北海道新聞 09/09 05:00
全道意見発表大会で最優秀賞を受賞した佐藤涼さん
【新ひだか】農業高校の生徒らが授業での成果などを発表する第41回全道意見発表大会(日本学校農業クラブ北海道連盟主催)で、アイヌ民族の伝統料理に学んだ経験を語った静内農業高3年の佐藤涼さん(18)が最優秀賞を受賞し、全国大会出場を決めた。同高生の全国出場は16年ぶり。
全道大会は8月27日にオンライン方式で開催され、全道から計13校27人が「生産・流通・経営」など3部門に出場した。
このうち、「ヒューマンサービス」部門に出場した佐藤さんは、「食べて知るアイヌ民族の食文化」と題して発表。道産食材を使ったおにぎりのレシピを競う昨年のコンテストで、アイヌ伝統料理「チェプオハウ(サケの具だくさん汁)」で炊き込んだご飯でおにぎりを作り、大賞を受賞した経験を話した。
審査員からは、アイヌ民族の食文化や食に対する感謝の気持ちが具体的に伝わる内容が評価された。佐藤さんは「食べ物を無駄にしないアイヌ民族の知恵や生き方を学び、食品ロスを考える上でも大切なことだと思った」と話している。
全国大会は10月26~28日に兵庫県で開催予定。北海道など全国9ブロックから3分野の最優秀賞の計27人が出る。(杉崎萌)
◆「チェプオハウ」の「プ」は小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/587124

【新ひだか】農業高校の生徒らが授業での成果などを発表する第41回全道意見発表大会(日本学校農業クラブ北海道連盟主催)で、アイヌ民族の伝統料理に学んだ経験を語った静内農業高3年の佐藤涼さん(18)が最優秀賞を受賞し、全国大会出場を決めた。同高生の全国出場は16年ぶり。
全道大会は8月27日にオンライン方式で開催され、全道から計13校27人が「生産・流通・経営」など3部門に出場した。
このうち、「ヒューマンサービス」部門に出場した佐藤さんは、「食べて知るアイヌ民族の食文化」と題して発表。道産食材を使ったおにぎりのレシピを競う昨年のコンテストで、アイヌ伝統料理「チェプオハウ(サケの具だくさん汁)」で炊き込んだご飯でおにぎりを作り、大賞を受賞した経験を話した。
審査員からは、アイヌ民族の食文化や食に対する感謝の気持ちが具体的に伝わる内容が評価された。佐藤さんは「食べ物を無駄にしないアイヌ民族の知恵や生き方を学び、食品ロスを考える上でも大切なことだと思った」と話している。
全国大会は10月26~28日に兵庫県で開催予定。北海道など全国9ブロックから3分野の最優秀賞の計27人が出る。(杉崎萌)
◆「チェプオハウ」の「プ」は小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/587124