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北海道「開拓」でアイヌを迫害した北海道庁の罪

2018-08-04 | アイヌ民族関連
WEB RONZA 2018年08月03日
杉田聡 帯広畜産大学教授(哲学・思想史)

アイヌ共有財産の基礎になった土地台帳などの原本=北海道庁所蔵
連載  「北海道150年」事業への疑問
大資本と北海道庁の癒着
 北海道「開拓」は、容易ではなかった。多くの和人が開墾のスキをアイヌモシリ(アイヌの静かな大地)に入れたが、失敗に終わった例も多い。それがうまく行った場合には、そこにはたいていアイヌの協力があった(例えば幕別町教育委員会編『幕別町蝦夷文化考古館 吉田菊太郎資料目録Ⅲ』、2014年、「発刊に当たって」)。
 本格的な開拓は、1880~90年代、じょじょにあるいは急速に成長しつつあった資本によって進んだと言われている。当初、開拓使(1868年設置)および函館県・札幌県・根室県の3県庁(1882年設置)は、政府の保護政策によって開拓をはかったが、北海道庁(1886年設置、以下「道庁」)は、それを「“資本の導入による開拓”に切りかえる」ために設置された(小池喜孝『鎖塚――自由民権と囚人労働の記録』現代史資料センター出版会、1973年、102頁)。
 だが、資本と結びついたということは、アイヌに対する侵害とアイヌモシリに対する収奪がより徹底したものとなった、ということである。そしてそれを可能とした最大要因は、アイヌの和人への「同化」政策であり、また道庁と資本との癒着である。
 もちろん、開拓使も、3県庁も、道庁も、それがおし進めた開拓において、「保護」を名目に先住民アイヌを迫害した点で、共通である。だが、道庁の罪はおそらく最も重い。後述するように規模において大であり、後戻りできない地点にまで開拓を徹底したからである。それだけに、道庁関係者が犯した罪も重い。
 1997年に「アイヌ文化振興法」制定とともに廃止された悪名高い「北海道旧土人保護法」が1899年に制定されるにいたるのは、道庁が犯した不始末のためである(高倉新一郎『アイヌ政策史』日本評論社、1942年、537-9頁)。そして道庁は、後述するように、「北海道国有未開地処分法」(以下、「国有未開地処分法」)とともに「旧土人保護法」の制定・施行を通じて、最終的にアイヌの諸権利を実質的に奪いとったと判断できる。
 ではその「不始末」とはいかなるものだったか。以下、3つの事例をとりあげる。
近文アイヌ給与予定地問題
 第一に問われるべきは、「近文(チカプニ・ちかぶみ)アイヌ給与予定地問題」である。1891年、道庁による「北海道土地払い下げ規則」(1886年制定)にもとづき――ただしこの規則だけでは払い下げ地を十分に確保できなかったため(高倉前掲書、534頁)、超法規的な措置が取られた可能性がある――、上川アイヌに、旭川市(当時は旭川村)近文の土地150万坪(約500万平方メートル)が「保護地」として「給与」されるはずだったが、1894年、実際に給与されることになった土地は、道庁関係者の怠慢・詐欺等により、わずか45万坪になっていた。私的な利害から給与予定地に手がつけられた、と見なされている(同前、537頁)。
 問題はそれだけではすまなかった。その後、陸軍第七師団の近隣地への移転騒ぎが起き、道庁設置後に北海道開拓を推進した大倉財閥の大倉喜八郎や桂太郎・陸軍大臣らがその45万坪の土地を奪うべく、上川アイヌの首長(アイヌコロクル)をだまして、事実をいつわった承諾書に押印させるという事態に進展する。そして給与予定地の管理権をにぎる道庁は、それを承認して上川アイヌに移転命令を出した(同前、538頁)。
 ここに道庁による不正を見出したのは、加藤政之助衆議院議員である。加藤は、第5回帝国会議(1893年)で、すでに近文アイヌ問題等を念頭におきつつ、「我々は安んじて政府の行政権内〔内務省=道庁〕に任せて置くことは出来ない」(同前、539頁)、と論じた。
 幸い近文45万坪は、善意の人びとの命をかけた東奔西走のおかげで奪われずにすんだ(谷川健一編『近代民衆の記録5――アイヌ』新人物往来社、1972年、65-7頁)。だが、最終的に上川アイヌが土地を入手したのは――ただしもともとアイヌモシリ全体がアイヌの土地だったことは忘れてはならない――、実に1934年のことである(谷川編、同前、536頁)。この年、わずか数十戸のために、「旭川市旧土人保護地処分法」(1997年、「文化振興法」の制定によって「旧土人保護法」とともに廃止)が、帝国議会で可決された。
十勝・日高アイヌ共有財産問題 ・・・
 第二に問うべきは、アイヌが、和人による大規模な「開拓」を通じて生活基盤を奪われて貧窮化するなか、道庁がとったアイヌ共有財産の管理方法に関する疑惑である(高倉前掲書、540頁)。
 そもそもアイヌは、アイヌモシリを「無主の地」にされ天皇家の財産に組み入れられた事実から宮内庁によって、あるいはアイヌを日本国臣民へと薫陶する必要から文部省によって、一定の金員の「下賜」「下附」を受け、それはアイヌの共有財産と認知されていた。一方、アイヌ自身が共同事業を通じて一定の財産を共有した例も多い。例えば十勝アイヌの場合、十勝川(当時は大津川)での漁業を通じて、かなりの規模の共有財産が蓄えられ、アイヌのための病院・学校まで経営されていたという(同前、543頁)。
 だが問題はその管理法である。 ・・・続きを読む
(残り:約2111文字/本文:約4302文字)
http://webronza.asahi.com/culture/articles/2018080300005.html

