京浜急行電鉄 横須賀公郷から20円区間ゆき片道乗車券

1962(昭和37)年10月に、京浜急行電鉄横須賀公郷(現・県立大学)駅で発行された、20円区間ゆきの片道乗車券です。


   


桃色PJRてつどう地紋のB型金額式大人専用券で、山口証券印刷で調製されたものと思われます。
駅名は「横須賀公郷」ですが、活字の関係でしょうか、発駅名が「横須賀 公郷」と不自然なスキマがあります。


同駅は1930(昭和5)年に京浜急行電鉄の前身である湘南電気鉄道の駅として開業し、その後湘南電気鉄道と京浜電気鉄道が合併したことによって京浜電気鉄道の駅となり、さらに 京浜電気鉄道が東京横浜電鉄と合併し、東京急行電鉄の駅になります。そして、戦後の1948(昭和23)年に京浜急行電鉄が発足し、京浜急行電鉄の駅となります。

京浜急行電鉄となって以後の1963(昭和38)111日、同社の電車が従来の赤と黄色のツートン車体から現在の赤に白帯の車体に変更されたのと同じタイミングで、横須賀公郷駅のほか、湘南富岡駅、湘南田浦駅、湘南大津駅がそれぞれ京浜安浦駅、京浜富岡駅、京浜田浦駅、京浜大津駅に改称され、1987(昭和62)年には「京浜」の文字が入った駅名をすべて「京急」と改めたことにより、京急安浦駅に2度目の改称がなされます。

そして2003(
平成15)年4月、近隣に神奈川県立保健福祉大学が開学すると、2005(平成17)年になって京急安浦駅は県立大学駅に3度目の改称を受けることになり、現在に至っています。


現在でも「県立大学って何だ?」という感じですが、同駅の駅名の由来は神奈川県立保健福祉大学のことを指しています。

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