名古屋鉄道 東笠松から木曽川堤ゆき 車内乗車券

前回エントリーのトヨタ自動車前駅普通入場券と同時期になります、1973(昭和48)年3月に、名古屋鉄道列車内で乗務員により発行された、名古屋本線東笠松駅(廃駅)から木曽川堤駅までの片道乗車券です。


   

青色名古屋鉄道旧地紋の30円区間用券で、発売運賃金額の固定された図補になります。
現在ではこのような様式はありませんが、同社ではすべての発売運賃に対応できる図補の他、御紹介のように需要の多い金額については、金額が固定された図補もありました。御紹介の30円区間用の他、90円区間用くらいまでが用意されており、それぞれ地紋の色が異なっていました。
御紹介の券はちょうど49年前の3月4日に廃線となった挙母線に対応できる様式であり、恐らく同日もしくは近日中には廃札になった可能性があります。


   

廃線となった挙母線部分を拡大してみました。先に廃線となって名鉄バスに転換された岡崎市内線や安城支線、平坂支線などの路線が破線で残されています。

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