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収集したアイヌ民族の遺骨を供養 北大でイチャルパ

2018-08-04 | アイヌ民族関連
北海道新聞 08/04 01:26 更新

北大のアイヌ納骨堂で行われたイチャルパ
 北大医学部がかつて研究目的で収集し、保管しているアイヌ民族の遺骨の慰霊祭「イチャルパ」が3日、札幌市北区の北大構内にある「アイヌ納骨堂」で開かれ、関係者ら約150人が鎮魂の祈りをささげた。
 慰霊祭は、北海道アイヌ協会が主催し、今年で35回目。同協会の加藤忠理事長は「責任の所在を明らかにし、禍根を残すことのないよう対話に基づき返還を進めていきたい」とあいさつ。北大の名和豊春学長は「歴史的経緯においてアイヌ民族への配慮を欠いたことを真摯(しんし)に受け止め、教育研究機関として責務を果たしていく」と述べた。
 納骨堂には遺骨942体と、一部の骨など一体分として特定できない遺骨を収めた332箱が保管されている。慰霊祭には、日本人類学会の篠田謙一会長(国立科学博物館副館長)ら関係団体・機関の代表も参列した。(斉藤千絵)
☆イチャルパのルは小文字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/215361

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教員が伝統芸能体験 子どもたちに伝えたいアイヌ文化講座-白老

2018-08-04 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 2018/8/3配信

ムックリ演奏にチャレンジする参加者たち
 アイヌ民族文化財団、白老町教育委員会等主催のイオル体験交流事業「子どもたちに伝えたいアイヌ文化講座」が1、2の両日、白老町内で開かれた。全4講座のうち、「アイヌ民族の芸能と歌・踊り体験」では、ムックリの演奏と古式舞踊「イオマンテリムセ」の体験が行われ、アイヌ民族の伝統芸能の奥深さを学んだ。
 同講座では、アイヌ文様やアイヌの伝統料理など、教職員が児童生徒への指導に生かすために体験を中心とした4講座を開講。1日に開催した芸能と歌・踊り体験には白老町内を中心に後志管内喜茂別町、平取町、小樽市、美唄市、千歳市の教員18人と一般参加の4人が参加。白老モシリの小崎明日香さん、山本スナ子さん、中村幸子さんの3人が講師を務め、ムックリの演奏体験と古式舞踊体験を行った。
 ムックリの演奏体験では、ムックリの持ち方と口元への当て方に始まり、糸の引っ張り方、口の開け閉めによる音の変化などの基礎を練習。講師からは「風や雨など自然界の音を表現しており、恋心を伝える楽器とも言われている」「竹でできているので湿気に弱く、天日干しするといい音が出る」などのアドバイスも伝えられた。
 古式舞踊では、参加者全員で輪になり、「イオマンテリムセ」を練習。節ごとに踊りと歌を特訓してから通しで歌いながら踊ってみたところ、「歌と踊りを両方いっぺんには難しい」と苦笑いする場面もあった。
https://www.tomamin.co.jp/news/area2/14371/

