当館のお庭にある、ザクロが花を咲かせました。
初夏になると、毎年二つ三つ、花を咲かせます。
今年は少し早いほうでしょうか。
この時期、当館のお庭に咲く花もあまり多くありません。
サツキ・ツツジが少し残っている程度でしょうか。
6月もおわりになればナツツバキが、7月になればサルスベリも咲き始めますが。
ですから、当館のお庭にとって、この時期には貴重な花というわけです。
ザクロといえば、まず思い浮かべるのは実のほうかもしれませんね。
見ようによってはグロテスクにも映る実に対し、花はまさしく可憐。
緑の葉の生い茂る中に、楚々とした、オレンジ色がかった赤い姿を見ることができます。
花の数は少なくとも、ぱっと目に飛び込んでくる輝きを持っています。
目にも鮮やかなその色を見ると、何か気持ちが和らぐようです。
残念ながら、実がなったところは見たことがありません。
温暖性の植物らしいので、実のなる条件は厳しいのかもしれませんね。
一度実がなったところを見たいとは思っているのですが。
”あいらんど”