先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

シャクシャイン像、新旧並立へ 議論平行線で9月 新ひだか・真歌公園

2018-08-22 | アイヌ民族関連
北海道新聞 08/22 05:00
【新ひだか】日高管内新ひだか町静内真歌(まうた)の真歌公園内にあるアイヌ民族の英雄シャクシャイン像について、新しい像を造り替えるか補修するか意見が割れている問題で、関係者の調整がつかず、当面は新旧2体の像が園内に立つことになった。現在の像を寄贈された町は新像の設置後、早急に取り壊す方針だったが、アイヌ民族の有志団体が修繕などの意向を示しているため、対応を協議している。
 現像は設置から47年が経ち、老朽化で倒壊の恐れがある。像の前で毎年法要祭を営む新ひだかアイヌ協会と、現像を設置したアイヌ民族ら有志の任意団体シャクシャイン顕彰会が、像の在り方を長年協議してきたが、折り合わなかった。
 協会は新像を建てることを決め、公園を所有する町に設置許可を申請し、今月10日付で認められた。町は両団体との3者による話し合いでの決着も模索したが、結果的に新像を容認する形となった。新旧2体の像は、公園内で約80メートル離れて立つこととなる。
 町幹部は設置許可について「アイヌ文化の保存、普及活動に不可欠ということで断る理由はなかった」とし、解体の時期などを慎重に検討する。協会は9月23日に開く法要祭で披露する予定で「計画通りに設置を進めたい」。補修費用の捻出なども町に打診していた顕彰会は「残念で、何らかの対応を考えたい」としている。(升田一憲)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/220491

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

松浦武四郎ミュージカル「カイ・大地との約束」見て

2018-08-22 | アイヌ民族関連
北海道新聞 08/21 05:00
 幕末の探検家、松浦武四郎を描いたミュージカル「カイ・大地との約束」が22日、札幌市のニトリ文化ホール(中央区北1西12)で初日を迎える。主演の俳優戎本(えびすもと)みろさんが20日、北海道新聞本社を訪れて公演をPRした。
 武四郎がアイヌ民族と和人の共生を探る物語。作品名の「カイ」はアイヌ語で「この地に生まれた者」。武四郎はこれを由来に「北加伊道(ほっかいどう)」の地名を提案し、新政府の北海道命名につながったとの説がある。
 9月末まで道内8カ所で上演する。戎本さんは「演技を通じ、見た人が彼の足跡をたどれるような公演にしたい」。問い合わせは札幌商工会議所(電)011・231・1318へ。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/220127

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アイヌ舞踊採用前向き 菅官房長官、東京五輪開会式で

2018-08-22 | アイヌ民族関連
北海道新聞 08/21 05:00

【阿寒湖温泉、弟子屈】菅義偉官房長官は20日、道内入りし、釧路市阿寒湖温泉のアイヌ民族の集落「アイヌコタン」などを視察した。アイヌ民族との意見交換で、2020年夏に開かれる東京五輪・パラリンピック開会式でのアイヌ民族舞踊の採用について、菅氏は「積極的に応援したい」と話し、採用に前向きな考えを示した。出席者が明らかにした。東京大会でのアイヌ民族の伝統舞踊披露を巡って、政府高官が前向きな姿勢を見せたのは初めて。
 菅氏は阿寒アイヌ工芸協同組合の西田正男代表理事らとの懇談で、同年4月に胆振管内白老町に開設する民族共生象徴空間に関し「先住民族の文化の素晴らしさを世界の人々に理解してもらうことは国際親善に貢献し、観光振興につながる」と述べ、外国人観光客の増加に期待を寄せた。
 一方、菅氏は来春の道知事選を巡り、「自民党の吉川(貴盛)道連会長の下で、責任ある政党として対応していきたい」と述べた。阿寒摩周国立公園内にある釧路管内弟子屈町の川湯エコミュージアムセンターで記者団に語った。
 菅氏はこの後、札幌市内で開かれた吉川氏主催の経済人らの会合で、9月の党総裁選について「北海道は衆参両院議員全員が安倍(晋三)総裁に支援をいただいている。皆さんにも支援をお願いしたい」と語った。(古田夏也、佐藤陽介)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/220120

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「半農半芸」に発表の場提供 豊平の丸彦渡辺建設 道と連携、若者定住へ協力

