京都駅発行 普通入場券

新年から数えて7日目の1月7日は「人日(じんじつ)の節句」といわれ、「人を大切にする日」という意味合いを持つ日だそうです。そして、1月7日には七草がゆを食べてほっとおなかの調子を整えるという風習があります。七草は早春にいち早く芽吹くことから邪気を払うといわれたことから、無病息災を祈って七草がゆを食べた習慣が江戸から広まっていったようです。

さて、今回は1984(昭和59)年3月に、東海道本線の京都駅で発行された普通入場券を御紹介いたしましょう。


   

白色無地紋のB型大人・小児用券で、大阪印刷場で調製されたものです。


   

裏面です。大阪印刷場で調製された硬券の入場券は、「旅客車内に立入ることはできません。」の文言が裏面に印刷されている独特な様式になっています。
この様式は国鉄が民営化された後のJR西日本となってもそのまま継承されておりましたが、広島印刷場が閉鎖されて大阪印刷場に統合されてからは、この様式とは異なり、広島印刷場の様式に則ったような様式の券が登場しています。

今年のNHK大河ドラマは源氏物語がテーマの内容であるということですので、京都の観光需要がますます高まりそうですが、観光産業とは関係のない京都の方々にとっては、いろいろと困りごとがありそうな一年になりそうです。

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