JR東日本 四ツ谷駅発行普通列車グリーン券

平成元年3月に四ツ谷駅で発行された、東京駅発の普通列車グリーン券です。

 

   


緑色JRE地紋のA型券で、東京印刷場調製の券です。


当時、JR東日本の硬券類はもはや末期状態にありましたので、本当は発駅である東京駅発行のものが欲しかったのですが、硬券を常時発売していて、かつ、発駅が印刷された券を発売しているのは四ツ谷駅が一番手っ取り早かったために購入した次第です。


東京駅から50kmまでの最短区間のグリーン券で、東海道線であれば大船まで、横須賀線であればそのひと駅先の北鎌倉まで乗車できます。


この券の発行日である平成元年3月31日まではグリーン料金に通行税が1割ほど加算されており、「¥800 税1割共」という料金表示になっています。翌4月1日からは消費税が導入されることとなり、通行税は3月31日限りで廃止されていますので、この券は通行税が加算された制度の最終日の券ということになります。

消費税の導入に伴い、通行税10%から消費税3%(当時)となることから、800円であった当該グリーン料金は740円(現在は消費税率5%となり、750円)となり、実質的に値下げとなっています。
グリーン料金そのものがいくらであったかという資料を見たことはありませんが、800円の10%が通行税だとすると、現在の50kmまでのグリーン料金が750円ですから、逆算するとグリーン料金単体の料金は720円というところでしょうか?

 

 

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