今日も青空が見て居ましたが吹く風は冷たく本日もタワーに上がる元気も無く、コタツの中でグダグダして居ましたが此の天気や寒さが此の侭12月の後半まで続くと7MHz帯のビーム・アンテナがタワーの上に上がらない可能性を感じ、年末から新年に掛けて取敢えず1.8MHz帯、3.5MHz帯、7MHz帯がワイヤー・アンテナで運用出来る様にする事にしました。
1.8MHz(スローパー)帯と3.5MHz帯は以前から張って居たワイヤー・アンテナですが、久し振りに電波を乗せてみたら其々のアンテナの共振点が少しズレて居たので(多分7MHz帯の3エレ八木の影響と思われる)アンテナ・アナライザーを使って1.8MHz帯は共振点が1.860MH辺りに3.5MHz帯は3.630MHz辺りまでズレて居た物を3.525MHz帯に再調整した。
7MHz帯の逆Vアンテナは今年の台風10号対策で地上に降ろして居たので以前の高さに給電部をロープで吊り上げた状態でSWRを測定するとSWRが4くらいの値に成って居り『あれれ?』状態、台風時に強風を避ける為に給電バラン部は庭先の地べたに横たわる状態で放置して其の後、約2ヶ月間に渡り其の侭の状態で放置して居たので『給電部のMコネクターから雨水が入ったのかも?』とエフコ・テープを剥がし調べて見たが其の形跡は無かった。
此のアンテナの同軸には途中に中間ジョントを入れて居るのでタワーの中段まで上がり、其の中間ジョイント部のテープを剥がし両M型コネクター部も調べたが此れにも雨水が入った形跡は無かったので??状態
其処で中間ジョイント部の手前側の同軸側か、其処から先のアンテナ・バランまでの同軸側のどちらに問題が在るのかを調べる為に先ずシャッから中間ジョイント部までの先にアンテナ・アナライザーの標準無誘導抵抗(50オーム)を接続しシャック側のコネクターにアンテナ・アナライザーを接続しインピーダンスとSWRを広域に測定したら値に変動が無かったので此の間の20m近い同軸(10D2V)に問題は無い事が解かった。
今度は中間ジョイントからアンテナ給電部までを同じ様にテストしてみたら此方も問題がない事に???状態に、然し此方は同軸の長さが7m程度で短かったし適当な長さの5D2Vがあったので思い切って同軸を交換して本来の高さに吊り上げアナライザーで測定すると7.050MHzに共振点が在りインピーダンスも正常の値と成った。然しどうも納得が出来ない状態・・・・・・
問題の同軸と使用していた中間ジョイントをシャック内に持ち帰り再度テストをするもアナライザーでは正常値を表示し疑問を払拭出来ない状態が続き色々と試して居たら問題の同軸の下側のMコネクター側を一杯締めこんだ状態でもほんの僅かだが少しガタツキがある感じがしたので念の為に新品のMコネクターに交換したら此の僅かなガタツキが無く成ったので「ひょっとしたら此れが原因かも知れないと問題のコネクタをよくよく調べたら如何やら此の問題の原因はMコネクターの製造過程の僅かな加工不良に寄る物らしい。
此のMコネクターはオークションに良く出品されて居る10個組の『安かろう悪かろう』商品、以前にも此の商品で僅かなガタツキを感じた事はあったが余り問題は無く、然も此のアンテナは2年間ほど問題なく働いて居たので此の部分が原因等とは疑いもしなかったが、多分アンテナを地上に下ろした時にアンテナや同軸の自重でコネクト部では通常と逆の力が加わったので心線部の微妙な接触不良に成って居たのかも知れない。(中間ジョイント部の少し下の10D2Vをターワー本体の支柱にテープで固定して居たので、アンテナを下ろした時には同軸の位置関係が逆に成った事でアンテナと同軸の重みで心線のピンが抜けていく方向に力が加わったのかも知れない。)
簡単な原因ほど場合に寄っては深く考え過ぎて墓穴を掘ることが多いが?今日の問題は正にその様な状態で矢張り安物には全部とは言えないが此の様な事もあるんだ!と思った。