荻窪駅発行 中野接続 地下鉄50円区間ゆき片道連絡乗車券

昭和42年11月に荻窪駅で発行された、中野駅接続、地下鉄50円区間ゆきの片道連絡乗車券です。


   


桃色こくてつ地紋の金額式A型大人専用券で、東京印刷場で調製されたものです。


国鉄末期の同区間の乗車券は東京印刷場管内でよく見かけたB型の金額式券となっていましたが、この頃はA型券が使用されていました。

変則的な金額式券で、発駅の右隣に「(中野 接続)」と接続駅が明記され、二つ目の矢印の右隣は「地下鉄 50円区間」という表記になっています。これは、当時の営団地下鉄(現・東京メトロ)から国鉄線への連絡乗車券と様式的に似ており、両者がある程度様式を統一させたものと思われます。
また、国鉄末期では「営団線」となっていましたが、この当時は「地下鉄」という表記になっており、様式的にかなり違っています。


   


裏面です。
「地下鉄線への接続は中野駅に限ります。」という注意書きがありますが、これは新宿駅などの中野駅以外の接続駅まで行って地下鉄に乗り換えることもできると勘違いする旅客への対策であったものと思われます。

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