西武バス 整理券 ~その1

1992(平成4)年9月に、西武バスの車内で発券された整理券です。


   

感熱印刷式券で、鉄道のB型券よりひとまわり小さいサイズになっています。
乗車停留所の番号が大きく印字されており、従来のインクで印刷された整理券の様式をそのまま感熱式にしたような券です。
運賃精算時には料金機に整理券を入れ、運賃表に表示された金額を運賃箱に投入します。

西武バスは埼玉県所沢市に本社のあるバス会社で、西武鉄道を筆頭とする西武ホールディングスの子会社で、西武鉄道の沿線を中心としてエリアで路線バスや、高速バスなどの運行をしています。
ただし、他の大手私鉄事業者がバス事業を分社化したような経緯では無く、同社は当初から鉄道の傘下のバス事業専業事業者として営業しています。

同社では路線バスの運賃支払い方法が3通りあり、東京23区と武蔵野市の一部および[立70][立71]系統の路線については均一運賃を乗車時に支払いする前乗り後ろ降り方式が採用されていますが、東京23区および武蔵野市の一部と多摩・埼玉地区をまたぐ路線については距離制運賃になっており、前扉から乗車して乗車時に乗務員に行先を告げて行先別の運賃を支払い、後ろ扉から降車します。そして、多摩地区および埼玉地区のみを運行する路線については、運賃は降車時に距離制運賃を支払うようになっており、後ろ扉から整理券を取って乗車し、降車時に運賃を支払って前扉から下車します。


   

西武バスの車両です。「笹カラー」と呼ばれる緑色を基調としたカラーリングの車両が多く存在していますが、最近配備された新型車両は青色を基調とした「S-tory(エストリー)」という愛称の車両になっており、「笹カラー」の車両はだんだんと少なくなっていくものと思われます。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )