黄昏叔父さんの独り言

 アマチュア無線と何でも有りのブログ

 2箇所のアンテナ問題点を発見し対応が完了!

2016年03月22日 | アマチュア無線


       


 先日、7MHz帯の近距離用の逆V(給電点15mH)をタワーの支柱に取付けた枝(単管ポール4m長)から釣り下げてアンテナ・アナライザーで測定するとSWRは出鱈目で7MHz近辺にも共振点も見当たらず頭を傾げる状態に成った。確かに4mの間隔を置いて同じ高さの反対側には3.5MHz帯の逆Vのアンテナが平行に張っては居たが其れにしても移動運用で長年正常に動作して居たアンテナの共振点が7MHz近くに無いのは如何しても納得出来ず気分的にはスッキリしない。


 逆Vアンテナは長年の移動運用で使用して居た物で実績が有りアンテナ・エレメントには問題が無い筈なのに当日は作業が終わったのが日没前で時間切れで状況が解らず其の侭に成って居たが今日、其の原因を徹底的に調べる事にした。作業を開始する前に念の為に再度、アンテナ・アナライザーを接続すると今日は正常な測定値を表示するので「おかしいな?」と思ったが前回は何回も測り直しをしたので測定間違いで無い事は確か、だとすると何処かの接触不良の可能性か?


 可能性の有る原因として考えられるのは同軸ケーブルしか無いが?そう言えば今回の7MHz帯の同軸は移動運用時の予備用としてキャリア・ボックスに入れてあった5D-FBの25m物、過去に2~3回移動運用に使用したが心線が太い事と網線の内側にアルミを巻いて有り同軸が少し硬く曲が付くので5D2Vと比較すると柔軟性に欠き余り使用して居なかった事と家の中に引き込む壁のパイプには細い同軸ケーブルしか既に通るスペースが無かったので此の同軸ケーブルを使用して居た。

 

 此の同軸の不良箇所を調べる方法は色々有るが送信状態や受信状態で調べるには無線設備の有る場所と外側に人手が必要で一人では出来ないので同軸ケーブルを外に引き出し手前にアンテナアナライザーを接続し終端には50Ωの無誘導抵抗を接続して同軸を直径2m程の円形に何重かに巻き取り其の同軸に7MHz帯の信号を印加しSWRを表示させながら同軸ケーブルを手前から先端に向けてクネクネト外圧を加えると中央部分まで来るとメーターの指針がバーンと振り切れる場所が有ったので其の辺りを細かく当ってみると同軸に癖は無かったが確実にメーターが反応する場所を確認し切取って心線を引っ張ると見事に可也太い単線が写真の様に見事に断線して居た。今回の情況は最初の段階では同軸の心線は外れた状態で其の2日後に可也強い風が吹いた日があったので偶々心線の切断部が風に寄る振動で偶々接触して居た為に正常状態に成って居た物と思われる。切断部にMコネクターを取付け中間コネクターで同軸同士を接続してSWRを測定するとは7.090MHz当りで共振点が有りバンド巾は十分に取る事が出来た。


 2番目の写真は24MHz帯の5エレ八木に接続して居るMコネクターの中間ジョイントに接続する側(アンテナ側)のMコネクターの不良箇所、此のアンテナを使用時に時々パワーが出なくなったりフルキャリアでチューニング中に本来の十分なパワーが出ずにパワー計を見ていると指針がピコピコと同じ周期で振動する症状が時々発生していた。時々症状なので放置して居たが今回、その同軸ケーブルは新設したので1.9MHz帯のアンテナに使用変更する為に中間ジョイント部分を外して唖然とした。アンテナ側のMコネクターが一部欠損して其の部分は黒く炭化して居た。如何も此の部分で高周波がリークして居た様子、念の為に下側の同軸の外皮をカッターで削り取ると同軸のアミ線部分は黒く変色して居り同軸ケーブル内に如何も水が入ったらしい情況・・・・・中間ジョイント部分は可也注意をして防水処理をして居るので雨水が入るとすれば給電点から中間ジョイントの上側に問題が有ると思い其の同軸ケーブルを調べて行くとアンテナ・ポールから50cmほどブームに沿ってバランへ向かう同軸ケーブルの外皮の上側に小さな傷を確認した。雨水は如何やら此処から進入した様子、其の状態で運用した為に絶縁耐力の一番弱い中間ジョイント部分で溜まった雨水で問題が発生した感じ?一度アンテナメーカーの技術者と電話で話した事が有ったがトラップ・アンテナのトラップ部に水が入った状態でドライブすると通常では考えられないエネルギーと成ってトラップ部に故障が発生すると言う話を聞いたが正に其の状態なのか?解らない物だ通常では考え難いトラブルが発生して居た。


 確かに当局のアンテナ関係は古い物ばかり此処数年 トラブルと言えばアンテナ関係ばかり、そろそろ耐用年数が限界なのだろうか?仮にそうで有っても年金暮らしの身では簡単にアンテナ群を新設する事は出来ないので小まめにメンテ作業をするしか無い。今日の作業で7Mhz帯と3.5MHz帯のアンテナ調整は出来る範囲まで追込む事が出来た明日からは愈々最後の1.9MHz帯のスローパー・アンテナの調整に入りまだまだ先は長そうな感じがする。













コメント
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