JR直営の印刷場名は国鉄時代の印刷場名を使用します。
10年以上前に御紹介した券も再度御紹介しようかと思います。
古紙蒐集雑記帖
上田交通 上田丸子電鉄時代の硬券
昭和61年3月に上田交通上田原駅発行された、別所温泉ゆき往復硬券乗車券です。

上田交通(別所線)は現在上田電鉄となっておりますが、上田電鉄を名乗るようになるまでは、上田温泉軌道⇒上田温泉電軌⇒上田電鉄⇒上田丸子電鉄⇒上田交通⇒上田電鉄と社名が変更されてきました。
ご紹介の券は、発行されたのが昭和61年ですので上田交通時代ですが、券に印刷されている社名は上田丸子電鉄のままとなっております。
上田丸子電鉄は昭和18年10月に上田電鉄と丸子鉄道が合併して出来た会社で、昭和44年5月に上田交通になっています。
ということは、この券は上田丸子電鉄時代に印刷されたものですので、少なくとも設備されてから17年間残っていたことになります。
運賃は80円と印刷されていますが、実際に駅で購入した際には800円くらいであったと記憶しておりますので、実に10倍になったことになります。

裏面です。
17年の歳月のうちに、8,559枚が発売されたようです。
当時、このほかにもう1枚、上田丸子電鉄時代の硬券が残されていました。

こちらは同じ昭和61年3月に別所温泉駅で発行された、中塩田駅ゆきの小児用片道乗車券です。
中塩田駅は別所温泉駅と似たような駅舎のある駅で、かつては駅員配置駅であった佇まいが残されています。
こちらの券の運賃は15円と印刷されておりますが、確か100円位で購入したような記憶があります。

裏面です。
こちらもやはり8,000枚以上が発売されております。
昭和61年当時の上田原駅は車庫のある駅でしたが、同年10月に1,500ボルトに昇圧された際、車庫が下之郷駅に移転し、無人駅となっていますので硬券類を購入することはできません。
別所温泉駅は現在でも硬券乗車券の発売をしておりますが、中塩田ゆきの旧券はすでになく、双方とも現在は購入することはできなくなっています。

上田交通(別所線)は現在上田電鉄となっておりますが、上田電鉄を名乗るようになるまでは、上田温泉軌道⇒上田温泉電軌⇒上田電鉄⇒上田丸子電鉄⇒上田交通⇒上田電鉄と社名が変更されてきました。
ご紹介の券は、発行されたのが昭和61年ですので上田交通時代ですが、券に印刷されている社名は上田丸子電鉄のままとなっております。
上田丸子電鉄は昭和18年10月に上田電鉄と丸子鉄道が合併して出来た会社で、昭和44年5月に上田交通になっています。
ということは、この券は上田丸子電鉄時代に印刷されたものですので、少なくとも設備されてから17年間残っていたことになります。
運賃は80円と印刷されていますが、実際に駅で購入した際には800円くらいであったと記憶しておりますので、実に10倍になったことになります。

裏面です。
17年の歳月のうちに、8,559枚が発売されたようです。
当時、このほかにもう1枚、上田丸子電鉄時代の硬券が残されていました。

こちらは同じ昭和61年3月に別所温泉駅で発行された、中塩田駅ゆきの小児用片道乗車券です。
中塩田駅は別所温泉駅と似たような駅舎のある駅で、かつては駅員配置駅であった佇まいが残されています。
こちらの券の運賃は15円と印刷されておりますが、確か100円位で購入したような記憶があります。

裏面です。
こちらもやはり8,000枚以上が発売されております。
昭和61年当時の上田原駅は車庫のある駅でしたが、同年10月に1,500ボルトに昇圧された際、車庫が下之郷駅に移転し、無人駅となっていますので硬券類を購入することはできません。
別所温泉駅は現在でも硬券乗車券の発売をしておりますが、中塩田ゆきの旧券はすでになく、双方とも現在は購入することはできなくなっています。
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