先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

ATELIER MUJI GINZAで南米・アマゾンの手仕事に触れる展覧会開催中 11月7日(日)まで!

2021-09-29 | 先住民族関連
ELLE 2021/09/28 By CHISATO YAMASHITA
無印良品 銀座のATELIER MUJI GINZAで、「野生の手仕事と知恵」展がスタート。文化人類学研究者の山口吉彦がアマゾンに住む人々とのコミュニケーションを深めながら集めてきた暮らしの道具が一堂に会している。
無印良品 銀座6階のATELIER MUJI GINZA、ギャラリー1で開催中の「野生の手仕事と知恵」展。©ATELIER MUJI GINZA
山口吉彦が館長を務めた、山形県鶴岡市のアマゾン民族館とアマゾン自然館が閉館したのは、2014年のこと。生活工芸品約8,000点、生物標本・剥製12,000点と、個人収集のレベルをはるかに超えるコレクションの保護活動は、今もなお続けられている。
南米、アマゾン川流域の先住民を中心に、そこに暮らす人々の生活に密着した道具からその土地に生息する生物標本に至る幅広い資料は、山口が1970年代から10数年に渡って、"物々交換"など現地の人々との密接なコミュニケーションを図ることによって収集されたユニークなものばかりだ。
文化人類学研究者の山口吉彦は、28歳で初めてアマゾンに足を踏み入れてから、10数年にわたって先住民との関係を構築し、現地の生活工芸品などを収集してきた。©ATELIER MUJI GINZA
今回、ATELIER MUJI GINZAには、こうして集められた数々の道具が集結。狩りや漁、儀礼に使われた道具から、生活用品まで、文明社会や環境破壊など大きな変化が降りかかる中で、彼らが自然とともに生きるために手仕事でつくってきたものを現地の様子を伝える動画とともに紹介する。
山口は「野生の手仕事と知恵」展開催に寄せて、「自然と人間の生活の調和の証でもあるアマゾン先住民の品々は、パンデミックや自然災害に悩まされる近代社会に住む私たちに語りかけます。そのメッセージを伝達することが私に残された最後の使命です。自然を搾取し征服するのではなく、共に存在する道を選んできた先住民の知恵から、私たちにも共通する『人間らしさ』と『豊かさ』を見出していただければ何よりです。」とコメント。
本展は、11月7日(日)までの開催。多種多様な道具を通して、今日もこの地球で営まれている暮らしに思いを馳せ、自然や他者との関係性について改めて考えててみたい。
「野生の手仕事と知恵」展
会期:〜11月7日(日)
会場:無印良品 銀座6F ATELIER MUJI GINZA Gallery 1
住所:東京都中央区銀座 3-3-5 無印良品 銀座6F
時間:11:00〜20:00(営業時間は店舗と異なります。休館は店舗に準じます。)
※会期や時間などの予定変更、またはイベント等によって展示品の一部がご覧いただけない日時が発生する場合がございます。
入場無料
https://atelier.muji.com/jp/
https://atelier.muji.com/jp/exhibition/3759/
*昨今の事情から展示期間・時間などが変更となる場合があります。最新情報は公式HPでご確認ください。
https://www.elle.com/jp/decor/decor-interior-design/a37715866/atelier-muji-ginza-wild-handicrafts-and-wisdom-2109/

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

風花が舞う前に

2021-09-29 | アイヌ民族関連
北海道新聞 09/28 16:00
 晴れているのにひらひらと桜の花びらのように雪が舞う。「風花(かざはな)」という言葉にはどこか懐かしさ、切なさが漂う。
 北海道育ちの映画監督、相米慎二さんが53歳の若さで逝って20年がたった。遺作「風花」(小泉今日子、浅野忠信主演)は故郷に残した一人娘に会いに行く風俗嬢(小泉)と、泥酔して万引した高級官僚(浅野)がレンタカーで道内を旅する物語だ。
 過疎の集落で官僚の男は「この町は120年かけて何をつくり上げてきたんだ」「村の人はどこに行った」とつぶやく。
 風俗嬢は「残っている人がいるだけましよ」と切り返す。
 ここ数年、日々の報道に接する中で「120年かけて」という言葉が残響のように問いかけてくる。アイヌ民族への差別、札幌一極集中、先細る鉄道網、地方都市からの製紙工場撤退…。明治以降の北海道史とは何か。
 先日、宗谷管内猿払村の旧陸軍浅茅野(あさじの)飛行場跡を訪れた。戦時中、建設のために朝鮮半島から多くの人が動員され、亡くなった。
 旧JR天北線の飛行場前駅のホームはササに深く覆われ、朽ちかけていた。こうして季節を重ねながら記憶もどんどん薄れていくのか。
 生前、相米さんは「映画の本当の価値は映し出されているものにではなく、それが内に秘めているもの、見えないものにこそあるんだよ」と語っていた。
 歴史も同じだろう。道内には光と影が交錯する遺産が点在する。見えないものに耳を澄まし未来へとつなげたい。(伴野昭人)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/593820