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両陛下、3日から来道

2018-08-04 | アイヌ民族関連
北海道新聞08/03 05:00
 天皇、皇后両陛下は3日、札幌市豊平区で開かれる「北海道150年記念式典」出席などのため、道内入りする。5日までの2泊3日の日程で、宗谷管内の利尻島に初めて足を運ぶ。陛下の在位中では最後の北海道訪問となる見通しだ。
 陛下の道内訪問は、2011年9月以来7年ぶりで即位後9回目。両陛下そろっての訪問は、07年6月以来11年ぶりとなる。
 両陛下は3日、東京・羽田空港から特別機で新千歳空港に向かい、北広島市で障害者が農業に取り組む「農福連携」の農園を視察。4日は空路を使って日帰りで利尻島に赴き、利尻町のウニ種苗生産センター、利尻富士町のオタトマリ沼などを訪ねる。5日は北海道150年記念式典に出席し、アイヌ民族の伝承舞踊などを鑑賞。胆振管内むかわ町で発掘された国内最大の全身骨格ハドロサウルス科恐竜化石(通称・むかわ竜)を見た後、帰京する。
 利尻島訪問は11年に計画されたが、東日本大震災の発生で取りやめになった経緯がある。宮内庁関係者によると、両陛下は今回の訪問を楽しみにしているという。(片岡澄江)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/215051

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17世紀アイヌ民族が根菜類栽培 伊達市学芸員ら解明「カブの可能性高い」

2018-08-04 | アイヌ民族関連
北海道新聞08/03 05:00
カムイタプコプ下遺跡から出土した根菜類の栽培跡の標本を示す青野友哉学芸員
 【伊達】17世紀にアイヌ民族が伊達市内で根菜類を栽培していたことが、同市噴火湾文化研究所の青野友哉学芸員ら3人の研究で分かった。アイヌ民族が19世紀に道内でカブを栽培していたことは文献で分かっていたが、それ以前の栽培作物や年代など農耕の実態が明らかになるのは初めて。
 青野学芸員と北海道博物館の添田雄二学芸員、国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市)の渋谷綾子特任助教の3人。研究結果をポスターにまとめ、7月に奈良県で開かれた日本文化財科学会で優れた研究に贈られるポスター賞に選ばれた。
 3人は2011年から、アイヌ民族の住居跡がある伊達市内のカムイタプコプ下遺跡で調査。畑の畝の跡が、1640年の駒ケ岳噴火による津波で運ばれた砂の地層と、1663年の有珠山噴火の火山灰の地層の間にあることを特定した。
 畝には火山灰などで埋まった直径5~10センチ、深さ約10センチの穴が約20カ所、2列に並び、穴の土壌にでんぷん粒が付いていた。3人は根菜類の栽培跡と推測。現在の伊達市内で大根を植え収穫せず4年放置する実験をしたところ、大根は腐り穴が生成され、遺跡の穴から検出された物と似た形のでんぷん粒が残った。
 遺跡に残った穴は大根ほど深くなく、大根のでんぷん粒の形状は同じ根菜類のカブと似ているため「栽培していたのはカブの可能性が高い」と結論づけた。
 青野学芸員は「17世紀のアイヌ民族は狩猟や採集、漁労、交易しかしていなかったとされてきたが、立派な畑で農業を営んでいたことを解明できた」としている。(綱島康之)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/215031

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魔神の里 激流に抱く畏敬…石狩川

2018-08-04 | アイヌ民族関連
読売新聞2018年08月03日
 北海道の母なる川、石狩川が流れる旭川市の神居古潭かむいこたん地区。蛇行する川の両岸に奇岩が突き出ており、小石が水流で回転して岩に開いた円形の「おう穴」が目に留まる。これらに由来する数々の伝説が残るアイヌ民族の聖地だ。
 アイヌ語でカムイ(神)が居るコタン(里)を意味するこの地は川幅が狭く、渦を巻く激流で、最深部は70メートル以上とされる。生活に舟が欠かせなかったアイヌ民族から、魔神が住む「魔の里」と呼ばれていた。
 石狩川によって天塩山系と大雪山系の間を貫いて形成された急峻きゅうしゅんな渓谷は、四季折々の景色を見せる。春の桜や秋の紅葉の名所として、市民に親しまれている。
 両岸を結ぶ白いつり橋の神居大橋は神居古潭のシンボル。滝川―旭川間に鉄道が開通した1898年(明治31年)に初代が完成し、改築が重ねられた。昨年は秋分の日の「こたんまつり」60回目を記念してライトアップされ、神秘的な景観が来訪者を魅了した。
 神居大橋のたもとで100年以上続く商店を経営する南山玉恵さん(64)は「ここに住んでいると、自然の中で人間が生かされていることを実感する」と話す。
 〈たぎつ波 ましろう白う岩にちる 神居古潭のくもれる真昼〉
 大正期の歌人、九条武子(1887~1928年)が神居古潭で詠んだ歌だ。旧神居古潭駅近くの木陰に立つ歌碑は、アイヌ民族が恐れた、激しくうねる石狩川の一面を伝えている。(安田真章)
 【メモ】 上川、空知、石狩地方を流れる石狩川水系本流の1級河川。支流を含む流域は46市町村に及ぶ。流域面積は1万4330平方キロ・メートルで利根川に次いで全国2位、長さは268キロ・メートルで信濃川、利根川に次いで3位。
https://www.yomiuri.co.jp/hokkaido/news/20180803-OYTNT50111.html?from=ycont_top_txt

