JR直営の印刷場名は国鉄時代の印刷場名を使用します。
10年以上前に御紹介した券も再度御紹介しようかと思います。
古紙蒐集雑記帖
東京モノレール モノレール羽割往復きっぷ
東京モノレールでは、羽田空港国際線ビル駅開業1 周年及び羽田空港国際線定期便就航1 周年を記念して、「モノレール羽割往復きっぷ」という企画乗車券を、モノレール浜松町駅、羽田空港国際線ビル駅、羽田空港第1 ビル駅、羽田空港第2 ビル駅の各駅で発売しています。
値段は大人用800円(普通運賃940円)と小児用400円(480円)と割引になっており、期間内に往復する予定があるのであれば割安感のある乗車券です。
大人・小児用券 (クリックすると、大きく表示されます。)
周遊券サイズの常備券で、青色東京モノレール自社地紋の往復券タイプとなっています。
モノレール浜松町駅以外の4駅でも発売するため、往路券と復路券の指定はなく、どちらから使用しても良いようになっています。
1枚目(左側)の券はモノレール浜松町駅から羽田空港国際線ビル駅、羽田空港第1 ビル駅、羽田空港第2 ビル駅の各駅ゆきで、もう一方の券は羽田空港国際線ビル駅、羽田空港第1 ビル駅、羽田空港第2 ビル駅の各駅からモノレール浜松町駅ゆきとなっています。
大人・小児用券のほかに小児用券もあり、こちらは緑色東京モノレール自社地紋の往復券タイプとなっています。
裏面にはご案内文が印刷されております。内容はどちらの券も同じですが、乗車時に入鋏は省略する旨が記載されているところが特徴です。
この乗車券は同社のホームページにも掲載されておりますが、駅でのPRはいまいちで、特に一般利用客が購入している様子はありませんでした。
また、この券を購入した日のモノレール浜松町駅は定期券発売窓口が日中閉鎖されて改札口での発売となっていましたが、改札係員が発売都度事務所へ券を取りに行く方法が採られており、あまり積極的な発売方法とは思えない感じでした。
しかも、ホームページには「乗車券の様式」というものがわざわざ載せてあり、一般利用客のための企画乗車券というより、あたかも我々のような乗車券蒐集家のために発売されているような錯覚に陥ってしまいます。
「乗車券の様式」を見ますと、券の左側には駅の控片と審査課への回付片がついておりますが、金額が固定の常備券であるので、普通であれば券番での在庫管理をすれば良いように思えますが、なぜ敢えてわざわざこのような券片を付けているのか、理由がわかりません。