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オーストラリア国内で電話詐欺が爆発的に増大

2021-09-29 | 先住民族関連
日豪プレス 2021年9月28日
パンデミックでオンライン・ショッピング増加につけ込み
 9月28日付ABC放送(電子版)は、携帯電話を使った巧妙な詐欺が増えており、うっかりだまされ、総額で何百万ドルもの被害になっていると報道している。
 そのため、専門家は、怪しげな電話を受けた場合には通報するよう呼びかけている。
 豪競争消費者委員会(ACCC)が発表した電話詐欺監視プログラム「Scamwatch program」の新しいデータによると、2021年のこれまでに詐欺犯からかけてくる電話やテキスト・メッセージにだまされて受ける金銭的な被害は6,360万ドルに達している。この額は、詐欺被害総額2億1,100万ドルの30%にあたる。比べて2020年には27%、4億8,200万ドル、2019年には23%、3億2,400万ドルだった。
 ACCCのデリア・リッカード副委員長によると、2020年には1件あたりの被害額は$7,000だったが、2021年には被害件数は減っても1件あたりの被害額が$11,000に増えている。手口もますます洗練されてきており、疑いを抱かない被害者からより多額の金をだまし取るようになっている。
 被害者は先住民族、高齢者、英語以外の言語を母語とする人々が多いという数字が出ている。
 詐欺犯は電話またはテキストで、有名企業や政府機関を名乗り、カード番号や誕生日、パスワードなどの情報を聞き出そうとし、「あなたのクレジット・カードで高額の買い物をしようとしているが心当たりがあるか?」などと言い、被害者を助ける振りをして被害者のコンピュータに入り込み、個人や銀行情報を盗み出す。
 また、電話詐欺の場合にはボイスメールで荷物の配達などのメッセージで送り込むという手口がある。リッカード副委員長は、「パンデミック・ロックダウンでオンライン・ショッピングする人が増えており、eBayやアマゾンなどの大手、オーストラリア・ポストや宅配会社を名乗られると信用してしまうことで被害に遭う」と語っている。
 エディス・コーワン大学のコンピュータ・セキュリティ専門のポール・ハスケル=ダウランド副学部長は、「被害が増えている理由はいくつかある。パンデミックで在宅勤務が増えており、詐欺犯からの連絡を受けても周囲にそのことを相談する人がおらず、他の人の考えを自分で考える力はない。そのため、間違った判断をしてしまう可能性は大きく、その場でクリックしてしまったり、アプリをダウンロードしてしまうことになる。コンピュータ経由の詐欺についてはよく知られているが、携帯端末を使った詐欺についてはまだ認識が広まっていないことも原因している」と分析している。
 リッカード副委員長は、「オンラインでは通話している相手が何者かという確証がないことを忘れないようにしてもらいたい。向こうからかかってきた電話やテキストにその場で自分の情報を渡さないように警戒してもらいたい」と語っている。
 また、「怪しい電話やメッセージを受け取ってもその段階ではまだ安全だから、無視し、削除してしまえば大丈夫だ。また、相手が銀行や有名企業、団体を名乗った場合には相手から送ってきたアドレスなどを使わず、自分で調べてその銀行、有名企業、団体に連絡して、受け取ったメッセージ内容について尋ねることが被害防止になる」と語っている。うっかり、個人情報や銀行情報を疑わしい相手に伝えてしまった場合には直ちに銀行に連絡すること。また、個人情報を盗まれたと思われる場合には政府が出資するIDCAREに連絡することが勧められる。
 ACCCでは、詐欺犯と思われる者の電話番号やアドレスなどを通信事業企業と共有し、摘発や通信阻止などの対策を講じている。また、詐欺と疑わしい電話やテキスト・メッセージを受け取った場合、被害に遭っていなくてもACCCのScamwatchに通報することを勧めている。
■ソース
Phone scams are ‘exploding’ and costing vulnerable Australians millions, new data shows
https://nichigopress.jp/ausnews/211508/

