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道開発予算6639億円、国交省概算要求 治水など重点

2018-08-30 | アイヌ民族関連
日本経済新聞 2018/8/29 22:30
 国土交通省が29日発表した2019年度予算の概算要求で、北海道開発予算は18年度当初予算比20%増の6639億円を計上し、5年連続で6千億円を超えた。大規模な水害や土砂災害を防ぐ治水分野の要望額が引き続き高い水準だったほか、アイヌ民族関連で18年度予算より積み増した。
 一般公共事業費(開発事業費)は6527億円で20%の増額。このうち成長戦略など「新しい日本のための優先課題推進枠」に1382億円を盛り込んだ。
 事業別で見ると、治水は18%増の1031億円を要求した。水害や土砂災害の頻発に備え、19年度は千歳川流域で堤防や遊水池の整備と河床の掘り下げを進める。石狩川や幾春別川の洪水対策として、既存の桂沢ダムをかさ上げした新桂沢ダムの建設を続ける。
 7月上旬の大雨で上川・空知・留萌地方で川が氾濫して浸水被害が起きたことから、防災・安全交付金でも21%増の459億円を要求した。
 アイヌ民族関連では、政府が白老町で20年度の公開を目指す「民族共生象徴空間」などに関係する国営公園整備に39%増の34億円を盛り込んだ。国立民族共生公園の造成や慰霊施設の整備などが含まれる。アイヌ民族の伝統文化の普及啓発などソフト面の事業でも40%増の8億5300万円を要求した。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3474175029082018L41000/

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若者有志が歌や踊り披露 シラウォイ・クンネ、観客を魅了

2018-08-30 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 2018/8/29配信

若者たちが披露した踊り
 白老でアイヌ文化の伝承活動に取り組む若手有志によるイベント「シラウォイ・クンネ~白老ナイト」が26日、しらおい創造空間「蔵」で行われた。アイヌ民族文化財団の職員と伝承者育成事業の担い手の有志5人が白老に伝わる口承文芸や踊り、歌を披露。普段はなかなか見ることのできない貴重な場となり、来場者たちは魅了されていた。
 今年3月末にアイヌ民族博物館が閉館したことにより、町内では定期的に古式舞踊などを観覧したり披露する機会がなくなったため、担い手4期生の米沢諒さんが、白老に住む若者有志でのイベントを企画。担い手卒業生でもある山丸賢雄さん、山道陽輪さん、新谷裕也さん、山田美郷さん、担い手4期生の川上さやかさんがステージに立ち、踊りや歌、口承文芸を披露した。
 山丸さんは口承文芸のユカラ、カムイユカラ、ウェペケレの三つのジャンルを披露。拍子を打ちながら独特なメロディに乗せて語るユカラなどを解説を交えながら紹介した。
 川上さんは、ウポポ(座り歌)を中心に平取や帯広に伝わる歌として、地域によってメロディーが異なるピリカの歌を紹介したり、出演者による踊りを加えた平取に伝わるツバメの踊りなども演じた。まるでフチ(おばあさん)が歌っているかのような歌声で来場者たちを魅了。また、男性陣が「ク リムセ」、「エムシ リムセ」などを披露した。
 米沢さんは「博物館が閉館したことで白老でアイヌ文化が見られなくなり、民族共生象徴空間開設までの空き期間を使って発信できれば」と話した。
https://www.tomamin.co.jp/news/area2/14556/

