日本最古の劇場で、師走の「吉例 顔見世興行」で有名な南座。
正式には「京都四條南座」といい、歌舞伎から新派、喜劇、コンサートまで、多岐にわたる演目が上演されております。
今回、南座の舞台機構を実際に体験できる「夏休み 特別舞台体験」という企画があり、参加しました。
参加者はまず、南座についての話を聞き、その後、「花道」を歩いて舞台へ上がります。
舞台上では「廻り舞台」を体験し、舞台の一部が切り取られたように昇降する「迫り」で、
昇ったり、舞台下の「奈落」へ降りたりして、気分は役者です。
舞台や「迫り」から見る客席の眺めは、まず目にすることがない光景です。
館内には歌舞伎にまつわる様々な展示や、体験コーナーも設置されております。
南座では、もっと歌舞伎に親しんでもらうように、歌舞伎教室を開いたりもしており、「伝統を未来へ、歌舞伎を身近に」という
活動も行っているようです。
京都好き男