2018-08-22 | アイヌ民族関連
北海道新 08/21 05:00
 札幌市豊平区の丸彦渡辺建設(藤城英樹社長)と、石狩振興局は20日、農業の担い手を管内に定住することを狙う連携協定を締結した。農業をしながら芸術活動に取り組む「半農半芸」の若手芸術家に同社が発表の場を無償提供することで、石狩管内での農業の担い手確保を目指す。
 同社は2年前、8階建ての本社ビル(豊平6の6)1階にあった打ち合わせスペースを改装、270平方メートルのギャラリー「まるひこアートスペース和(なごみ)」を開設した。今年創業100年を迎えることから、地域貢献の一環で農作業をしながらプロを目指す芸術家の卵たちにギャラリーを無償提供する。振興局は移住を目指す芸術家にギャラリーの活用を呼びかける。
 調印式で藤城社長は「多才な人材が石狩管内に定着する力になれればうれしい」とあいさつ。振興局の佐藤哲夫局長も「素晴らしい空間を提供してもらった。世界に発信する場になってほしい」と話した。
 協定締結を記念し、日本を代表する写真家山岸伸さん、山口一彦さん、宇井真紀子さんによる合同写真展「北海道が好き」が21日から始まる。帯広のばん馬や室蘭の工場景色のほか、アイヌ民族の肖像など36点が並ぶ。
 午前9時~午後5時で無料。土日祝日休み。展示は10月12日まで。(内山岳志)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/220075

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アイヌ民族の儀式楽しむ 平取で「舟下ろし」(動画)

2018-08-22 | アイヌ民族関連
北海道新聞(2018/08/21)
アイヌ民族に古くから伝わる伝統的な舟下ろしの儀式チプサンケが8月19日、町二風谷地区周辺の沙流川流域で行われ、外国人も含む道内外の観光客ら約250人が川下りを楽しんだ。二風谷観光振興組合や平取アイヌ協会などでつくる実行委が主催した。チプは丸木舟、サンケは下ろすの意で、49回目。二風谷ダム近くの河川敷で神への祈りの儀式カムイノミをした後、長さ約5メートル、幅約1メートルの丸木舟5隻に5~6人ずつ交代で乗り込み、約700メートルを15分ほどかけて下った。
https://www.hokkaido-np.co.jp/movies/detail/5824732243001

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

道スープコンクールで釧短大2年の小椋さんV シカ肉活用

2018-08-22 | アイヌ民族関連
北海道新聞 08/21 05:00

道産食材を使った新たな郷土料理を開発する「みらいの食べる北海道スープレシピコンクール」の決勝大会が20日、札幌市内で開かれ、アイヌ民族の料理をアレンジした「しかのチタタプの豆乳スープ」が最優秀賞に輝いた。今秋にも、イオン北海道(札幌)での商品化などが予定されている。
 コンクールはセンチュリーロイヤルホテル(同)と北海道栄養士会(同)が主催し、学生らから道産素材を使ったレシピを募集。36点の応募があり、書類審査を通過した12点が審査員が実食する決勝に進んだ。
 最優秀賞の「しかのチタタプの豆乳スープ」は釧路短大2年の小椋彩花(さやか)さん(20)が考案。肉を包丁でたたいてミンチ状にするアイヌ民族の料理「チタタプ」から着想を得て、シカ肉のたたきにギョウジャニンニクやゴボウを混ぜて団子にし、マイルドなみそ味の豆乳スープに入れた。
 小椋さんは「この料理を通じ、アイヌ民族の文化やシカ肉が未来の子どもたちに身近になってほしい」と話した。(五十地隆造)
☆後の「チタタプ」のプは小文字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/220096