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北海道)NHK松浦武四郎ドラマ 松本さん、深田さん

2018-08-30 | アイヌ民族関連
朝日新聞 2018年8月28日03時00分
 NHK札幌放送局が制作する北海道150年記念ドラマ「永遠のニ●(小さいシ)パ~北海道と名付けた男 松浦武四郎」の撮影が道内で進んでいる。武四郎を演じる嵐の松本潤さん(34)と、アイヌ民族の女性リセ役の深田恭子さん(35)が、ロケ中の北海道平取町二風谷で会見し、「人間味と力強さにあふれた武四郎の生き方や、アイヌ文化の素晴らしさを全国に伝えられれば」と意気込みを語った。
 ドラマは、武四郎が20代から6回にわたって探検・調査した蝦夷地で出会ったアイヌの人々との交流を中心に描かれる。脚本は大石静さんの書き下ろし。
 武四郎は自然と共に生きるアイヌの文化に共感する一方、松前藩の迫害による過酷な実態を知る。タイトルの「ニ●(小さいシ)パ」とはアイヌ語で男性の尊称だが、ドラマでは「大切な人」という意味だと説明される。
 松本さんは「武四郎は、当時の日本を自分の力で何とかしたいと考える熱量を持った力強い人物。アイヌの人々へ寄せる人間味もポイントだと思う。北海道の雄大な自然の中、探検シーンもあるのでアドベンチャーな撮影も多く大変ですが、この作品が改めて北海道の魅力や幕末の歴史を知る機会になってほしい」と話した。
 一方、深田さんは「アイヌの方々に教えていただきながら、少しずつリセに近づかせてもらっています。信仰が生活の中に息づいているのがアイヌ文化なのかと感じます。誇り高き生き方を丁寧に演じていきたい」と語った。
 2人の共演は約20年ぶりといい、「お互いに大人になった」と笑う。深田さんは「松本さんのまげ姿がこんなに似合うとは」と語り、松本さんは「りんとしたアイヌ女性を演じる深田さんの目が印象的。言葉より目線のやりとりで感情を伝える芝居を大事にしたい」と話した。
 道内ロケは17日から始まり、平取町では二風谷アイヌ文化博物館に展示されているアイヌ民族の住宅「チセ」などを使って撮影された。ロケは9月上旬まで続き、その後東京のスタジオで撮影、冬季シーンの道内ロケを経て、来年春に放送予定。高精細の4K映像でも放送される。(山内浩司)
https://digital.asahi.com/articles/ASL8R3TW8L8RIIPE00C.html?_requesturl=articles%2FASL8R3TW8L8RIIPE00C.html&rm=358

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白老駅北観光ゾーン開発、町が縮小案示す 当初案の半額に

2018-08-30 | アイヌ民族関連
北海道新聞 08/29 23:56 更新
 【白老】国が胆振管内白老町に建設するアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間」の2020年開設に向け、町が象徴空間とJR白老駅の間に整備する「観光商業ゾーン」の計画が難航していた問題で、町は29日の町議会特別委員会で、総事業費を当初計画の半分程度まで縮小する案を示した。
 整備案は象徴空間と白老駅の間の「白老駅北広場」約1・5ヘクタールを観光商業ゾーンとして開発する計画。町は当初、同ゾーンに町の特産品販売やアイヌ民族の工芸品製造の機能を備える中核施設「地域文化・観光研修センター」の建設を想定。整備費を約4億円と見積もり国の交付金活用を目指したが、中長期的な財政負担を町議会に示せず、6月に断念していた。
 新たに示した計画は総事業費を当初の約半分の2億1700万円とした。国の交付金申請はすでに締め切られているため、道の交付金で2450万円をまかなうことにした。センターには研修機能を盛り込まず、観光情報を発信する「インフォメーションセンター」として整備する方針だ。(若松樹)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/223029

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開発予算6639億円要求 19年度概算 アイヌ民族政策36億円

2018-08-30 | アイヌ民族関連
北海道新聞 08/29 17:00
 国土交通省は29日、2019年度北海道開発予算の概算要求を発表した。18年度当初予算比20%増の6639億5千万円で、5年連続で6千億円台とした。このうち、一般公共事業費にあたる北海道開発事業費も同20%増の6527億2600万円。20年4月に胆振管内白老町で開業するアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間」の整備など、アイヌ政策に関する要求額を同74%増の36億5500万円へ大幅に拡充した。
 治山治水は同18%増の1110億9200万円。千歳川流域の治水対策として江別や北広島などで08年度から進める6カ所の遊水地整備を完了させる。7月上旬の大雨でぺーパン川(旭川)など上川、空知管内の河川が氾濫し、浸水被害が起きたことから防災・安全交付金を同21%増の459億4600万円要求した。
 農林漁業分野にあてる農林水産基盤整備費は、田畑の区画拡大やかんがい排水の改良などに、同24%増の1436億4800万円。
 道路整備は同19%増の2331億9400万円で、高規格道路の倶知安―余市間などを整備。空港は同17%増の186億1800万円。新千歳空港国際線の駐機場拡張や南側誘導路の整備を完了させる。港湾は函館港、小樽港のクルーズ船受け入れ対応などで、同5%増の178億3700万円とした。アイヌ政策は、「民族共生象徴空間」の整備が最終段階に入るため、中核となる民族共生公園の整備費や、開業に向けたPR費などを盛り込んだ。
 一方、国交省全体の概算要求額は同19%増の6兆9070億円。西日本豪雨などで大きな被害が発生したことを踏まえ、水害対策を同33%増と手厚くした。道内関連では、北海道新幹線の高速化に向け、青函トンネルの共用走行区間における貨物列車のあり方を調査する費用などに19億円を要求した。(木村啓太)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/222897

