大晦日の夜。豪華客船・ポセイドン号では、新年を迎えるため華やかなパーティーが開催され、人々は思い思いに豪華な船上パーティーを楽しんでいた。しかしその時、巨大な津波がポセイドン号を一瞬にして飲み込んでしまう。船は完全に転覆し、乗客たちは上下反転した船の中に閉じ込められてしまった・・・ 。
パニック映画の名作「ポセイドン・アドベンチャー」のリメイク。監督は、「トロイ」「パーフェクト・ストーム」「Uボート」などで有名なウォルフガング・ペーターゼン。
津波が来る前に、元消防士の男やら、自殺志願者のじいさんやらのちょっとした人物紹介のような話はあるが、あとあとこの人物設定は全く関係なし。最後にちょっと「アルマゲドン」っぽい展開はあるものの、それほど感動するほどではなかった。正味100分弱の映画だから、しょうがないといえば、しょうがないか。
この映画の見所は、そんな人間ドラマよりも、次々に起こる迫力シーン。冒頭の津波による転覆シーンも、これまで何度も予告で見たにもかかわらず、なかなかの迫力。たいした人間ドラマもなく、いきなり、こんなに早く転覆させといて話がもつんかと思ったが、意外や意外、次々迫り来る災難で、話の展開も早く、ラストまであっという間だった。これだけアクションに徹した作りをしてくれると、逆に潔く、見ていて楽しいね。それだけに、B級っぽい感じはするんだが。
流行りものの「ダ・ヴィンチ・コード」見て、「よーわからんかった」という輩には、気分直しにこの映画見るのがおすすめ。例え泥酔してても、絶対にわかるストーリー。というか、飲んでから見たほうが楽しめるかも。
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