パールライスのつれづれなるままに

日常のちょっと気になった事を気ままに書くブログ
最近は、美術鑑賞・ガジェット紹介が中心です。

永遠のソール・ライター at Bunkamura ザ・ミュージアム

2020年02月12日 | アート・文化
3年前、日本初公開となったニューヨークの写真家ソール・ライター。再び個展が開かれました。しかも3年と言う短期間で。それほど人気があったと言う事ですね。

縦長の写真を見た時、「これは歌川広重だ」と思いました。
風景の大胆な切り取り、手前のオブジェをクローズアップして遠景を撮影する手法もあります。
色使いもビビッドで、この派手さは浮世絵に通じるかも。


また、雨や雪景色の叙情豊かなウェット感。高温多湿な日本の情景に合うと思います。

彼の描いた絵も展示しています。ナビ派のピエール・ボナールによく似ています。
ボナールと言えば「日本かぶれのナビ」として有名です。


そういうわけで、日本でもブレイクしたのかもしれません。
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白髪一雄 at 東京オペラシティアートギャラリー

2020年02月08日 | アート・文化
前衛芸術の最先端ともいえる人。
後年、比叡山延暦寺で修業して仏門に入ります。密教ですからね。いやパンクだわ。この人。


国立西洋美術館の常設展示の最後のコーナーで展示してある氏の作品に衝撃を受けました。「フット・ペインティング」と言う手法に。
あの絵の具の盛り上がり方に爆発的なエナジーを感じます。まるでゴッホの様(言い過ぎかな?)。

フット・ペインティング:床に広げたキャンバスに絵の具を垂らし、天井から吊るしたロープを両手で掴んで、素足で描きます。足が筆替わり。
奥さんが特大絵の具を切り裂いて渡し、スプーンですくってフット・ペインティングを行うと言う、夫婦二人三脚で作り上げる作品。
パンクは孤高の存在、とイメージしますが、微妙に違うところがパンクとアートの差かな?
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Two ways towards at A/D Gallery in 六本木ヒルズ

2020年02月05日 | アート・文化
森美術館で開催している「未来と芸術展」を観に行きました。しかし、案の定、爆睡してしまいました(笑)ワケワカメ。
3階にある現代アート物販店の脇にはギャラリーがりあます。そこで「Two ways towards...」と言う2人展が開催しています。
立体作家・吉田朗と平面作家・いしかわかずはるの2人展です。
こちらの方が印象に残りました。

まずは、吉田朗から。犬だるま、可愛いです。しかし、体のの文様に髑髏が描いてある等、不気味です。それは、下記の作者の言葉から分かりました。

「犬張り子」と「だるま」のふたつのシリーズ作品を制作しています。どちらも現代日本を形づくる日米の関係をモチーフにしています。(吉田 朗)


続いては平面作家・いしかわかずはる。
キャンバスに糸を貼り付けて、一筆書きの様に制作しています。
子どもをモチーフにしています。

私のすぐそばにある小さな平和を描きました。
小さく生まれた我が子が上手に鉛筆を持つまでのダイジェスト公開日記のような作品群です。(いしかわかずはる)
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ブダペスト展 at 国立新美術館

2020年02月01日 | アート・文化
まず、この企画展を見て感動された方、これから楽しみにされている方へ。
以下の文章は私のボヤキですので、無視してください(笑)

私は美術館内で居眠りすることが大好きです。休憩所の椅子に座って。鑑賞する前に昼食を摂るからなおさら気持ちが良いです。

それが、去年の後半から困ったことになりました。
印象派以前の絵を見ると、睡魔が襲ってくることです。立っていながら眠くなると言う、鑑賞どころではなくなります。

ところが、印象派以降の絵を見ると、とたんに目が覚めます。
写実的・具象的な絵に対し不感症になって来たのか、年取ったせいなのか?
岡本太郎が言った「芸術は爆発だ!」の意味が何となく分かってきたような・・・

ブダペスト展がどのような物なのか?私にとってそれは「印象派以降は見れた。それ以前は二度寝してしまった」と。
印象派以前の作品でも素晴らしいものが展示しています。クラー・ナハ、エル・グレコとか。でも、そうなってしまったのです。
 

居眠りした後は頭がスッキリするので、楽しく鑑賞できる、と言うのも事実です。
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