金額が合いません

昭和63年9月に新宿駅の小田急線連絡改札口で発行された、新宿駅から高田馬場駅経由西武線100円区間ゆきの小児用連絡乗車券です。



   



JRE地紋の連絡用金額式乗車券で東京印刷場の調製と思われます。



当時の同区間の運賃は、新宿駅から高田馬場駅間がJR線120円で、西武線の100円区間を合計すると220円となりますが、連絡割引制度が適用されて210円となっています。



しかし、それは大人運賃の話であり、小児運賃は新宿駅から高田馬場駅間がJR線の120円区間が60円で西武線の100円区間が50円ですので、合計すると110円となり、乗継割引が適用されて100円となるはずです。ところが、この券の発売額を見てみますと210円となっています。



乗継割引を表す「割引」の表記が無いばかりか、小児専用券であるため、「小児100円」の表記までなく、これでは表示金額と発売額に相違が生じてしまい、これを100円として発売していたこと自体に問題があるように思います。


拙ブログ2011年5月2日エントリーの「新宿駅発行 高田馬場接続西武鉄道連絡乗車券」で大人専用券を御紹介いたしておりますが、こちらもミス券となっており、どうやらこの区間の乗車券は「鬼門」のようです。

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