先日の病院での健康秋祭りイベントで月のカケラが機動力を生かして
ベッドから起き上がれない患者さんの病室にこちらから出向いての流しの演奏をやってきましたー。
普段病院や福祉施設に慰問演奏に伺うときは、入所されている皆さんが看護師さんと一緒に
手を引かれて集まっていらっしゃるんですが(なかには車椅子でいらっしゃる方も・・)
聞きにいきたくてもそこまで来れない方もホントは数多くいらっしゃるわけで、
そういった皆様にもひとときの演奏を楽しんでいただくためには、こちらから出前演奏にいけばいい
とはわかっていたんですが、なかなかその機会がなくてー。
今回たまたまその機会を与えられまして、実際に各病室に演奏に伺ってきましたが、いろいろ感じるところがありました。
程度の差はあるものの、ほとんどベッドに寝たきりの方々ばかりで、口を動かせる方や手を動かせる方はまだ良いほうで
顔の向きも自分で変えられず、目も動かせず天井をズツとみつめたまま という非常に重篤な方も多かったんです。
ただし、意識も朦朧としているわけではなく、皆さん意識はしっかりあるという状態らしいので、
そのジレンマというかは健常者には多分想像もできないツラサなのかと思います・・。
勿論病床での演奏に顔の表情や手を振って喜んで頂いた方々もいらっしゃいますが、
演奏が終わってもじっと天井を見つめ続けている方々も。
自分の母親が亡くなる直前の状況がフラッシュバックしてしまって、自分も正直複雑な心境でした。
でも必ず演奏は意識に届いていると確信しながら、
来年もまた演奏に来ますね~と話しかけながら、2人でフロアを流しでまわってきました。
お呼びがかかれば、病室への出前演奏もスケジュールが合う限りできるだけ引き受けますので
お問い合わせくださいませ。