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ゴールデンカムイ聖地、網走監獄で来月イベント

2018-08-04 | アイヌ民族関連
読売新聞2018年08月03日 10時34分
 明治期の北海道を舞台にアイヌ民族の少女らが活躍する人気テレビアニメ「ゴールデンカムイ」の特別イベントが、劇中で舞台となった北海道網走市の博物館網走監獄で9月22日に開かれることが決まった。網走青年会議所が、人気作品を誘客に生かすコンテンツツーリズムの具体策として企画した。
 「ゴールデンカムイ」は野田サトルさん(北広島市出身)の原作漫画が週刊ヤングジャンプ(集英社)で連載中。テレビアニメは第1期放送を終え、10月から第2期が予定されている。
 主人公らの冒険は、網走監獄で一つのクライマックスを迎える。網走監獄保存財団の配島淳事務局長によると、ファンの「聖地」として来訪者は増えており「作品をきっかけに網走も盛り上がれば」と期待する。
 同市の水谷洋一市長も「網走監獄で個人客が伸びているのは、作品の影響が大きいと聞いている。ありがたいこと」と喜ぶ。
 9月のイベントでは、主人公らが食べるアイヌ料理「チタタプ」「オハウ」の試食や、アイヌ民族衣装の試着体験、謎解きゲームなど多彩な催しを用意。アニメの名場面の展示も予定し、当日はコスプレ入場もできるようにするという。
 準備を進める同会議所まちづくり委員会の川原田英世委員長は「よく調べて描かれた作品で面白く、アイヌへの敬意もある。注目作の中心が網走なのに、今まで一緒に盛り上がろうという動きがなかった。地域として応援していきたい」と話している。
 問い合わせは、同会議所(0152・44・6751)へ。
https://www.yomiuri.co.jp/culture/20180801-OYT1T50036.html?from=ytop_main9

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内地民よ、これが試される大地だ!「ゴールデンカムイ」北海道スタンプラリーの距離が半端ない

