パールライスのつれづれなるままに

日常のちょっと気になった事を気ままに書くブログ
最近は、美術鑑賞・ガジェット紹介が中心です。

いのちの交歓-残酷なロマンティスム- at 國學院大學博物館

2018年01月25日 | アート・文化
いつもの通り、紹介ページからの抜粋です。

「人間と人間以外のモノたちとの「食べる/食べられる」の関係性を、芸術家・岡本太郎は「いのちの交歓」と呼びました。
日本神話を基底に、岡本太郎と若手芸術家たちの作品に、地球が造りだした自然物と旧石器時代以降の様々な人工物をぶつけ合わせることで、ひき裂かれた森羅万象の生と死の結い直しを図り、人間中心主義を反転させる古くて新しい生命観の提示を試みます。」


岡本太郎は、フランスに滞在していたころ、パリ大学にて民族学を学んでいました。
帰国後、琉球諸島や東北地方の古い文化や伝統を研究しています
東京国立博物館で縄文火焔土器を見て衝撃を受け、「日本美術は縄文時代から始まった」が持論です。
従って、今回の展示会、國學院大學が所有する遺跡物と岡本太郎の作品の組み合わせは、当然の流れと言えるかもしれません。


「芸術は爆発だ!」と言うセリフは、古代人の持つプリミティブな感情から生まれた縄文デザイン、と言うのでしょうか?


それにしても、岡本太郎の作品は、可愛いものが割とあります。
「可愛い」と言うのも、日本人にとって重要な要素ではないかと。「いとおかし」に通じるかな?


氏の絶筆「雷神(未完成)」です。
古事記によると、黄泉の国にいる伊邪那岐神(イザナミの神)は、腐乱死体で横たわっています。その身体から生まれた神が雷神です。


若手芸術家たちの作品も同時に展示しています。


國學院大學博物館の企画展示スペースは小さいので、さっと見るには良いです。しかし、中身は濃いです。
常設展示の方が質量ともに充実していますが。
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