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<シリーズ論評 核のごみどこへ>33 アイヌの大地を汚すな 札幌大教授・本田優子氏(64)

2021-09-04 | アイヌ民族関連
北海道新聞 09/03 10:22
 「原発はオコッコ・アペだ」。私の恩師、萱野茂さん(アイヌ民族初の国会議員で2006年に死去)は晩年、アイヌ文化を伝える講演でそう語るようになった。オコッコ・アペはアイヌ語で「化け物の火」という意味だ。「人の手に負えるものではない。そんなものに頼ってはいけない」
 講演で萱野さんが語るアイヌの世界観に、聴衆はうっとり聞き入る。けれども講演の最後に唐突に原発の話が出て、会場の空気が一気に冷えることに私は当時、違和感があった。
 私自身もともと原子力に賛成ではない。ごみをどう処分するか分からないまま原発を使うことにも疑問を持っていた。でも世の中の多くの人と同じように、あえて口にしないし、行動もしなかった。しかし11年の東京電力福島第1原発事故で気付いた。人の手に負えない―。語らずにはいられなかった萱野さんの気持ちをなぜ私は理解できなかったのだろう。愚かだった。
 昨年、後志管内の寿都町と神恵内村が高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の処分候補地に名乗りを上げたことにショックを受けた。
 前札幌市長の上田文雄さんや作家の池澤夏樹さんが「核ゴミ問題を考える北海道会議」を立ち上げると知り、悩んだ末、呼び掛け人に加わった。私が代表を務める札幌大学ウレシパクラブのアイヌの若者たちは多くの企業に活動を支援してもらっていて、会議に加わることで経済界とのつながりが断ち切られるかもしれないと怖かった。でも、アイヌ文化を学ぶ人間として、ここで何も言わずにはいられないと勇気を出した。
 私たち和人は約150年前、アイヌモシリ(アイヌ民族の大地)を一方的に統合した。もし、その大地に核のごみ捨て場を造るとすれば、150年前よりもっとひどいことだ。豊かな生活をするために原発を使い、その後始末をまたアイヌモシリに押し付けるのか。
 アイヌ民族の権利を回復すると同時に50年後、100年後の子孫が豊かな大地で生きる権利を守るべきだ。親しいアイヌの人たちと一緒にそのことを訴えたい。
 多くの道民が寿都や神恵内だけの話と受け止めているのも気になる。私たちは福島原発事故を(原発が立地する)双葉町や大熊町の話とは考えない。福島の問題だ。同じように津軽海峡の南から見れば、北海道全体が核のごみ捨て場になるかもしれないのだ。北の大地を汚してはいけない。道民一人一人が自分事として考えてほしい。(聞き手・編集委員 関口裕士)
◆「ウレシパ」の「シ」と「アイヌモシリ」の「リ」は小さい字
<略歴>ほんだ・ゆうこ 1957年金沢市生まれ。北大卒業後、日高管内平取町二風谷に11年間住み、萱野茂さんに師事。その後、札大へ。文化学部長、副学長などを歴任。現在、同大アイヌ文化教育研究センター長。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/585284

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北海道の観光客3年連続減、36.7%減の3338万人

2021-09-04 | アイヌ民族関連
日本経済新聞 2021年9月2日 18:30

北海道は2日、2020年度に北海道を観光した人数を示す観光入り込み客数が19年度比36.7%減の3338万人だったと発表した。減少は3年連続。基準を切り替えた10年度以降で人数は最低、減少率は最大だった。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、旅行を手控える動きが広がった。
北海道内客数や道外客数、外国人旅行者数は、そろって10年度以降で過去最低を更新した。道内客は29.7%減の3123万人、道外客は63.7%減の215万人に落ち込んだ。外国人旅行者数はゼロと、19年度から244万人減った。
日帰り客数と宿泊客数もそれぞれ過去最低だった。日帰り客数は25.4%減の2629万人と、10年度以降で初めて3000万人の大台を割り込んだ。宿泊客数も59.5%減の709万人と、初めて1000万人を下回った。
市町村別では札幌市や函館市、小樽市などが軒並み落ち込んだ。一方、20年7月に開業したアイヌ文化を学べる「民族共生象徴空間(ウポポイ)」効果もあり、白老町が19年度に比べ11.1%増の177万人と急増した。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFC026VZ0S1A900C2000000/

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【パリマダムの買い物事情】買い物をするときの瞬間的な高揚感ってたまらないですよね?

2021-09-04 | 先住民族関連
クウネル・サロン 9/3(金) 23:21配信

アートディーラーのポーリーナさんはパリ在住。アートを楽しみながら自身もアートの販売をしています。そんな彼女はファッションや家具にこだわりがあるそう。服をたくさん買っていた昔に比べ、現在は本当に気に入ったものを長く愛用しているんだとか。また、現在は家具に夢中ということで、こだわりがちりばめられたお宅づくりについても聞いてみました。
大好きなマルジェラや ピエール アルディの靴は、毎シーズン購入します。 ポーリーナ・パラシオス・ルロワさん (アートディーラー)
フランス人の男性と結婚し、長くパリで暮らすベネズエラ出身のポーリーナさん。現在はアート好きが高じて、アートコレクターへのアドバイザー、また自身もアートを販売しています。「仕事で華やかなパーティーなどに出席することも多いので、日常のファッションだけでなく、パーティーファッションもまめにチェックしています。とくにメゾンマルタンマルジェラの服や、友人でもあるピエールアルディの靴は、毎シーズン何かしら買ってしまうほど大好きなブランドです」
洋服を買うときは、何を買うと決めて出かけるというより、好きな店をのぞき、気に入ったものがあれば購入するタイプと言うポーリーナさん。「昔はたくさん買っていたけど、今は本当に気に入ったものだけ。年齢的にもすでにたくさんの洋服を持っているので、いいものを買って、長く着ようという主義なんです」。
ドリスヴァンノッテンやランバン、ジバンシイの服には、必ず自分に似合うものが見つかるといいます。これも長年買い物を楽しんできたからこそわかるブランドとの相性ではないでしょうか。「昔はパーティードレスもたくさん買いました。でも最近はベーシックなデザインの服を買い、華やかなヴィンテージバッグなどをあわせて、コーディネートに変化をつける方が、長く楽しめるということも学びました」
でも今は、そんな大好きな洋服よりも家具に目がいってしまうそうです。 「一年前、ヴァンドーム広場に近い場所にある、前より広い家に引っ越したんです。だから最近は洋服より、家具を探しに行くのが楽しいんです」
家はクラシカルなオスマン建築で重厚な雰囲気。家具に関しては家族全員で7カ月ほどかけてアイデアを出し合い、50~70 年代のヴィンテージ家具を中心にセレクト。重くなりすぎないよう現代のデザイン家具も取り入れながら、少しずつ購入していっているのだそう。「家具を置くスペースには限りがあるし、 洋服のように実際にあわせて買えないのがむずかしいところ。一度買ったら、模様替えをしながら、長く、大切に使い続けます」
ファッションにせよ、家具にせよ、買い物をするのは楽しいし、大好きと語るポーリーナさん。「何より、あの瞬間的な高揚感! だからすべての女性が、買い物を好きなんだと思います。パリは何でも揃い、しかもベストなものを買うことができます。昔は旅先でも買い物しましたが、今はパリでの買い物が断然楽しいですね」
https://news.yahoo.co.jp/articles/16e38cea9059eb74966f72498450fab868061e15

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