2018-08-04 | アイヌ民族関連
ニコニコニュース2018/08/03 10:57おたくま経済新聞
 明治時代末期、アイヌが秘蔵した金塊の争奪戦を描いたコミックとTVアニメ「ゴールデンカムイ」。その舞台である北海道と公益社団法人北海道観光振興機構が、観光地を楽しく巡れるアプリ「舞台めぐり」を活用した「ゴールデンカムイ」のスタンプラリー、「北海道はゴールデンカムイを応援しています。」を2018年8月20日から実施することになりました。北海道の観光地11か所を巡ってスタンプをコンプするのですが、そのスケールがハンパないって!これが「試される大地」北海道か……。
 日露戦争終結直後の北海道と樺太を舞台に、アイヌが秘蔵した金塊を巡って、ひと癖もふた癖もある面々が群雄割拠の争いを演じる「ゴールデンカムイ」。当時はまだフロンティア的要素の強かった大地を駆け巡る歴史ロマン的要素のほか、狩猟や「猟師メシ」といったグルメ要素に、今まであまり知られていなかったアイヌの民俗文化なども詳しく紹介していて、様々な楽しみ方ができる作品です。
 熊害(ゆうがい)など、現代の人が忘れた知られざる北の大地の姿を浮き彫りにしたおかげで、北海道の歴史を改めて学ぶこともできる側面もあります。そんな舞台を満喫してもらおうと、北海道と公益社団法人北海道観光振興機構では、2018年度において「ゴールデンカムイ」を活用した事業を展開しています。
 その中で登場したのが、8月20日から始まる「北海道はゴールデンカムイを応援しています。」スタンプラリー。ARを使って観光地を楽しく巡るアプリ「舞台めぐり」を活用して、北海道の観光地11か所でアプリを使い「ゴールデンカムイ」キャラクターのマイARを入手できるというものです。入手したマイARを使って、キャラクターと記念写真を撮影することもできます。すべて集めた参加者にはオリジナル描きおろしの「ゴールデンカムイ」壁紙がプレゼントされます。
 11か所というと、夏休みに首都圏のJRで展開されている「ポケモンスタンプラリー」の55か所に比べれば、ほんの5分の1。なんだ、楽勝かと思いきや……まぁ、設置場所のリストを見てください。ちなみに見出しの画像はそれぞれのポイントをGoogleマップで試しに結んでみたものです……。近くにあるものはまとめて1として結んでいるところもありますが、それでもかなりの移動距離であることがおわかりいただけるかと。
・北海道博物館(札幌市)
・北海道開拓の村(札幌市)
・サッポロビール博物館(札幌市)
・小樽市総合博物館 本館&運河館(小樽市)
・博物館 網走監獄(網走市)
・月形樺戸博物館(月形町)
・平取町 二部谷アイヌ文化博物館(平取町)
・夕張市石炭博物館(夕張市)
・釧路市立博物館(釧路市)
・阿寒湖アイヌシアター「イコロ」(釧路市)
・旭川市博物館(旭川市)
 札幌と小樽は近いからまだ何とかなりそうですが、 札幌から月形町まで約45km、夕張市までは約60km。平取町は約95km離れており、旭川市は約130kmの距離があります。難関は道東の釧路市と網走市です。どちらも札幌から余裕の300km超え。北海道を丸々横断する勢いです。釧路と網走同士も150kmほど離れているので、車で2、3時間の距離。
 なんかこれって「水曜どうでしょう」のカントリーサインの旅とか、「おにぎりあたためますか」の北海道完全制覇の旅!に似てるような気がする……。一気にコンプしようとすると、何日かぶっ続けで移動しまくる羽目になりそうです。
 そんな事情を考慮したのか、スタンプラリーの期間は2019年3月31日まで。コンプ達成者に提供されるオリジナル壁紙も10月下旬の配信を予定しているとのこと。体力的には何回かに分けてチャレンジした方がいいでしょうね。
 しかし、ひょっとしたら一気にコンプ達成する剛の者がいるかもしれません。北海道を東へ西へと駆け巡る「北海道はゴールデンカムイを応援しています。」スタンプラリー。「試される大地」のキャッチフレーズを持つ北海道ならではの企画かもしれません。
参考:公益社団法人北海道観光振興機構発表資料より
※画像は編集部がGoogleマップをつかい作成したものです。近くに2か所ある場合は表示上見にくいためまとめて1つにしています。
(咲村珠樹)
http://news.nicovideo.jp/watch/nw3725757

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「ニホンゴ」を話す村で 台湾タイヤル族/中 「根源」、翻弄され続け(動画)

2018-08-04 | 先住民族関連
会員限定有料記事 毎日新聞2018年8月4日 東京朝刊
 日本語とタイヤル語の接触で生まれた「ニホンゴ」(宜蘭(ぎらん)クレオール)が話されている台湾北東部・宜蘭県澳花(おうか)村。澳花小学校では子供たちがタイヤル語の授業を受けていた。
 「『クルラカ』は何?」。教師のヤブン・トリさん(69)が問いかけると、児童たちはいっせいに「飛機(フェイジー)(飛行機)!」。授業で使うのは中国語だ。
 台湾では学校教育で中国語が使われ、タイヤル語など先住民言語を話せる人は減っている。後世に引き継ぐた…
この記事は有料記事です。
残り856文字(全文1072文字)
http://mainichi.jp/articles/20180804/ddm/007/030/040000c

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「ニホンゴ」を話す村で 台湾タイヤル族/上 移住政策で「混ぜ混ぜ」(動画)

2018-08-04 | 先住民族関連
会員限定有料記事 毎日新聞2018年8月3日 東京朝刊
 台湾北東部宜蘭(ぎらん)県の山あいにある寒渓(かんけい)村には、先住民タイヤル族が多く暮らす。
 「アンタ、ロコイクー」(あなたはどこへ行くのか?)
 約1000人が暮らす小さな村を訪ねると、日本語に似た言語「ニホンゴ」(宜蘭クレオール)が聞こえてくる。
 現地の言語を研究する真田信治・大阪大名誉教授(72)によると、日本統治時代(1895~1945年)、タイヤル族やセデック族の言語が日本語に混ざる中で形成された新言語という。
 では戦前、この村ではどんな言葉が話されていたのだろうか。村の古老を訪ねた。
この記事は有料記事です。
残り984文字(全文1235文字)
https://mainichi.jp/articles/20180803/ddm/007/030/030000c

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