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

十勝「開拓イズム」次世代へ 食料生産の基本忘れず

2018-08-22 | アイヌ民族関連
JAcom 2018.08.21 
・北海道・JA帯広かわにし代表理事組合長 有塚 利宣氏
 北海道農業は明治の開拓から始まる。ほとんど人力で大自然に立ち向かって山野を切り開き、今日の豊かな食料基地を築いた。その中心である十勝地方の開拓は、北海道の他の地区と異なり、「民」の力によって行われた。開拓農民は多くの艱難辛苦を乗り越え、今日の全国トップクラスの農業地帯を築き上げた。その不屈の精神は十勝の「開拓イズム」として今日も十勝の農民、農協運動のバックボーンとなっている。86歳の今も十勝地区組合長会の会長として十勝農業を牽引するJA帯広かわにし代表理事組合長の有塚利宣氏に、十勝農業の歴史と現在、そして未来を語ってもらった。
不撓不屈の精神で
 北海道は主に屯田兵制度、つまり政府主導の「官」の開拓に始まりましたが、この十勝地方は「民」による開拓でした。極寒の厳しい気象のもと、食料もなく、医師もいない。住むところも掘っ立て小屋でした。そんな厳しい生活を支えてくれたのが「アイヌ」の人々でした。狩猟の方法や鮭の保存方法だけでなく、病気や怪我をしたとき、薬草の取り方、使い方を教えてくれたのがアイヌでした。私は兄弟6人ですが、みんなアイヌの産婆の助けで、無事に生まれることができました。農耕主体の開拓民と狩猟民族のアイヌが、物々交換しながら、ウィンウィンの関係を築いて生きてきました。私は生活の知恵を教えてくれたアイヌをいまも尊敬しています。
 十勝の開拓農民は、こうした艱難辛苦を重ね、どんな逆境にも負けない開拓者精神、チャレンジ精神を育ててきました。それは親から子に、そして孫へ隠然として伝わっています。私たちには困ったとか、参ったとかいうような落ち込みはありません。私は「不撓不屈」を座右の銘にしていますが、何事も前向きに挑戦するというマインドでこれまで取り組んできました。これが十勝の「開拓イズム」です。
 農協法が昭和22年にできて70年が過ぎました。過去の歴史を振り返り、これからの農業、農協をどうするか、農協改革が問題になっているいま、改めて考えるべきときだと思っています。戦後の農政を振り返ると、3つの大きな転換があったと思います。最初の転換は、昭和21年の農地解放で、自作農創設特別措置法が施行され、開拓農民は土地持ち農民になりました。二つめは1960年の池田内閣の所得倍増計画に始まった経済成長政策です。そして三つめがTPPを始めとする貿易自由化、そして今日の農協改革です。
 戦後、自作農となった農民は、当時、今と正反対の上意下達の教育を受けていましたので、自分の農地を持った農民は、国策に従って食糧生産に励み、忠実に供出の義務を果たしてきました。食料がない、お金も医療もない、そうしたなかで小さな農民が身を寄せ合い、心をひとつに力を合わせ、生活の向上に努めてきました。そして農協法によって、昭和23年に農協ができました。70年経ちましたが、当時の状況と父母、祖父たちの姿を今の時代と合わせて考えるとき、感無量のものがあります。
 昭和26年に初めて、抑圧された社会が解放されるとはこういうものかという感動を味わったことがあります。大人になったばかりのころですが、農村に有線放送が入り、「君の名は」というドラマが放送されました。主人公の春樹と真知子が抑圧された社会から解放され、お互いの心の自由を求めながら愛し合い、全国を飛び回るという内容です。こんなにも自由に自己主張ができ、それが認められる時代になったのかと感動しました。
 その後、アメリカの援助もあって食糧事情もよくなり、昭和25年から27年にかけてイモ類、雑穀が統制経済の食糧管理法から外され、政府は食糧自給から工業立国へ舵を切り、経済成長が始まりました。その結果、農村と都市の所得格差が拡大し、北海道でも、開拓農民が離農を余儀なくされ、大離農旋風が吹き荒れました。これは、離農せず多くの農家が二種兼業農家に留まった本州と違うところです。
 そこで私たちは、この危機を乗り越えるには農業の構造改革が必要であると考えました。当時、十勝には約25万haの耕作地があり、うち約5400haが水田でした。北海道の稲作は頻繁に凶作に襲われる上、食味も悪く、"やっかい道米"といわれていたほどです。そこで、当時十勝にあった33農協で、徹底した議論を重ねました。その結果、水田はすべてやめて畑作による適地適作を進めることにしました。そのために必要な基盤整備事業をどんどん取り入れ、酪農の適したところは酪農、畑作に向いたところは寒冷地に強いビート、バレイショと、区分けしました。
