく表示されます。)

中には、記念乗車券が2枚(4回分)入っています。
1枚目は品川駅と横浜駅から150円区間の2枚の乗車券がついた券です。
晩年の姿の旧1000形の写真と、かつて特急電車についていた種別板などの写真があります。
寂しいことに、裏面は真っ白で、券番以外の印刷は全くありません。


    (← 再度クリックすると、大きく表示されます。)

2枚目の券です。
こちらは三浦海岸駅から550円区間と浦賀から150円区間の2枚の乗車券がついた券です。
まだ方向幕が白地であった時代の通勤快特品川ゆきの写真と、かつて快特電車についていた種別板の写真があります。
こちらも裏面は真っ白で、券番以外の印刷は全くありません。


個人的に、旧1000形電車には思い入れがあり、かつて高校生であったころ、この電車のカッコよさに惹かれ、
京浜急行へ就職をすることさえ考えたほどです。(今はその夢叶わずです…)

この記念乗車券はそのような思い入れがあったので購入したわけですが、構成的には少々期待はずれなものでした。

外装ケースの「フタ」の部分にはなんの印刷もなく、どうせなら旧1000形電車のあゆみなどの解説文があると良かったのではないかと思います。

乗車券部分も、せっかく4回分の乗車券があるにも拘わらず、券は2枚しかありません。どうせなら乗車券は4枚図柄で欲しいところです。

また、乗車券の裏面にも、何らかの説明文などがあった方が良かったのではないかと思います。裏面真っ白では、「どうしちゃったのかな?」と思ってしまいます。


これで1000円というのは、最近の記念乗車券としては割高な感じがしますが、皆様いかが思われますか?
コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )