趣味で蒐集した「きっぷ」を見て考えたこと、とか…
JR直営の印刷場名は国鉄時代の印刷場名を使用します。
古紙蒐集雑記帖
あけましておめでとうございます
新年あけましておめでとうごさいます。
本年も昨年同様、御贔屓のほど、よろしくお願い申し上げます。
昨年はも隔日ながらなんとか1年間更新を続けることができました。これはひとえに皆様の暖かい御支援の賜物であります。ありがとうございました。本年も変わらぬ御支援のほど、よろしくお願いいたします。
元旦1発目は毎年干支にちなんだ駅名の券を集めて御紹介いたしておりましたが、本年はちょっと趣向を変えてみました。
昨日、平成29年12月31日は、乗車券蒐集家にとってひとつの「節目」となる出来事が起こっています。
天虎式ダッチングの数字環が昨日の大晦日である「29.12.31.」以降に対応していないのです。昭和50年代以降に製造されてから改造を受けていない機器は、年号の十の桁の数字環が1.2.5.6および空白しかありません。名付けて、「ダッチング30年問題」です。
現在、ほとんどの駅で現役として活躍しているダッチングマシーンは天虎式であり、現在でも使用できる機器の数字環が平成30年に対応していないのが事実であり、特別に改造されたものでない限り、本日から使用できないのです。
昭和30年代に作成された菅沼式の機器がまだ使用できればそれを使うというのもアリですが、なかなかそのような物が残されている鉄道会社も少ないでしょうから、本日以降に発行される硬券にダッチングで日付を入れるというのは難しいのが現状です。
いっそのこと、かつて近江鉄道が行っていたように年号十の桁を空白にし、「 0.-1.-1.」とするのならば対応できないこともありませんが、現在でも硬券を発売している各社が、どのような対応をとっていくのか気になるところです。
こちらはダッチングに代わる、「ダッチング字体の日付印」を使用して「捺印」したものです。これならきちんと「30.-1.-1.」と捺印することができますが、やはり、ダッチングを使用しない硬券というのに物足りなさを感じてしまいますね。
なにはともあれ、本年も拙ブログ「古紙蒐集雑記帖」をよろしくお願いいたします。
古紙蒐集雑記帖管理人;isaburou_shinpei