 こうした作目の受け皿として、十勝ではいち早く加工事業に取り組んできました。当時士幌村農協の組合長だった太田寛一さんが発起人となり、十勝の8農協の組合長が立ち上がって、いまのよつ葉乳業となる北海道協同乳業をつくりました。40数年前のことで、今でいう6次産業化ですが、当時から指導者は、農民のためになる6次産業化のことを考えていたのです。またバレイショのでん粉工場は180あったものを3つに統合して効率化し、農民の手取りアップを実現してきました。
(写真)
機械化利用組合をつくり、機械の共同利用で経営規模拡大に取り組み、いまの輪作による「十勝型農業」の先駆けとなった。青年時代の有塚氏(前列右から2人目)
◆すべて組合員第一
 北海道には108の農協があり、うち24が十勝です。今は聞かれなくなりましたが、かつて、十勝の農協はなぜ合併して大きく力をつけないのかと、よく言われました。私は、その考え方は逆だと思っています。合併は農協の力をつけることになっても、必ずしも組合員のためにはなりません。農協は本来、小さな力の農民の生活と経営を支援するためにつくられたものです。それぞれの地域にあったやり方で生活や経営支援・コンサルするのが、昔も今も定理であり、普遍的な原則だと考えています。
 十勝で、組合員120戸の酪農中心の新得町農協の組合員の所得が一番多くなっています。畑作では小さな村で、組合員156戸の枝豆で知られる中札内村農協が耕種部門で一番の所得をあげています。従って、小さいから農協がだめ、大きいからいいというものではありせん。
 そして、もう一つ、十勝の農協がここまでできたのは、農協の主人公は組合員であるということに徹しているからだと思っています。十勝地区農協組合長会の運営では、農協の事業量が大きいから、小さいからといって差をつけることはありません。各農協の事業量は違っても、人格は平等という認識を共有しています。
 従って多数決でものごとを決めるようなことはしません。議論百出のなかで、組合員のためどうするか、どのような着地点を求めるか、真剣に議論し、衆議一致で組合員のためになる結論を出すようにしています。それが十勝の農協の力だと思っています。
 そして今の農協改革です。農協としても反省すべき点もあります。しかし政府に言われるまでもなく、すでに指摘されていることです。それは農協らしくない農協についてのことだと思っています。営農事業をそっちに置いて、信用、共済事業を中心とする運営を行い、そう言われても仕方ないと思われる農協もあります。しかし十勝の24農協には該当しないと自負しています。
 安倍政権の「強い農業」を賞賛するわけではありませんが、攻めの農業を展開するべきだということは、声を大にして言いたい。それは地球規模の気象異変と人口増があるからです。国連の人口白書によると、昨年の世界人口は約76億人で、これが2030年には86億人になると報告しています。
 軍事や経済・貿易の協定はありますが、食糧をお互いで守り合おうという協定は世界中にどこにもありません。一部の学者は警告していますが、このままでは地球規模で食べ物の争奪戦がおこるでしょう。中国のように農地を求めて外国に進出する国もあります。また遺伝子組み換えの心配もあります。食糧増産に貢献できても、使い続けると病害への耐性ができたり、害虫が駆除できなくなったりする可能性があり、人間への影響も心配です。
◆子、孫に繋ぐ農業に
 これから人口増と食糧需給の関係が大きくクローズアップされるでしょう。従って、今こそ農業の出番だと確信しています。我々は食べ物のない苦しみを身をもって知っている世代です。どのような法治国家でも食料を求めて争いや犯罪がおこります。今日、豊かになって、農協の設立の時に求めてきたことの多くが実現し、農村も平和ぼけになっているのかも知れません。
 北海道農業は開拓以来、長く苦しい時代が続きましたが、今は親から子、孫に伝えていける持続的農業に生まれ変わりました。農協創立の本来の精神に戻り、開拓イズムを狂わせることなく、先達、先人たちの尊い苦労を心に刻みながら、新しい発展をめざしています。
 北海道の食料自給率は200%で、全国一ですが、十勝は1100%を誇っています。十勝の農協は、北海道や日本の農業を牽引するリーダーとなって、これからも頑張っていこうと思っています。スポーツも同じですが、トップを行くには人の3倍も5倍も努力しなければなりません。十勝の農民のスピリットである「開拓イズム」を忘れず、お互いに切磋琢磨しながら、さらに向上をめざして進みたいと思っています。
https://www.jacom.or.jp/nousei/tokusyu/2018/08/180821-35973.php

