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京王電鉄 新宿(新宿追分)~調布間開通100周年記念券 ~その4

しばらくの間京王電鉄 新宿(新宿追分)~調布間開通100周年記念券について御紹介させていただいておりますが、今回はセット4枚目の乗車券を御紹介して締めくくりといたしましょう。


   


乗車券は新宿から240円区間ゆきの金額式硬券ですが、開業時の電車のイラストの描かれた、桃色KEIOコーポレートアイデンティティー(CI)地紋の大人専用券となっています。240円区間というのは新宿駅から調布駅までの運賃が240円であることに由来すると思われ、セット販売金額を水増ししたりきれいな数字に合わせるために無理やり設定された金額でないところに好感が持てます。拙ブログ6月2日エントリーの「京王電鉄 新宿から調布ゆき特別補充券」でエントリーさせていただきました金額区間がそれに相当します。


   


裏面です。裏面には券番のほか、自動改札機を通れない旨と有効期間、下車前途無効である旨の記載があり、こちらには入場券のような循環番号はありません。これは、乗車券が乗車券収入であることに対し、入場券は雑収入として計上されることから、全く別の独立した券番として扱われているものと推測します。


このほか、セット5枚目として京王電氣軌道時代の開通記念乗車券がの復刻券がセットされています。


   


こちらは乗車券として使用することが出来ないレプリカ券で、裏面にはその旨が記載されています。


   


乗車券として使用できない単なる復刻券であり、券番はありません。

ところで、この券は硬券で作成されていますが、このような券は軟券で作成されていることが殆どであり、実際には軟券であったものを硬券で作成されたものと思われますが、これ1枚が軟券だとバランスが悪いことからの措置であったものと思われます。


以上、京王電鉄 新宿(新宿追分)~調布間開通100周年記念券について御紹介させていただきましたが、1部500円という比較的設定金額が安価な割に、内容は面白いものであったと思います。私が購入したのが発売開始日の午前11時ごろであり、0001番からきちんと順番に発売されていたとすれば券番2500番はちょうど半分であり、番号的にも面白いものであったと思っております。

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