数学が得意な方に、その魅力を尋ねると「優れた数式は美しい」と仰ることが多いのです。確かに、ピシッと答えのでる公式や理論というものは美的なものであろうと思います。それを楽しく解けさえすればですが…。
さて、そんな数学の世界で未だに、そして永遠に答えの完結しないものとして有名なのが円周率=πです。ゆとり教育時代にはπ=3という暴挙とも言うべきものに成り果てかけましたが、通常はπ=3.14での計算となることはご存知の通りです。しかし実際にはπ=3.1415926…と延々と続く数値が並びます。スーパーコンピューターで計算すると何兆、何京桁という途方もないものになるらしいのですが、そんなもの想像すらしたくありません。
せめてもう少し楽しく円周率に親しめないものか…と思っていたら、世の中にはすごい人がいたもので、なんと円周率の数値を音符に置き換えて作曲してしまった人がいました!0から9までの全ての数字に、1をA(ラ)の音として順番に音符を充てて演奏されたこの曲は、かなりのところの桁まで音楽で再現しているのです。
この曲のミソは、0と7のところにG(ソ)ではなくG#(ソ#)を充てていることです。これによって属和音の形成が可能となってうまい具合に主和音や下属和音に自在に転調ができるので、ただ音が羅列しているだけのものではなくきちんとしたメロディラインを成立させることが出来ます。実によく考えられているのです。
はじめにこの曲をフェイスブックで知った時には、あまりの突拍子の無さに仰け反りました。それと同時に、非常に美しい旋律線に感動すら覚えました。「優れた数式は美しい」という意味が、ちょっとだけ理解できるような気がします。
先ずは動画を御覧になってみて下さい。そしてリンクページでは、なんとこの曲の楽譜をダウンロードできるようになっていますので、もし腕に覚えのある方がいらしたら挑戦してみては如何でしょうか。
Song from π! (with Sheet Music/HQ Download)
さて、そんな数学の世界で未だに、そして永遠に答えの完結しないものとして有名なのが円周率=πです。ゆとり教育時代にはπ=3という暴挙とも言うべきものに成り果てかけましたが、通常はπ=3.14での計算となることはご存知の通りです。しかし実際にはπ=3.1415926…と延々と続く数値が並びます。スーパーコンピューターで計算すると何兆、何京桁という途方もないものになるらしいのですが、そんなもの想像すらしたくありません。
せめてもう少し楽しく円周率に親しめないものか…と思っていたら、世の中にはすごい人がいたもので、なんと円周率の数値を音符に置き換えて作曲してしまった人がいました!0から9までの全ての数字に、1をA(ラ)の音として順番に音符を充てて演奏されたこの曲は、かなりのところの桁まで音楽で再現しているのです。
この曲のミソは、0と7のところにG(ソ)ではなくG#(ソ#)を充てていることです。これによって属和音の形成が可能となってうまい具合に主和音や下属和音に自在に転調ができるので、ただ音が羅列しているだけのものではなくきちんとしたメロディラインを成立させることが出来ます。実によく考えられているのです。
はじめにこの曲をフェイスブックで知った時には、あまりの突拍子の無さに仰け反りました。それと同時に、非常に美しい旋律線に感動すら覚えました。「優れた数式は美しい」という意味が、ちょっとだけ理解できるような気がします。
先ずは動画を御覧になってみて下さい。そしてリンクページでは、なんとこの曲の楽譜をダウンロードできるようになっていますので、もし腕に覚えのある方がいらしたら挑戦してみては如何でしょうか。
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