紫陽花や きのふの誠 けふの嘘
正岡子規の詠んだ句は、アジサイの特徴を喩えにしたものです。
すなわち、色が変化するということです。
アジサイは土壌の酸度によって色が変わります。
昨日の青だったものが、次の日に紫になっていることもあります。
子規の一句は、人の心変わりを、そんなアジサイの特徴に喩えた句です。
ただし、アジサイのこの特徴には例外があります。
それは、白いアジサイです。
白いアジサイは、アジサイの色の元である色素がないため、色の変化がありません。
ちなみに、アジサイ全般の花言葉が「移り気」ですが、白いアジサイの花言葉は「寛容」だそうです。
何となくわかるような気がしますね。
橋本でした。