先日に我が町(阿南市)紹介シリーズで紹介しようと阿南市内では有名な津ノ峰神社へ写真を撮りに出向いた時に本チャン用にソニーのアルファー7と ブログの写真用ににオリンパスのコンパクトデジカメのSTYLUS-SZ15を持って山に上がった。拝殿の手前で手と口を清めた後にソニーのカメラのストラップ(幅広い首に掛ける物)は二つ折りにしてオリンパスのデジカメは15cm位の手首に回すストラップを左手でぶら下げて持って階段の手前で社殿の全景写真を撮ろうとしてソニーのカメラを構えようとしたらオリンパスのカメラが手から滑り落ちて地面に落ちた。自分ではストラップの輪っかの中に手首が通って居たと思い込んで居たのだがストラップを上から掴んで居ただけの様で一寸嫌な音をたててカメラは地面に落ちた。此の様な事は今まで何回か有ってもトラブルは無かったので拾い上げて本チャンのカメラで写真が撮り終わったら今度はブログ用に貼り付ける写真をオリンパスのカメラで撮るべく電源スイッチを入れたらレンズの稼動部分が何回か小さく往復して動くと電源ランプが可成りの速さで点滅すると最終的に電源がシャットオフされて仕舞う。如何も落下した段階でレンズのズームとワイドの切替稼動部に外圧が加わり何某かのトラブルが発生した感じ?
其の後、其の侭に放置して居たが昨日は終日雨降りで外にも出掛けられずに何もする事が無かったので此のデジカメを分解して原因を調べてみる事にした。最初にバッテリー残量に対するアンダーカット機能の可能性も有るのでバッテリーをフル充電した段階でスイッチを入れてテストしたら矢張り同じ症状でレンズ駆動部分が小さく2~3回往復すると電源が勝手にカットされてしまう事から電気回路の故障では無くてレンズ部分のメカ的な故障である事は間違い無いと解った。しかし其れと同時に此のカメラは修理する価値が無い事は解った。私は以前の勤務先でビデオ・カメラ等を修理して居たのでカメラレンズの電動駆動部分は殆どがアッセンブリー交換対応に成る事は解って居たので修理が出来ない事は無いが下手をすると本体購入価格に近い金額に成る事は解っていた。
此のカメラは24倍のズーム機能が付いて居たのでレンズ部分は電源オフ時寄りは5cm位前に飛び出す構造でレンズ筒が3重構造に成って居た事から落下に寄る衝撃でレンズ筒が少し偏心し可動するレンズ筒が競り合って駆動モーターの運転電流が増加し其れを検知回路が認識して内臓コンピュターが全ての動作を停止させて居る事は容易に想像出来た。ただ見た感じではレンズ筒の傷や凹みは見当ら無かったので駄目元と向学の為にバラバラに分解する事にしてみた。沢山の小さいネジと微妙な勘合術を駆使したケースの組み立て方を見破るには少し時間は掛かったが家電メーカーとは一寸違った感覚のカメラ・メーカーの独自性も有り勉強に成る。
最終的にレンズ完成品の後ろのレンズ2枚までは分解出来たが其れから先は緻密な構造で分解しても意味が無いので諦めたが非常に複雑な構造で微妙な光学的な部分と電気回路の結合体で此れは単品部品の交換等の対応では高度な性能が維持出来ない事から完成品交換に成るのは止むを得ない事だと理解出来た。
三枚目の写真の青紫に写って居るのがイメージ・センサーと思われるが此れで有効画素数1600万画素なのだから現代の技術の進歩には本当に驚かされる。