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北海道開発予算の概算要求6640億円に 5年連続6000億円超える 国土交通省(動画)

2018-08-30 | アイヌ民族関連
HBC 8/29(水) 12:40配信
国土交通省は来年度、北海道開発予算として6640億円を概算要求すると発表しました。
来年度の北海道開発予算の概算要求は、今年度の当初予算より20パーセント多い6640億円で、5年連続で6000億円を超えました。このうち、一般公共事業費となる北海道開発事業費は6527億円です。
食や観光分野を強化するための交通ネットワークや、台風や大雨などへの備えを充実させるため道路整備や治水事業などに3443億円を要求します。
アイヌ関連では、胆振の白老町の施設整備などに74パーセント増額の36億5500万円を計上しています。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180829-00000005-hbcv-hok

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アイヌ語使用 バスの例紹介 存続危機言語で会合

2018-08-30 | アイヌ民族関連
北海道新聞 08/29 05:00
 アイヌ語など国内で存続が危ぶまれる八つの言語・方言について話し合う文化庁の「危機的な状況にある言語・方言に関する研究協議会」が28日、東京都内で開かれ、研究者や自治体関係者らが各地の取り組みを紹介した。
 道内のほか沖縄、鹿児島県などから14人が参加した。北大アイヌ・先住民研究センターの北原次郎太准教授は「4月から道南バスがアイヌ語で車内放送している」と公共的な場所での使用例を紹介。国立国語研究所の木部暢子教授は、内外の先進事例を例示し「子どもたちが口に出す仕組みを考えなければ言語復興につながらない」と話した。
 国連教育科学文化機関が2009年に消滅の危機にある言語を公表したことを受け、文化庁が15年に同協議会を設置した。この日の会議では、17年度に札幌で開かれた「言語・方言サミット」を、今年は沖縄県宮古島市で11月に開くことも報告された。(小沢弘和)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/222730

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足寄町立図書館、愛称は「ルイカ」 足寄小・笠原さん考案 人を結ぶ懸け橋に

2018-08-30 | アイヌ民族関連
北海道新聞08/29 05:00
 【足寄】町民センター2階に11月開設される町立図書館の愛称が、足寄小5年笠原圭さん(10)考案の「ルイカ」に決まった。
 町民に親しまれる図書館にしたいとの考えから、町が今年5月中旬から7月上旬まで愛称を募集。町内25人から41点の応募があった。町職員や町社会教育委員らによる選考委員会で7月下旬に決定した。
 「ルイカ」はアイヌ語の「橋」の意味で笠原さんは「本と人を結ぶ、読み聞かせで人と人とをつなぐ懸け橋になる図書館に」との思いから名付けたという。
 図書館は11月18日にオープンする予定で、床面積500平方メートル。「調べもの・読みもの」や「絵本」など4コーナーを設け、最終的に5万冊をそろえる。町はオープン式典で笠原さんを表彰する。(広川春男)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/222686

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先住民の土地権、鉄鉱石投資減招く=FMG

2018-08-30 | 先住民族関連
NNA ASIA 2018/08/29(水)
オーストラリアの鉄鉱石採掘大手フォーテスキュー・メタルズ・グループ(FMG)と、西オーストラリア(WA)州ピルバラ地区の先住民Yindjibarndi族との間で続く係争に関して、FMGはこのほど、連邦裁判所が同先住民族に認めた独占的な先住民権限の判決を取り消さない限り、WA州の鉄鉱石産業に対する投資は今後不透明になるとの見方を示した。オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューが伝えた。
連邦裁判所は昨年7月、ピルバラ地区のソロモン鉄鉱山近郊の土地についてYindjibarndi族の訴えを認め、同地区の2,700平方キロメートルにわたる土地の「独占的」権利を同先住民族に認める判決を下した。しかしFMGは、これが他の判例と異なるとして上訴。27日にパースで法廷審問が開始している。
これについて、FMGのエリザベス・ゲインズ最高経営責任者(CEO)は「(わが社は)Yindjibarndi族の土地との結び付きを否定しているわけではない。独占的権利を取り下げ、非独占的な権利へ改めることを求めている」と説明。外部からは、これが同先住民族への損害賠償コストを抑えるための試みとの声も出ているが、同CEOは「金銭上の問題は関係なく、当該地域で投資活動を行うための権利を確保することが目的」としている。
https://www.nna.jp/news/show/1805408

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