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北海道のアイヌ、10年余で4割減 実態反映せず

2018-08-28 | アイヌ民族関連
日本経済新聞 2018/8/27 16:53
 北海道の調査で把握できたアイヌ民族の人数が2017年までの10年余りで4割以上減った。アイヌを名乗り調査に協力する人が減ったことが主な理由で、実際の人数とは合致しない。専門家らは「アイヌが減ったと誤解され、支援も先細りになる恐れがある」と懸念する。
 主に道アイヌ協会の会員を対象に調査を行い、アイヌと自認する人の数を市町村ごとに集計。06年まで2万4千人前後で推移していたが、13年に約1万7千人に急減。17年調査では約1万3千人にとどまった。
 協会の会員自体が06年の約3800人から千人以上減り、道が把握する人数に大きく影響している。阿部一司副理事長は「把握できなかったアイヌは、存在しないことにされてしまう」と危惧する。道アイヌ政策課は、協会の会員減少に加えて「個人情報保護の意識が高まり、調査に協力する人が減った」とみる。
 道は「アイヌ生活実態調査」を1972年から数年ごとに実施。同化政策と差別にさらされたアイヌの生活を改善するため所得や進学率、必要とする施策などを調べている。「アイヌの血を受け継いでいるとみられるか、結婚などでアイヌと同一の生計を営んでいる人」を対象とし、条件に当てはまっても自分をアイヌとするかどうかは本人の判断に委ねられる。〔共同〕
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34630960X20C18A8CR8000/

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メキシコ先住民族の神話を題材にしたアクションアドベンチャー『ムラカ』の日本語版が発売決定

2018-08-28 | 先住民族関連
IGN japan 2018年8月27日
メキシコ先住民族の神話を題材にしたアクションアドベンチャー『ムラカ』の日本語版が発売される。PS4/Nintendo Switch向けに2018年中にリリースされる予定だ。ダウンロード専売で価格は不明。
https://www.youtube.com/watch?time_continue=84&v=eGYUecSvPoY
タイトルのムラカは主人公のことで、彼は霊能力を持つシャーマンだ。人々の争いをなくし世界を救うため、主人公は旅に出る。『ムラカ』ではメキシコの先住民族であるタラフマラ族に伝わる神話をもとにしたストーリーが描かれる。色使い鮮やかなビジュアルは、神話のように不思議で幻想的な世界をプレイヤーに見せてくれるはずだ。
旅の中でモンスターと戦闘になることも。巨大なボスと戦うこともあり、弱点を探して上手く戦う必要がありそうだ。先に進むためにシャーマンの能力を活用する場面もある。たとえば鳥になって川を渡ったり、薬草を使うことで特殊な能力を発揮したりできる。
ゲーム内容のすべてについて、地域保護団体と先住民族に協力を得て考証されているとのことで開発陣の意気込みがうかがえるだろう。なお、本作を開発したメキシコのリエンゾは『ムラカ』を通じてメキシコ先住民族の文化を伝えるため、売上金の一部を文化保存基金として寄付することを明らかにしている。
https://jp.ign.com/mulaka/28328/news/

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