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

白老アイヌ協会の文様検討委 マスク製作 全国育樹祭参加者用

2021-09-29 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 2021/9/28配信
 白老アイヌ協会の文様検討委員会(山崎シマ子委員長)は、苫小牧市などで開催される第44回全国育樹祭(10月9、10日)の参加者に配るアイヌ文様刺しゅう入りマスクを製作した。  綿製のマスクは、育樹祭イメージカラーの緑色で、赤や青など色…
この続き:244文字
ここから先の閲覧は有料です。
https://www.tomamin.co.jp/article/news/area2/58826/

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

瀬戸本業窯に地域賞「『民芸』の精神で作り続ける」 伝統文化ポーラ賞

2021-09-29 | アイヌ民族関連
中日新聞 2021/09/28 05:00
 瀬戸市東町の窯元「瀬戸本業窯」が八月、「第四十一回 伝統文化ポーラ賞 地域賞」に選ばれた。専門の職人による分業制を守り、地元産の自然由来の材料を使って日常使いの食器を生み出す「瀬戸焼の制作・伝承」が評価された。十二月に東京で開かれる「受賞者記念展」で器と取り組みを紹介する。
 同賞の地域賞は、無形伝統文化の伝承のため各地域で長年努力を続け、今後も発展が期待できる人らに贈られる。本年度は瀬戸本業窯のほかに、アイヌ工芸や宮城県の「田植踊(たうえおどり)」に携わる三個人・団体が選ばれた。
 瀬戸本業窯は江戸時代後期の創業。七代目水野半次郎さん(68)は「今後も変わらない『民芸』の精神で普段使いの器を作り続けます」と力を込める。後継予定の長男雄介さん(42)は「自分たちは昔ながらの『せともの』を作る砦(とりで)だと考えている。賞をいただけてうれしい」と喜んだ。
昔ながらの手仕事時代に合わせた器
 瀬戸焼では新しく伝えられた磁器を新製焼、従来の陶器を本業焼と呼び分けることがある。瀬戸本業窯の水野さん親子は、創業約二百五十年の歴史を重んじ、今後の展望を描く。
 窯元や製陶所が集まる洞地区の路地を進むと姿を現すのが、昔ながらの趣のある木造の工房「瀬戸本業窯」。屋内に、いくつもの大きなかめなどが並ぶ。粘土を寝かせたり、植物の灰や鉱物などを調合してつくった自社製の釉薬(ゆうやく)を入れたりしているという。
 雄介さんによると、工房の目の前の丘の上で祖先が焼き物を作り始めた。十四連房の大窯があったが一九四九年に解体し、建材を再利用して四連房の登り窯を築いた。全国でも珍しい大きさを誇り大量生産が可能になったという。七九年まで使い、保存してきた窯は九五年に市の有形文化財に指定された。現在はガス窯に移行したが、「ろくろ師」や「絵付け師」ら、六人の専門職人の手仕事による作陶は、従来通りの形態を保っている。
 雄介さんは「昭和初期ごろ、機械化の流れが押し寄せて伝承が危ぶまれた時代に、今でいう『用の美』に注目して全国を巡っていた民芸運動の柳宗悦さんに価値を再確認してもらい、背中を押されたんです」と強調する。風土に根ざした手仕事が生む実用的な器は、民芸ブームの波に乗り、結果として売り上げも伸びた。
 来年四月には敷地内に「瀬戸・ものづくりと暮らしのミュージアム」(通称・瀬戸民芸館)を開所する予定だ。近年、同地区に位置する「窯垣の小径」などを見に来る観光客が増えたため「工房の歴史や製造背景を紹介しながら焼き物の魅力を知ってほしい」と決めた。
 半次郎さんは「この土地の材料を使った器はひと目見れば分かる。核家族向けの大きさの器や和洋両方の料理に合うなど時代のニーズにも応えながら、先人の思いを継いでいきたい」と話す。 (西川侑里)
https://news.goo.ne.jp/article/chuplus/region/chuplus-337807.html

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする