JR東日本 スーパーひたち3号 B特急券

平成元年10月に東京駅旅行センター(分室)のマルスで発行された、スーパーひたち3号のB特急券・グリーン券です。


   


緑色JRE地紋の旧様式の特殊指定共通券で発券されています。


当時のマルス券は自動改札に対応しておらず、一部を除く乗車券や自由席特急券、急行券、自由席グリーン券等については85mmで発券されますが、指定券類については120mm券で発券されていました。

現在は発駅と着駅の間に矢印(➔)が使用されていますが、当時は三角(►)が使用されているところが異なっておりますが、その他の印字内容については着予定時刻の表記がないなど、現在のものとは趣きが異なります。


この券を購入した経緯を失念しましたが、当時、海外からの来賓が勝田まで行くということで手配したもので、東京駅旅行センター(現・東京駅びゅうプラザ)の「分室」という直接旅客とは接しないところにある端末で発券されています。

「席」の表示があるように、この券は席番入力が行われています。席番入力は空席の有無にかかわらず任意の座席を発券する方法で、列車名、区間、日付、席番などの他に、誤取り消しを防止する取り消し符号(ここではC12)を入力する必要があります。
席番入力の操作は、発売済中央装置(ホスト)から抜かれている座席を返席せずに抜いたまま発券するため、ダブルブッキングのリスクが大変高く、特に慎重な端末操作が必要とされ、混雑時の発券等、特別な事情が無い時以外はあまり使用されないようです。

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