「没後150年記念 破天荒の浮世絵師 歌川国芳」に行ってきました。
私は浮世絵についてそれほど興味を持てないのですが、この人の絵は一目見ただけで面白いので見に行きました。
初心者なりの感想を言わせて貰えば、「圧倒的な画力と色彩感覚だなあ」です。
私にとって浮世絵は飽きてしまう物なのですが、この人は違いました。最後まで興味深く鑑賞できました。
武者絵が有名ですが、美人画も素晴らしいです。いつもの瓜実顔なのですが、表情が生き生きとしています。あんなに線画が少ない顔なのに、よくまあここまで表現できる物だなと。着物の柄のセンスと色彩、これもまた素晴らしいです。
あとはユーモアと社会批判のセンスですね。今で言うところのパロディですね。これはもう言わずもがな。
会場で気づいたことは、「鑑賞客は女性が圧倒的に多かった」です。しかもアラサー、アラフォーがお一人様で。日本画の展示会は妙齢なご婦人方が大勢いらっしゃるのがいつものパターンなのですけど。若いご婦人が浮世絵鑑賞?珍しいです。これも美人画のおかげですかね。
たくさん浮世絵を保存している美術館もあります。東京だと一括して借りられるのが強みですね。