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ネット言論を見つめる 「WEBRONZA」リニューアル特集

2018-08-22 | アイヌ民族関連
朝日新聞 8/21(火) 5:30配信
 ネットの進化は、言論の世界も大きく変えた。ウェブ上を連日、膨大な「論」が流れ、時に激しい敵意も飛び交う。転換期の言論空間は、どうあるべきか。
 ■批判との対話、希望の芽 精神科医・香山(かやま)リカさん
 いくつかのウェブメディアで連載を持っている私だが、いちばん力を入れているのはSNSのツイッターにコメントをくれた人たちとのやり取りだ。もちろんすべてに目を通すことはできないが、特に「匿名」での「賛意ではなく批判(罵倒や誹謗(ひぼう)中傷もある)」に応じるように心がけている。そういう人たちと直接、やり取りできることこそ、SNSの最大の醍醐味(だいごみ)だと思うからだ。……
本文:6,044文字
この記事の続きをお読みいただくには、朝日新聞デジタルselect on Yahoo!ニュースの購入が必要です。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180821-00000003-asahik-soci

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

米先住民居住地域の害獣対策にドローン導入 目視外飛行で効率的運用目指す

2018-08-22 | 先住民族関連
ドローンニュース 2018.08.21
米国オクラホマ州中央部に位置する、先住民族チョクトー族の居住地域「チョクトー・ネーション」では、作物を荒らす野生のブタへ仕掛ける罠にエサを補充するためのドローン利用が試験されているようです。
この試みは、現状の法規制に縛られない柔軟な形のドローン運用を目指す、米運輸省主催のドローン試験運用プログラムに採用され、運用されています。
罠にエサを補充する仕組みはかなりシンプルです。罠に仕掛けるトウモロコシをドローンで運んで、それを罠の中に落とすだけです。これにより、これまでは手作業で行っていたエサの補給を迅速に効率的に行えるようになり、時間短縮と費用削減に繋がります。
ドローンによるエサの補充は、罠の状況を確認して回る意味でも重要です。チョクトー・ネーションの敷地はあまりに広大なため、人が車で移動していくにはかなりの時間がかかってしまいます。もちろん罠にかかった豚への対処は、人間が手作業で行う必要がありますが、豚が罠にかかっているかどうかを確認する役割は、ドローンが担っています。
また、FAA(連邦航空局)はチョクトー・ネーションでの試験運用にあたり、法規制範囲外の運用も許可しているため、夜間にオペレーターの目視外での飛行が可能です。
今回の試験運用は、とても二ッチな利用法にも思えますが、広大な土地に点在するスポットを点検し、変化があった場合そこに何らかを投下するというルーティンを確立することは、農業をはじめ、大規模な国立公園の管理など、多くの場面での応用が期待できます。
チョクトー・ネーションのアドバイザーを務め、オクラホマ州ノーブル研究所で農業用ドローンの開発を行うマイク・コンプ氏は「ドローンは農業のテクノロジー導入において大きな役割を果たしており、今後自動飛行の精度がさらに高まっていけば、ドローン農業は次の段階に入ることになる」と自信を見せました。
日本国内でも年内に条件付きで目視外飛行が解禁される予定です。その時、どんな新しい利用法が生まれてくるのか、注視していきましょう。
https://dronenews-japan.com/news/wa201808212/

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アイヌ遺骨 返還14体慰霊 浦幌アイヌ協会が儀式 /北海道

2018-08-22 | アイヌ民族関連
会員限定有料記事 毎日新聞2018年8月20日 地方版
 アイヌ遺骨返還訴訟の和解に基づき、北海道大から遺骨の返還を受けた浦幌アイヌ協会は19日、浦幌町浜厚内生活館前で慰霊の儀式「イチャルパ」を行った。故郷にようやく戻った先祖のため、協会員や関係者が熱心に祈りをささげた。
 遺骨は北大が研究目的で1934~35年に町内の墓地から掘り出した。同協会は2014…
この記事は有料記事です。
残り219文字(全文369文字)
https://mainichi.jp/articles/20180820/ddl/k01/040/024000c

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

菅官房長官 北海道を視察 アイヌ文化の新施設に期待示す

2018-08-22 | アイヌ民族関連
毎日新聞2018年8月20日 18時05分(最終更新 8月20日 18時05分)
 菅義偉官房長官は20日、北海道釧路市の阿寒摩周国立公園や弟子屈町などの観光施設を視察した。菅氏はアイヌの人々とも懇談。記者団に対し、アイヌ文化の継承などのため白老町に整備する新施設「民族共生象徴空間」について「先住民族のアイヌに興味を持ってもらい、発信することで国際親善や観光にも大きな役割を果たせる」と期待した。
 新施設は東京五輪・パラリンピックに合わせ2020年4月に開設される。菅氏は、15日時点で今年の訪日外国人旅行者が、過去最高を記録した昨年より1カ月早く2000万人を突破したことも明かした。【高橋克哉】
http://mainichi.jp/articles/20180821/k00/00m/010/030000c

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする