当局の最初のWARCアンテナはクリエート社の248Aで18MHz帯は3エレ動作し24MHz帯は4エレ動作の短縮型の2バンド八木でした。此のアンテナはWARCバンドが開放された1990年の最初から使用して居たので許可されたばかりの周波数帯で運用する局も少ないしビームアンテナを使用して居る局も少なかったのでDX局の呼掛け段階でも余り不足を感じる事は無く当時のDXペディション局が此れ等の周波数帯をQRVすれば保々落とすことなくQSOする事が出来て居ました。
此のアンテナは1990年にタワーに取り付けれ4~5年間は18,24MHz帯のDXで多くのNew1を齎しましたが九州の福岡県に上陸した大型台風の襲来で(非公式だが鹿児島県で瞬間最大風速82/Sを記録した)徳島県で52m/Sの風が吹き其の煽りで4本のエレメントが全て「く」の字型に大きく曲がりトラップの付いたエレメントの片方半分が中央の接続部分のパイプからスッポ抜けて飛んで行き行方不明に成ってしまいました。台風通過後にタワーから半径150m位の円内はくまなく探しましたが最終的に見付けだす事が出来ず考えられる事は材質がアルミパイプだったので誰かが拾って帰ったか?考え難い事ですが?我家から50m先には大きな川が有り我家の正面当りで深さが3m程の淵が有るので其の部分に沈んでいるしか考えられず探し出す事は最後まで出来ませんでした。
其の後2008年位まではビームアンテナが無かったので18,24MHz帯の運用は殆ど遣らなく成り如何しても遣らねば成らない貴重なカントリーはワイヤー系のアンテナで取り組みましたが其の飛びの差は歴然でGetするには本当に苦労しました。2009年頃に再び18,24MHz帯のビームアンテナを上げる計画を立てアンテナの機種選定に入りましたが其の頃には現役を既にリタイヤして居たので新品のアンテナの購入は勿体無いと考え時間を掛けてオークションで探す事にしましたがWARCバンド用のアンテナと言う特殊性から手頃なアンテナの取得に1年間ほど掛かりましたが程度の良いナガラ社のT2-3VXを手に入れる事が出来て確か2010年頃に5~6年振りにビームアンテナがタワーの上に上がりました。
此のアンテナはブーム長が4.22m、最長エレメントが6.58m、回転半径が3.9mで248A寄りは一寸小振りだが其の使用部材のパイプは248A寄りは一回り太く、エレメントクランプやマストクランプは比較に成らない程に確りしていてその頑丈さは一目瞭然でした。性能面では18MHz帯で少し劣る感じがしましたが(根拠が有る訳で無く個人的感触)以前は台風に寄って壊れたので今回は其の様な事が二度と無い様に丈夫さを第一義に選択したので十分に満足出来る物でした。
昨晩は珍しく23時前に布団に入ったら今朝は03時頃に目覚めた。歳を取ると矢張り睡眠時間が段々と短くなって来て最近は4~5時間くらいしか眠る事が出来ない。其の反面に昼間にコタツの中に入ったりすると直ぐに眠たく成ってダラダラと寝込んでしまう悪い習慣がリタイヤ後に身について仕舞った。今朝のこんな時間に起きても無線の方のコンディションはサッパリで6時頃までは時間潰しに苦労した。
05時頃から1.8MHz帯を聞き始めたが此の時間帯は何も聞こえず06時頃からロシア方面が弱く入感し始めて06:20JST頃に成ると信号は579~599まで上がって来て呼掛けを開始したが今朝交信出来た全ての局からQRZや完全にコールサインをコピーして貰えず3~4回か其れ以上コールサインの再送を要求されて相手側では受信するのに可成り苦労して居る事が想像出来る。其れでも相手局の好意的な対応で何とか2局と交信する事が出来た。
其の後の07:00JST頃に3.5MHz帯にQSYしたら平日の割にはDX局が安定に入感して居てコンディションが良いのかLow Band の受信に段々と私の耳が慣れて来たのか?割りと楽に相手の信号が受信出来て3局と交信する事が出来た。其の後の08時前に14MHz帯でKP2Q(Virgin Is)とのQSO後に満足をもってQRTしたが其の前後に聞いた10MHz帯のコンディションは良くP4/DL6RAL,KP4JRS,NP4R,VP5/VE1ACN,KP2Q等が聞こえて居たがアンテナを先日EU方向に仮固定した為に3エレ八木はそっぽを向いて居るので残念ながら呼掛ける事は出来なかった。
今朝の交信
RN3CT(1.8,CW) R3LA(1.8,CW) S58Q(3.5,CW)
OE8SKQ(3.5,CW) 9A5M(3.5,CW) KP2Q(14,CW)