今回持参したTS-480SATの出力不足の原因を特定できました。
電源ケーブルに挿入されているヒューズボックスの焼損で接触不良を起こしていました。
これまでの経過は
① 中古購入後ハムショップで終端型のパワー計で点検して貰ったら問題なくパワーは出ていたとのこと。
② こちらで手持ちのIC-7000の電源ケーブルと共通なので荷物を減らすのに、これをそのまま使用
こちらへ持ち帰って送信ししたら80W程度の出力
③ リグのコネクタ部で電圧を測定したら10W送信で1Vの電圧降下 100Wだと3Vの降下
④ リグの照明も暗くならないし、産地の判らない怪しいテスターなので回り込みで表示がおかしいのだろうと決め込む
それからあれやこれやと調整モードで試みるが電流は17Aが最高で90W以上に上がらず。。。。。
そして今日、USBオシロスコープを買ってきていたので電源に回り込んでいるのかを確認しようと、電源の波形を見ると少しは高周波が乗っているのが確認できたが、やはり電圧降下がある。
おかしいな~とヒューズを見たら「こいつが犯人だった」
以前のこのケーブルは3m程あって、その時は長すぎて電圧降下を起こしていると思って、半分にちょん切ってIC-7000で使っていたが出力はそこそこ出ていたので大丈夫かと思っていた。(しかし記憶を呼び起こすと焼けたヒューズを見た様な気がする。)
交換部品もないので清掃して組替えたら、10Wで0.1V 100Wで1.0V程度の電圧降下で出力も100W出るようになりまあまあかな
以前使用していたUSBオシロは1MHzも測定できなかったが、今回のは40MHz辺りまで測れそうだ。
焼けたヒューズボックス
とヒューズ
修正前の画像があると違いが判るのですが、そんな余裕もなく、問題が解決して余裕が出てから画像はこんなもの
VIDEO
今回原因特定に時間が掛かったのは、最初の測定時と条件が異なったこと
① 電源ケーブルが変わったこと
② 電圧の変化を疑わずテスターを疑ったこと
③ 照明が暗くならなかったのは、電源コネクタ部の電圧降下はあったものの、恐らく内部の定電圧回路で照明も9V辺りに設定してあったて影響が無かったのかも
せめて電圧、電流位は、これからも正確な測定器で正しく使いましょう。
良い勉強になりました。アマチュア無線は実験の宝庫です。プロのアマチュア無線家(笑)ではありますが、所詮素人です。