青函連絡船案内所発行 東京都区内ゆき乗車券

8月になり、夏休み真っ只中です。

今回ご紹介いたしますのは、今は亡き、青函連絡船羊蹄丸内案内所発行の、函館から東京都区内ゆき片道乗車券です。
学生時代、夏休みなどの長期休暇ともなると、上野発の夜行急行と青函連絡船を乗り継いで北海道に渡道したものです。


   

青函連絡船の船内には鉄道案内所が設置されており、そこでは青函連絡船の乗車券はグリーン券、寝台券、その他国鉄全線の乗車券は急行券類や指定券類などを購入することができました。


   

          青函連絡船内の鉄道案内所風景
          (思いで鉄道探検団管理人様より許可を受けて転載させていただきました。)


このときは函館までの乗車券で乗船し、案内所で帰路の乗車券を購入しました。
連絡船関連の口座および急行・特急券類については硬券による設備がありましたが、すべての区間乗車券の設備があるわけではありませんので、設備のない区間の乗車券については補充券による発券でした。

ご紹介の券はJR化1年以内の国鉄地紋の出札補充券で、鉄道のものと全く同一です。
JR北海道のものは、民営化当初よりノンカーボンによるものとなっており、今後の保存に不安があります。

経由欄は浅虫・仙台となっていますが、この区間は現在一部である八戸~目時間は青い森鉄道、目時~盛岡間はいわて銀河鉄道に移管されています。
東北新幹線新青森開業後には、青森~八戸間も青い森鉄道に移管されます。
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